#63 「理髪師の唄」




ただいま〜

おかえりなさい(^^ )あら・・・Hoffmannさん、さっぱりしましたね〜

三発、逝ってきたからね

散髪でしょう(^^;)びよういんで頭を・・・(*^o^)σ)~0~)/プニッ♪

「美容院で頭」と言ってくれ(笑)



これはこれメリディアン・ストリートの
理髪師カルウセルの物語。
鋏や櫛や剃刀の、さても見事な腕前に
その名は国中の大評判。

・・・その詩はなんですか?

オーブリー・ビアズレーの「理髪師の唄」だよ

ビアズレーって、オスカー・ワイルドの「サロメ」の挿絵で有名な画家ですね

結核のためにわずか25歳で亡くなった、世紀末を代表する画家だな(「世紀末」と言うとき、「19」って付けた方がいいのかな)。
その作品にはアール・ヌーヴォーを介しての、日本の浮世絵の影響も見られて、ビアズレーは日本とは縁が深い画家といっていいよね。逆に、日本の白樺派の文学者をはじめ、数多くの画家たちに与えた影響にもはかりしれないものがある

流麗な線による、中間色のない白と黒のコントラストによる版画的な手法ですね

それに植物などを配した装飾模様だね(^^ )
ひとつだけ例をあげると、中公文庫の谷崎潤一郎「人魚の嘆き・魔術師」を見てごらん。水島爾保布の挿絵なんだけど、ビアズレーの影響はひと目見てわかるよ


最近の本でビアズレーのイラストが表紙を飾っているもの


左はビアズレー挿画によるポープの「髪盗み」のドイツ語版。
右はRobert Hichensの小説“The Green Carnation”。このなかでHichensはビアズレーの大胆な省略法による画を揶揄している。






dialogue#35に続く