#54  当たるが勝ち ― あるいは論争の時代




Hoffmannさんのオーディオ雑誌をめくっていましたら、評論家同士の論争が掲載されていたんですよ。それで、前の号、次の号と調べてみたのですが、お互い一歩も譲らず、でも、いつの間にか立ち消えてしまっていました

ああ、「オーディオ○○論」とかいうやつだね。ひととおり読んでみたけど、えらい抽象的で、結局仮定としての理論になんて名前を付けるかだけの話じゃないのかな



このオーディオ雑誌ではずっと以前にも(これはもう当のおふたりは故人になっちゃったけど)何かと論争になって、ときには読者をも巻き込んで大論争に発展したことがあった。いまじゃこの雑誌に限らないけれど、論争なんて流行らないというか、読者もあまり関心がないみたいだね。
まあ、読んでみると争点が抽象的で、理論は無意味に高踏的、その実中身がないんだからしかたがない(^^;


たしかに読んでいてもなにを言っているのかわかりませんでした(笑)

昔の論争はもっと単純で、AとBどちらがいいかとか、音楽雑誌なら演奏家の誰々はいいとかだめだとか、そんなものだった。それが結構長期間にわたって紙面をにぎわせたんだよね。もちろんそんなの、いまでは誰もやらないけど、争点なんていっそ単純な方が読者も参加しやすい(笑)「おれにもひとこと言わせろ」ってね(^^)

それはそれで幼稚だと思いますけど・・・(^^;

だから誰もやらないのさ(笑)ただ、いまでも継続的な読者獲得の営業政策として散発的に仕掛けられるんだろう。とはいえ、オーディオ関連、音楽関連雑誌の論争なんて、今も昔も幼稚といえば幼稚だから、参加する読者も幼稚な読者だ、そんな読者でも発言できるようにするためには、争点を「いいか、悪いか」式の単純なものにしなければだめなんだと思うね(^^;





dialogue#30に続く