#42 気のいいテオ ― あるいは毛虱隊長の死


今回、長編です(^^;



ただいま〜

おかえりなさい

うん? それは・・・テオフィル・ゴーチエ(ゴーティエ)の短編集だね

はい。「気のいいテオ」の短編集です(^^)

(笑)優美、よく調べたね。ゴーチエの小説はどうだった?

思ったよりも軽めの、ファンタジー風の小説ですね

いわゆる幻想文学というよりも、わりあい無邪気な幻想風コントだよね

これはこれで魅力的ですけど・・・

いや、べつに軽視しているわけじゃないよ





でも、むしろゴーチエといえば親友だった狂詩人ジェラール・ド・ネルヴァルを思い出さないではいられない

ネルヴァルは大好きです

ほんの100年ほど以前にはゴーチエが大作家として揺るぎのない地位にあったのに対し、ネルヴァルはその才能のない僚友にすぎなかった。
ところが20世紀になって、アンドレ・ブルトンが「シュルレアリスム宣言」で先駆者としてネルヴァルの名前をあげ、さらにチボーデの「大革命以後の文学史」が発表されるに至って、すっかり評価が逆転してしまったんだな。ネルヴァルの作品を自由に読むことができるいま、この評価の逆転は当然と言わざるを得ない

Hoffmannさんもネルヴァルには特別な思い入れがあるのですね

まあ、ネルヴァルのことはおいといて・・・ゴーチエの幻想譚もなかなか読ませどころを心得た、魅力的な小説だね





dialogue#23に続く