#17 「愛妾の旅」


違いは・・・☆pika(-_-)



Hoffmannさん、この本、見てください

うん? ミシェル・ヴォケールの「愛書趣味」か。表題どおり、フランスの歴史上の稀覯書を紹介した本だね。いかにも愛書家垂涎のタイトルが並んでいるけれど・・・ちょっと手を出せる値段じゃないだろうなあ

挿絵本、科学、児童本、歴史書といった分類でいろいろな本が紹介されているんですけれど・・・この旅行記のところ・・・

どれどれ・・・プッ(^^)・・・あははははは(^0^)ノ
なになに(笑)・・・デュペレ著「貝の旅」、デュモン・デュルヴィル著「天文観測儀の旅」、ヴァイアン著「歯鰹の旅」、それに「金星旅行」に「愛妾の旅」か・・・これはケッサクだ(笑)

(・_・;)金星に旅したひとなんかいませんよね、空想旅行記ですか?

まさか(^^)ジュール・ヴェルヌの小説じゃあるまいし(笑)
これだけ珍妙なタイトルを列挙した後に、「これらは稀覯本として今日ではもう入手できない・・・」なんて大まじめに書かれているからよけいに可笑しいね・・・えーと、巻末に人名、書名の索引がある、これによると・・・
「貝の旅」は“Voyage de la Coquille”、「天文観測儀の旅」は“Voyage de l'Astrolabe”、「歯鰹の旅」は“Voyage de la Bonite”、「金星」は“Venus”、「愛妾」は“Favorite”だ



はあ・・・?(・o・)

これはたぶん・・・いや、間違いないと思うけど、船の名前だろう・・・「コキーユ号航海記」、「アストロラーブ号航海記」・・・ってわけさ(^^)

まあ・・・翻訳者にはわからなかったのでしょうか(^^;)
「訳者あとがき」には、「ちなみに、原本には書物の記述にも人名の表記にも疎密がある。それは作者の関心の度合いを示すものとしてそのまま邦語に移した」なんて書いてありますけど

そういう問題じゃないよね。「ファヴォリト号」をわざわざ「愛妾」なんて(おそらく悩んで、苦しまぎれに)訳しているところを見ると、わからなくって、自信がなくて、「あとがき」で予防線を張っておきたくなったんじゃないかな(笑)それにしても、訳者もさることながら、編集者、出版社の良識を疑いたくなるね、校正しててなんとも思わなかったのかな

・・・私、天文観測儀がトコトコ歩いて旅しているところを想像しちゃいましたよ(^^;)

愛しいお妾さんとの旅行記も、なんだか楽しそうだよね(^^)