#08 青春の小説



逆光三部作(?)の今回はメガネです。眼鏡っ娘にも滅法弱いHoffmannです(^^;)

優美、今日はなにを読んでるの?

ピエール・マッコルランの「女騎士エルザ」です

ああ、戦前・戦後の時期によく読まれたフランスの作家だね

ええ、これも昭和11年に第一書房から出た「フランス現代小説」のうちの1冊ですね

うん、たしか巻末に全10巻の広告があるだろう? どれどれ・・・モンテルランの「闘牛士」、ウージェーヌ・ダビの「北ホテル」、ドリュ・ラ・ロシェルの「女たちに覆はれた男」、それにラモン・フェルナンデス、ジャック・シャルドンヌ・・・うわぁ

いまではほとんど読まれなくなってしまった作家ばかりですね。Hoffmannさんは何冊かお持ちですけれど

忘れられてしまうには惜しい作品だと思わない?

なんと言ったらいいのか・・・青春の小説ですね

「青春の」?

はい、うまく言えないんですけど、読む側が、小説というもの、とりわけ海外の小説に対してま
だ不慣れで、とまどいながら、未知のものにあこがれながら読んでいた、そんな時代に読まれ
るのにふさわしい小説なのではないでしょうか?

日本の読者たちがまだ小説の読み手として若かった、と?

一世を風靡するものって、受け取る側にちょっと背伸びをさせて、それがまた快感であるよう
な、そんな魅力があると思うんですよ。

背伸びして?





ひとを動かすものって、ひとことで言って「憧れ」の思いじゃないでしょうか・・・


上の写真はかなり気に入ってます(*^ ^*)
ちなみにいま、気がついたんですが、手に開いている本はマッコルランではありません。「女騎士エルザ」はgallery#06で開いている本でした(^^;)