#22 永遠の救済




Hoffmannさんはモーツァルトのレクイエムがお好きですよね?

モーツァルトの真髄はオペラにあり、と思っているけれど、レクイエムはやはり別格だね。絶筆となった作品ということを抜きにしても、晩年の傑作だ

灰色の服の男の伝説って、有名ですよね。映画「アマデウス」でもこの伝説を取り入れるかたちでレクイエム作曲の過程が描かれていましたね.。サリエリが作曲の依頼をしたことになっていましたけど・・・

伝説をうまく利用していたね。
もともとこの作品は、フランツ・フォン・ヴァルゼック=シュトゥパハ伯爵という、一流作曲家の作品を自作と称して演奏することを趣味とする貴族から、「灰色の服に身を包んだやせた男」を通じて、匿名で依頼されたんだ。
モーツァルトはあたかも自分の葬儀のための音楽を作曲するような不吉な予感にかられながら、作曲を進めたと言われている。これが有名な伝説なわけだけど、自らの死を予感して作曲したというのはともかく、以前はずいぶんオカルト的な尾ひれまでがついてしまっていたようだね。
たしかにその予感は半ば的中し、作品が半分も完成しないうちに、モーツァルトの寿命は尽きてしまった







それでモーツァルトの死後、弟子が完成させたんですね?



dialogue#10に続く(もちろんここで読むのを・・・以下略)