#60 サバトの夜 ― あるいは中世人の想像力


今回、ちょっと過激に迫ります・・・って、なにをいまさら(^^;



魔女といえば、Witch(ウィッチ)という呼び名が一般的ですね

古語はWycche、語源はWise ones、すなわちWise people、「秘儀に通じる者」という意味だね

必ずしも悪魔と結託した者ではないのですね

悪魔との関係からWitchの定義を絞り込んだのは18世紀イギリスのW.ウェストだな。
いまでも、フランス語ならSorcier(ソルシェール)、ドイツ語ならHexen(ヘクセン)・・・Sorcierとは「運不運を告げる者」、だから、魔女というのはもともと予言などを行う秘儀に通じた超能力者、古代社会における巫女のような存在だったわけだ

それでは、黒魔術ではなくて白魔術ですね

優美、よく知ってるね( ^^)/(^^*)
古代の女族長社会・共同体における巫女の役割といえば、ひとの悩みや病を癒し、豊作や大漁といった豊穣信仰と結びついたものだよね



予言というと、シェイクスピアの「マクベス」に登場する3人の魔女を思い出してしまいますね

ぐつぐつ煮立った瓶という小道具に、「きれいは汚い、汚いはきれい・・・」という呪文だね。でも、ここでは、本来魔女というものが持つイメージが、すでにかなり変質している。
冒頭の魔女たちの台詞を深読みするひともいるけれど、シェイクスピアの宗教感覚は、悪魔信仰に関する点ではとるにたらないものだというひともいるよ。じっさい、ジェームズ一世あたりの影響以上のものは見られないそうだ。

とはいえ、このあたりから魔女が不気味にして恐ろしいものという存在感を持ち始めたとは言えるだろうね






dialogue#32に続く