#52 謎が謎呼ぶ殺人事件 ― あるいは120年後の謎とき


今回、写真たくさんです(^^;



Hoffmannさんは短編小説よりも長編小説の方がお好きなのですね

小説は長ければ長いほどいい(^^ )面白い小説ならいつまででも読んでいたいよ。それに、長編小説の方が読み終えた後の充足感もいっそう大きい

それで私もドストエフスキーを読んでみたんです。まずは有名な「罪と罰」を読みました

大学生ラスコーリニコフが金貸しの老婆を斧で殺害して、しかし聖娼婦ソーニャと知り合い、良心の呵責に悩んで自首する・・・だれでも知っている有名なストーリーだね





ラスコーリニコフやソーニャのほかにも、とても個性的な登場人物がいますね。酔っぱらいの失職官吏マルメラードフやペンキ屋ミコールカ・・・とりわけ哲学談議のスヴィドリガイロフが謎に満ちた不思議な人物ですね

「罪と罰」に関してはロシア文学者の江川卓(「たく」と読むんだけど、どこかで聞いたような名前だね)によるすばらしい研究がある。これを読むと、もう一度「罪と罰」を読み返したくなるよ

なんという本ですか?

「謎とき『罪と罰』」という本だ。これは、ちょっとそんじょそこらの作品論とは違う、これまでの数々の翻訳は、ドストエフスキーがこの作品で意図したものを、じつはなにひとつ理解していなかったんだということがわかる本だ。しかも、これ以上にないくらい、文章はわかりやすい

「謎とき・・・」ですか? おもしろそうですね(^^ )







dialogue#29に続く