monologue 2014.01

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2004.12




2014.01.02 thurs

今年は午年でしたね。午(馬)といえば先史時代から牛とともに洞窟壁画に描かれていたわけですが、これはもちろん野生の馬。馬が人間に飼い慣らされるようになったのは氷河時代の画家たちが腕を振るってから数千年を経た後のこと。どうも中央アジアあたりではじまったようで、やがて騎馬民族が地中海沿岸に進出(侵略かな?)、地中海世界の諸民族はこれを見て半人半獣の、ケンタウロスみたいな奇怪な生物だと思ったらしい。ちなみにアメリカ先住民がスペインからやって来た侵略者に対して抱いた恐怖というのも、こうした連想につながっているみたいです。もっともケンタウロスは古代ギリシアからimageされていたもので、もともとは人間の内面の葛藤をあらわしたものなんですね。だから馬と騎手の関係は、本能的衝動の源であるエス(イド)と自我の関係に喩えられたりします。



馬が死者の国と結びつけられるのは、よくある夢魔をテーマにした西洋絵画で馬の頭部が描き込まれることからもわかりますよね。一方でポジティヴなimageとしては、じつはこちらの方が古くて、馬がアポロンの乗る戦車を引いているのは、俊足や跳躍から太陽のシンボルとされていたからで、その延長に有翼の神馬、ペガサスがいるわけです。映画「タイタンの戦い」でも知られている、ペルセウスがメドゥーサの首をチョン切るあの話ですけどね、ペガサスって、そのメドゥーサの傷から生まれ出たとされているんですよね。そのペガサスを乗りこなしてキマイラを退治したのは英雄ベレロポン。



ニューコン○ーフっちゅうもんがありますが、あれはご存知のとおり馬の肉で造られています。でもむかーし、缶詰に原材料なんか表示しなくてもよかった頃には、みんな牛肉だと思って食っていたんですよね。しかも缶には牛の絵まで描いてあったんだそうで。ところが時が経つと消費者に関わる法律も整備されてきて、牛肉じゃないんだから牛の絵はダメ、原材料も表示しなさいってことになった。するってえとメーカーもさるもの、「うま肉使用」と書いた。そうスっと、いつの時代もそそっかしいやつはいるもんで、「うま肉」とは「美味い肉」のことかと勘違いする手合いも少なからず。やがて、誤解を招くような表示の仕方もダメよってことになり、「馬肉使用」っちゅう表示の現在に至っているわけですね。



ちなみにヴァイオリンの弓に張ってあるのは、これ、馬のシッポの毛ですね。







2014.01.01 wed



あけましておめでとうございます。

おめでとうございます(^o^*

おめでとうございますっヾ(^∇^*

たいへんご無沙汰しまして申し訳ございません。ボチボチ更新していく予定です。


「あけましておめでとうございます」

画像は往年の「土ワイ」、すなわち土曜ワイド劇場の天知茂による明智小五郎の江戸川乱歩シリーズから、その第17回「天国と地獄の美女 江戸川乱歩の『パノラマ島奇談』」の冒頭をキャプチャ。お正月番組だったんだねえ。ちなみにこの回は数あるシリーズ作品のなかでも一、二を争う駄作(笑)

 

観るべきものがあるとすれば、1960年代の東宝特撮映画で妖艶な魅力を振りまいた水野久美がご出演されていることくらいかな。さらに、同じく「パノラマ島奇談」を原作としている石井輝男監督の「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」(1969・東映)のキャストにも名を連ねていた小池朝雄が、ここでもあちらでも、アクの強い小悪党を演じているあたり、見どころといえるかも。「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」(1969・東映)についてはmonologue 2009.01.13をご参照ください。



もうひとつ、出演者としてクレジットされているこのカラス。これは米AIPのエドガー・アラン・ポオのシリーズ、大蔵貢による邦題「忍者と悪女」で有名な“The Raven”(1963・米)の影響かな。ロジャー・コーマン監督による同作品については、monologue 2007.09.06を参照してチョンマゲ。