monologue 2005.10〜2005.12

2005.01〜03 2005.04〜06 2005.07〜09

2004.12




2005.12.31 sat

あれよあれという間に時は過ぎゆく・・・。

あれよ(^^;あれよ(^^*♪



ご来訪頂いております皆様、本年はどうもありがとうございました。

来年もこれまで同様によろしくお願いいたします<(_ _)>
m(_ _)mお願いいたします〜




2005.12.30 fri

2005年もあとわずか。

人間、誰しも10代くらいの頃には漠然とでも、自分は将来他人には真似のできないなにごとか成し遂げるであろう・成し遂げるつもりだ、と己を(過大)評価しているものだと思います。そのくらいの思い上がりがなくてはそのときどきの失敗や不安に押しつぶされちゃいますから、ある意味、自己防衛のための本能みたいなもんでしょう。

まあ、Hoffmannは今年もなんにも成し遂げなかったけどね(^^;それが現実・・・

大過なくすごせたならよかったじゃないですか・・・っていうのはお好きじゃないんですね

マイナスがないだけじゃ満足できん、どんなことでもいいから、プラスの要素がなければね

なにか、いいことはなかったんですか?

あるよ。このhomepageが続いているのだって、いいことさ(*^^)
(^^*)♪




2005.12.29 thurs

休みに入ったことだし、先日bbsでちょいと話題にのぼった“Tristan und Isolde”の新録音のCDを買ってこようと思ったんですけどね・・・。

それが6セットもお求めになってきて、1936年とか1949年の録音と古いものばかり、いちばん新しいものが1969年と・・・新録音はどうなったんですか〜?(*^o^)σ)~0~)/プニッ♪

ここ数年、世界的にclassicの新譜CDが売れないそうなんですが、売れないからこうした古い録音が復刻されるのか、それとも古い貴重な録音が復刻されるから新譜が売れないのか・・・。

原因はこんなところでしょうかρ(^^;

・レコード会社の企画力に問題がありますぅ〜
・なにしろ一部artistのギャラが異常に高すぎますわ・・・
・そのくせ現代のartistって、ムカシのartistに比べて実力もなけりゃ魅力にも乏しいんですなー
・なにせ買い手が消費者ですから・・・能動的なListenerじゃないので、いいものを作れば売れるってもんじゃないのよ
・いいものもあるけど、そういうのはたくさんは売れないのっ

・だから大企業はダメ、マイナーレーベルがいいものを作る・・・よって数は出ないわけっすね

まあ、CDに復刻される演奏というものは、もっとも古いものでほぼ100年の時が経過しているわけで、それだけの歴史を生き抜いてきているんだよ。そう考えたら、現代においても、きのうきょう生まれた小僧の演奏なんぞよりも、よほど聴き手の胸に迫るものを持っていたとしたって当然さ

すでに古典、というわけですね

そうそう、本だっていまどきのベストセラーなんてくだらないものばかりじゃないか。あんなの来年の今頃は・・・どころか、3日たったらだれも読みゃしないだろう。古典は数百年、千年を超えて生き延びてきたものばかりなんだよ




2005.12.28 wed

仕事も今日まで。

朝夕は冷えますが、日中はいいお天気が続きますね。

先日、ホームレスのおじさんと仲よくなって、しばし歓談したんですが、今日は公園で野良猫を腹にのせていたら、「絵を描いたり俳句を詠んだりして各地を放浪している」というおじさんに話しかけられて、ベンチで30分ほど・・・。


Hoffmannさん、仕事中になにやってるんですか〜(^o^;




2005.12.25 sun

あんまり寒いので(?)チャイコフスキーの交響曲第1番「冬の日の幻想」など聴いておりました。
若ガキ・・・もとい、若書きというものは、とにかくありったけの材料・要素を全部放り込まれているのが特徴ですね。文章の推敲なんかだと、付け足すよりも削る方がたいていいい結果を生みますが、そこまでいっていない。「あれもこれも」と持てる限りのアイデアをすべて使い切ろうとしているのが、じつに微笑ましいですね。

このhomepageみたいですね(^o^*あれもこれも




2005.12.24 sat

ここ数日、Denmarkのメーカー、ただし日本国内規格で開発された小型スピーカーで聴いていました。さすがに歴史あるアナログカートリッジ・メーカーのブランドを冠するだけのことはあって、音のまとめ方はうまいもの。先鋭的な音ではなく、昔懐かしいような中庸を行く音造りがかえってほっとするような安心感につながります。それでいて、サイズを超えた音が聴ける、その鳴りの良さはやはり現代のスピーカーですね。これ、結構よく売れたみたいで、その後サイズを一回り大きくしたモデルも発売になり、そちらも聴いてみたことがあるんですが、よくないんですね。このいちばん小型のモデルが特別だったのでしょう。

〜♪

これで十分じゃないですか!ヾ(^^*

そう思う? でもさ・・・サイズではたいして違わないBritishのK社のスピーカーにつなぎかえてみようか・・・

〜♪♪

・・・あらま(・・;(^^*こらま♪




2005.12.23 fri



Harry ClarkeによるEdgar Allan Poeの作品のための挿画です。

これは「黄金虫」ですね

てきとーに撮った写真でスマン(^^A;

Harrapから刊行された“Tales of Mystery and Imagination by Edgar Allan Poe ; illustrated by Harry Clarke”は、2nd editionを持っています。これには1st editionには収録されていないカラーの挿画も含まれているんですね。さすがにこの本のページを切り取るわけにはいかず、某画集から切り取ったものを額に入れてあります。以前、広い家に住んでいたときには4点廊下に並べて掛けてあったんですが、いま掛ける場所もなくて、長らくしまわれていたのです。




これは「ヴァルドマアル氏の病症の真相」。右上の人影の効果!

Hoffmannさんは以上の2点がいちばんお好きなんですね


あとは「早すぎた埋葬」と「黒猫」です(^^*

もっと気に入っているのもあるんだけど、画集でページをまたがっていたりして、4点並べるのにバランスを考慮した結果の選択だね

私なら「沈黙」、「メエルシュトレムに呑まれて」あたりを選びますね

写真がいい加減なうえに縮小されておりますので、bbsでDieToteninselさんがご紹介くださった下記サイトでご鑑賞くださいρ(^^*

http://www.grandmasgraphics.com/clarke5.htm


さて、しまってあったものばかりを紹介するのもなんですから・・・以下にいま飾ってあるものから2点―



またしてもPoe! Gustave Doreの「大鴉」ですね

Doreの作品としてはさほどすぐれたものとも思わないんだけど、これは一度目にしたら忘れられないよね




もうひとつ―Hans Bellmerです。

# いやもうホントにいい加減な写真ですみません。気が向いたら撮り直す鴨(^_^;;




2005.12.22 thurs

老父がDVDプレーヤー購入以来、日々山ほどDVDを買い込んでいるんですが・・・「観るか? 観るなら貸すぞ」って、えらくマイナーな西部劇に戦争映画、ハリウッド黄金時代の古典的名画・・・

どうして親子でこうも趣味が異なるのか(^o^;


Hoffmannさんは西部劇はご覧にならないのですか? なにか、これまでに印象に残っているものとか・・・

印象に残っているの、あるよ。「三人の名付け親」とか(^^*赤ちゃんがカワイー




2005.12.21 wed

本日は優美が我が家へ来て三周年の記念日です。

更新間に合わず(-_-;スマン

お時間のあるときにお願いしますね(^^*



これからもよろしくね(*^^)(^^*)こちらこそ、お願いしますね♪

ご訪問いただいている皆様も、どうかよろしくお願いいたしますヾ(^^)(^^)ノ




2005.12.19 mon



ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団・合唱団、ソプラノはエディト・マティス、バリトンはヴォルフガンク・ブレンデルによるブラームスの「ドイツ語によるレクイエム」。左は最近発売されたDVD、1978年(日付のクレジットなし)オットー・ボイレン教会でのライヴ収録、右は既発売のCD(audite;95.492)で演奏者はまったく同じ、こちらは1978年9月29日ミュンヘンのヘラクレスザールでのライヴ収録です。CDのほうは先に入手していて「これこそ名演」と愛聴していたもの。


さて今回入手したDVD、まずことわっておかなければならないのは画質。ジャケットはあくまでカメラマン木之下晃による写真であって(しかもクーベリック晩年)、こんなに鮮明な映像が収録されていると勘違いしないように。



まあ、video収録を前提とした演奏会ではなかったのでしょう、照明その他制約も多かったものと思われ、ある程度は仕方がありません。それにしても、指揮者を右前方から捉えたとき、後方の客席がハレーションを起こしたようにギラついているのはなぜ・・・?


マティスもブレンデルも若いですね!

演奏はソリストも含めいてたいへんすぐれたものなんですが、上記のCDを持っていればあえてこのDVDは必要ないかもしれません。

ただ、このDVDにはどうしても観たいものが・・・(笑)

ほんと、演奏はすばらしいですね。なにも突飛なことはやっていないのですが・・・

真摯な音楽造りとはこうしたものかと思わせる、深い内容を感じさせる名演だね

ちょっと野性味と言いたいくらいのダイナミックな表現も・・・

ああ、同じクーベリックの指揮で、Orfeoから出ているベートーヴェンの「荘厳ミサ曲」にもそんな傾向があったね





2005.12.18 sun

いやはや、あまりにも偉大すぎる父親を持った息子はタイヘンですね。それでもいくつもの作品を完成させて発表したのは自信か度胸か、あるいは自己評価に関してやや鈍かったのか、はたまたやぶれかぶれのヤケクソなのか・・・そのへんが解明できるでしょうか。


たしかに偉大ですよね〜以後、あらゆる芸術はこのひとを無視できなくなってしまいましたからね

歴史上、文献が書かれた個人としては、キリストに次いで第二位だと言われている。ナポレオンより重要な人物ということになるぞ。そんな男の息子として生まれてしまったのは、はたして幸運なのか不運なのか・・・




Siegfried Wagner作品のCDですね

DieToteninselさんにはいろいろ教えていただいたよ

どうもありがとうございます(^o^*

とりあえずこういうのはあるうちに買っとかないと、と思って・・・


・・・で、いかが思われますか?

まだちょっとしか聴いていないんだけど・・・このひと、Richardの息子になんか生まれないで、もちろん大作曲家の作風なんか意識することもなく、ベルリンあたりで軽めの大衆オペラの作曲家として活動していたら、それなりの売れっ子になったんじゃなかろうかと・・・


とにかく、音楽を壮大にしようとして失敗する・・・という傾向があるようですね

音楽だけじゃない、テーマ(題材)についても同じことが言える。そうしてできあがった音楽は、そんなに悪くはないんだよなあ



横ちょにこんなのも並べてあったりして(^o^;

G.F.Malipieroの“I Capricci di Callot”とW.Braunfelsの“Prinzessin Brambilla”ですね




2005.12.17 sat

それでは、本日はHoffmannさんへのインタビューですよ〜(^^*

お手やわらかに・・・(^^;

まず、簡単に自己紹介をお願いします

なにをいまさら(笑)profileのページにあるだろう、「影をなくした男」、「聖なる酔っぱらい」、それに「特性のない男」だよ

それでははじめますよ・・・いま、いちばん欲しいものはなんですか?

七里靴

いまの意識のままで幼児に戻ることができたら、なにをなさいますか?

成長を止める

体得したい技はありますか?

必殺するめ固め

いまいちばん食べたいものは?

レーヌ・ペドーク亭の雷鳥のローストと蟠桃園の桃

とくに勉強してみたいことってありますか?

猫語

旅行に行きたいところはありますか?

ヴェーヌスベルク

時間旅行できるとしたらどの時代に行きますか?

第四間氷期・・・いや、冗談だ(笑)1828年5月26日午後4時過ぎのニュルンベルクにしよう

それはどうしてですか?

ちょっと会ってみたい人物がいるんだよ(笑)

ええと・・・乗ってみたい乗り物は?


ノーチラス号

買い物をなさるのにお気に入りのお店は?

角の骨董店

資金はいくらでも用意できるとして、ご自宅を新築するとしたら、どんな家になさいますか?

本宅にデ・ゼッサントのフォントネエの家、別宅にガムユーシュの城

住んでみたい場所は?

パノラマ島

生まれ変わるとしたらこんな人間になってみたい、という希望はありますか? 男性・女性それぞれ挙げてください

セラフィトスとセラフィタ

では、私とともに生まれ変わるとしたら・・・?

優美と双子の兄妹になりたいな(*^^)
(^^*)♪



こうしてみると、一年じゅう同じことばかり喋っているのがバレバレですな〜(^o^;(^o^*ですな〜

* * * * * * * * *

(ボツネタ)

いわゆる知・情・意のうち、もっとも上位におかれるべきものはなんだと思いますか?

えっ、騎上位? それなら女性上位だろう・・・





2005.12.16 fri

某板から勝手に引用―

嫌な気分ですが、生善説を信じたいのですが、最近の社会現象をつらつら思いますに生悪説を考えていないと、酷い目二会う時が多いのは確かです。自分の主義は、あくまでも生善説なのですが毎日の報道を見ておりますと、毎日のようにある殺人事件、然も最近の傾向として幼児殺害(特に女児に殺害事件)じけんがおおいですね。耐震偽装なんて、悪く行けば大量殺人に発展する可能性が高いと言わねばなりません。恐ろしい企てと言わざるヲ得ないでしょう。残念ですが生悪説を説かねばなりません。真意とは夥しくかけ離れますが、仕方がありません。

これ読んで笑っちゃったんですけどね・・・おびただしい誤変換(?)とひじょうに個性的な日本語はともかくとしても、なんとも単純にして幼稚な発想ですね。そんなの、ひとそれぞれでしょう。全世界の人間をひとくくりにして定義しなければならない理由が分かりません。なにかの強迫観念でしょうか。だいたい、ごくフツーのひとりの人間だって、いいところもあれば悪いところもあるもんです。

「じけんがおおい」から人間の本性は悪である(「生まれながらに悪」のつもり?)・・・という説を「説かねばなりません」、「夥しくかけ離れる」(?)って・・・(^_^;

サルトルが聞いたら「ちょっとそこに座りなさい(-_-#」って、小一時間説教くらうだろうな(笑)アンタの本性も(生まれながらに?)悪なの?って訊きたいな。でもこういうことを言うひとは自分のことだけは想定外なんだよね(^_^;

Hoffmannさんは「人間の人格は統一的に一貫したものではない」とおっしゃりたいのですね

ちょっとした善人もいれば極端な悪人もいる、ほとんどのひとは聖者にも犯罪者にもならない程度に、両方の要素を多少とも持っているよ。「性善説」とか「性悪説」とか・・・こんな短絡的な定義付けができるほど、世界も人間も一貫したものではないよ。むしろこういった極端にして単純な二元論って、狂信に近い危険な臭いを感じるね




2005.12.15 thurs

音楽家にはベートーヴェン演奏を得意とするひともいれば、ドビュッシー演奏にとりわけ秀でているひともいますよね。演奏家というのは作品が異なればまた違ったアプローチで演奏に臨むものだと思いますが、それでも、やはり自分の「匂い」は自ずからその演奏ににじみ出てしまうものなんですね。それが「個性」というものなんでしょう。

カラヤンという指揮者は、どんな作品でも―フランスの近代音楽でもドイツの古典派音楽でも―それぞれに対して適応の幅が広かった、とも言えますが、逆にどれにも完全に適応することはできなかった、とも言えるような気がします。この音楽はカラヤンでなければ・・・という作品が思いつかないんですよ。

いま、Hoffmannの職場の人材育成は「どの部署の仕事でもできる」ように育てようという流れにあるんですが、これが過ぎると5段階評価のオール4がせいぜいという人材しか育たないんじゃないでしょうか。ある分野では2だけれど、得意な分野はダントツで5だぞっていう人材が淘汰されてしまうようなことがなければいいんですが。

ここでのレンズの話と似てますね。古いレンズの中心部は5で、周辺部は2か3。現代のレンズは中心も周辺も4と・・・

あるいは、条件が悪いとぜんぜんダメだけど、特定の条件ではすばらしい描写を見せる古いレンズとか・・・




2005.12.14 wed

某掲示板に「タバコは百害あって一利なし、タバコによる肺ガンは地獄」などとヒステリックになっている女(?)がいるんだけど、どんなガンだって最後は骨に転移してモルヒネも効かない状態になって同じことなんだけどね。じっさいにガンで亡くなったひとやその親族に失礼じゃないのか?

タバコと自衛隊と政治家というのは、どんなに不作法に、どんなに非礼に悪口を言っても我が身は安全という点では代表格なんですよね

そのなかでもタバコに関して口汚く罵っているやつら、盲目の正義感だから始末に負えないぞ。最近じゃタバコを喫うというだけで、その当人はポイ捨てなにが悪いと思ってるんだろうと罵られる、と怒ってるひとがいたよ

絶対に悪口を言えないのは・・・?

○○問題とか・・・TVなら化粧品関係はぜったいタブーなんだよね

化粧品なんて異物を直接皮膚に塗りたくってるわけなんですけどね(^^;ヒフにいいワケないですよ

よくぞ言った(笑)でも優美なら大丈夫だろうけど(^^*


ワタシはスッピンでいいですよ(^^*そういうキャラだし

これからは優美のことを「スッピン大魔神」と呼ぼう(*^o^)σ)~o~)/プニッ♪新しいパターン!

ところで、Hoffmannさんってタバコお喫いになるんでしたっけ?




2005.12.12 mon

鋭意作成中・・・というか、更新(準備)作業中(^-^;

・・・というか、ワタシとHoffmannさんが会話中(^-^*




2005.12.11 sun

このページは日記じゃないので、ヘーキで古い日付の記事を加筆・修正したりするんですよ。もちろん、更新記録にも明記されませんヾ( ̄▽ ̄)

ひらきなおりましたね〜(;^o^)σ)~0~)/プニッ♪

* * * * * * * * *

またまたaudio雑誌のハナシなんですけどね、よく「読者訪問」の記事ってあるじゃないですか。評論家が読者の家を訪問するやつ。で、その後読者は読者で、訪問した評論家は評論家で、原稿書いて記事になるわけなんですが、Hoffmannが最近読んだ雑誌では、訪問しているのが評論家じゃない、これはいいとして、こいつ、訪問された読者が書いた原稿読んでから自分の原稿書いてるんですよ。今回読んだものは、読者と訪問者の意見がまったく一致を見ない例なので、これはアンフェアじゃないでしょうか。Hoffmannが訪問される側だったら、こんな具合に訪問記事を書かれるのは絶対に嫌ですね。

訪問したひとも決して悪意のある文章を書いているわけではないんだけど、読み方によっては皮肉にも見えるんだな、これが。無意識かもしれないけど「オレは(音のことが)分かってるんだぞ」という驕りが透けて見えるんだよね

アンフェアと気がつかないところが「驕り」ですね




2005.12.10 sat



いまさらですが、この映画観ました。1974年松竹の「砂の器」、野村芳太郎監督、出演はタイガー田中・・・じゃなくて丹波哲郎、加藤剛、森田健作、緒形拳、加藤嘉ほか、音楽は芥川也寸志。



ある殺人事件から浮かびあがってくる天才音楽家の「宿命」がテーマです。



放浪する父子・・・(にかこつけて、四季折々の日本を描くのが映画の常套手段なわけですが)

私はこの右下の食事のシーンが大好きです



そして別れ・・・



・・・・・・

・・・・・・


国立療養所の老人は、成長した我が子の写真を見て・・・


「そ、そんなひと、知らねえ!」

もっとも胸を打つ場面ですね


細かいことを言えば、説明不足なところや飛躍・強引なつじつま合わせも多く、コンサート場面などはあらゆる点でリアリズムなど無視したかのよう、映画としては不出来ですね。でもちょっとした予備知識(ここでちょっとだけふれています)があれば、事件の背後にあるドラマは胸に迫るものがあります。もっとも、映画それ自体で自立・完結していないということはやはり完成度が低いということですね。ただしここで扱われている「病気」の描き方については、関係団体からの申し入れによって相当の制約があったと言われており、やむを得ないのかなとも思います。

ついでに言ってしまうと劇中演奏される、芥川也寸志による音楽は・・・これはちょっと「?」ですね。まあ、あまり現代音楽していては(映画の)観客にアピールできないでしょうから、仕方ないのかもしれませんが・・・もしもこの原作をリメイクするならば、音楽家の設定をクラシックの音楽家にはしない方がいいでしょう。そもそも、いまどきクラシックの作曲家・演奏家がそれほど世間的にも注目を集めるとは考えられません。

ちなみに主演格の丹波哲郎、森田健作の演技はまったくもって大雑把。というか、森田健作なんて演じているとは言えないだろう。加藤剛も眉間にしわを寄せているだけで、まるでその内面が表現されていない(-_-;

むしろ緒形拳と加藤嘉がすばらしいですね。前者の抑制気味の演技は、この映画のなかでほっとするような明るさを感じさせる貴重な清涼剤ですし、後者に至っては出番が少ないにもかかわらず、圧倒的な存在感ですよ

このDVDは、デジタル処理によって可能な限り公開時の映像を復元したとのこと。いかにもmovieといった雰囲気で、現代のTV映像がリバーサルフィルムを思わせるのに対して、ネガフィルムのような「ヤニっぽさ」が感じられて、これはこれでいいものだと思います。

それにしても、1974年なんてそんなに昔じゃないのに、日本もずいぶん変わったもんだなあ

地方の家並みとかですか?

いや、むしろ都会の方がね(・・;






2005.12.08 thurs

電車のなかで見た広告なんですけどね―

カレシの/元カノの/元カレを、/知っていますか。
エイズ検査は/あなたにも/必要です。


いやはや、男と女と言えばそれしかないんですかね(-_-;



・・・ま、それしかないんでせうね




2005.12.07 wed

クラシック音楽の女流演奏家は、音楽雑誌以外のメディアに登場すると、すべて「美人」と評されるのが常です。まあ、美醜の判断はひとそれぞれ、取材する側としての礼儀というものもあるでしょうけれど・・・某誌、いくらなんでも・・・ねえ(苦笑)かえって失礼なんじゃないかと(^_^;

そのひとの容貌はともかく、いちいち「美人」と紹介すること自体が失礼にあたるのではないですか?(-_-;モデルさんとかならともかく・・・

なるほどね、フェミニズムなんか関心がないけど、礼儀として「美人」と呼んでいるのであれば、それこそじつに旧支配者階級たるところの男性的な発想だと言わざるを得ないね


Hoffmannさんは女性にお世辞なんか言いますか?

お世辞・謙遜・自慢、すべて大嫌いだ。事実しか言わないよ。美人と言えなければ黙ってればいいのさ(笑)





2005.12.04 sun



1966年東宝=ATG、黒木和雄監督の「とべない沈黙」のDVDです。出演は加賀まりこ、長門裕之、小沢昭一、小松方正ほか。

かなーり以前に観て、もう一度観てみたいと思っていた映画なんですが・・・。



この映画は北海道でひとりの少年が蝶を捕らえるところからはじまります。九州以南にしか生息しないはずのナガサキアゲハのその幼虫が、長崎から萩、広島、京都、大阪から香港までを経て北海道へと至る道のりが描かれます。





映像はたいへん美しいのですが、ストーリーはなんとも観念的で、そもそも明快な解釈を受けつけるような映画ではありません。従って、監督はこの映画でいったいなにが言いたかったのか、という問いにこだわりすぎると消化不良を起こしますよ(笑)



その意味では、後半、まるで解釈のキーとなるような台詞や効果がちりばめられている(ように感じられる)のは、観ていてちょっと居心地が悪かったですね。


1960年代当時、日本を覆っていた影である「戦後」というものと、その戦後が終結しようとしている社会のコラージュであるように思えましたが・・・




2005.12.01 thurs

今年も残すところ1ヶ月となりましたね。やり残したことはありませんか?

Hoffmannさんはいかがですか?(^o^*

更新もしないと・・・撮影も。scanしてないfilmもまだまだ(-_-;;それに買っただけで読んでいない本や聴いていないレコード・CDもあるし・・・買い逃した本、まだ見つかっていないレコード、未入手のCD、欲しいオーディオ装置・・・買わなきゃならないカメラにレンズ♪(^o^*


ちょ、ちょっとHoffmannさん!(*-_-)σ)~0~)/プニッ♪




2005.11.29 tues



このところ体調悪く、帰ってきても寝るばかり・・・

scan待ちのフィルムが海のように山のように・・・ヾ(-_-;;上はホンの一部




2005.11.27 sun

audio雑誌などながめていろいろ物色中。

自慢じゃありませんが、Hoffmannはアンプもスピーカーも、shopで試聴してから買ったことはありません。よく購入前に愛聴盤を持っていって・・・なんていいますけれど、shopで聴いたってなにもわかりゃしませんよ。Hoffmannの経験では、shopで鳴らして鮮やかに聴こえたら、自宅の部屋では派手すぎて聴けたもんじゃありません。勘で買っちゃうのがいちばん間違いがないんです(^^;
イヤホント

では雑誌を参考にするのかというと、まあまあ参考にはなります。機器のスペックなんてろくすっぽ読みゃしませんが、評論屋の評価はわりあいちゃんと読みますね。

三浦○仁というひとが高く評価していたら、まずそれはHoffmann向きじゃありません。傳×幸というひとが「コンパクト」(製品についての物理的な意味ではなく音のこと)というキーワードを使っていたら、これはちょっと注目です。柳沢功△というひとが「陰影」とか「内面を描き出す」というキーワードを使っていたら、これはHoffmann向きかもしれません。この製品について、傳×幸が「あっさり」「おだやか」と言っていればいよいよ要注目。でもこれを三浦○仁が「私の好きな音」と言ってたら残念、御破算です(笑)


べつに三浦某がダメだというわけじゃないんですよね

そう(笑)相性というか、音の好みの問題だよ。ちなみに雑誌の記事はメーカーの広告料の手前、ホメることはあっても貶すことは絶対にないから行間を読まないといけない。でも、上に挙げたひとたちはまだしもこの「行間」―微妙な言い回しやニュアンス―がある方でね、ほかの多くの評論屋は判で押したように好意的としか受け取れない文章を書くからまるで参考にならん(^_^;





2005.11.26 sat

“musik halle”とドイツ語で言うといかにもなクラシックの音楽堂を想像しますが、英語にすると“music hall”・・・随分と印象が変わりますね(^^;




2005.11.25 fri



オッフェンバックのオペレッタ「ジェロルスタン大公妃」のDVDです。Les Musiciens du Louvre-Genovaによる2004年Paris-Chateletでの公演。先にCDが発売されていたんですが、やはりこうした作品は映像付きで鑑賞したいもの。これまでの例に漏れず、おそらく出るだろうとを待っていたDVDです(^o^*

意外と早かったですね〜(笑)

歌手はFelicity Lott、Yann Beuron、Francois Le Rouxほか、指揮はMarc Minkowski。すでに国内発売もある「美しきエレーヌ」でも共演していたメンバーです。




Yann Beuronは以前紹介した「地獄のオルフェ(天国と地獄)」にも出演していましたね。もっともこのひと、演技・歌唱ともに悪くはないんですが、ちょっと鼻歌交じりにあっさりこなしているようなところがあって(極端に言えば“手抜き”が感じ取れる)、あまり好きじゃありません。


Felicity Lottをはじめて聴いたのはDeliusの歌曲集だったんですが、当時はまさかこんな芸達者だとは知りませんでした(^^*



芸達者といえば、この3人も! みごとなほどの異貌ぶりですね(^^;


オーケストラ・ピットの軍楽隊に注目。鉄カブトならぬ鍋をかぶってますね(笑)



指揮のMinkowskiは、もはやその才能について疑いを挟む余地はありません。

日本語字幕はないけれどおすすめだよ(*^^)(^^*)愉しい舞台ですね〜




2005.11.24 thurs



モーツァルトの歌劇「魔笛」のDVDです。1983年Unitelの製作。Bayerischen Staatsoper、指揮はSawallisch、歌手はK.Moll、E.Gruberova、L.Popp、F.Araiza、W.Brendelほか。演出は悪名高い(笑)A.Everding・・・

どうして悪名高いんですか?

政治家と密着しててね、コネがあるというより自分から売り込んで(略)権謀術数(略々)・・・(-_-;まあ日本で言えばいつも痔民党にシッポ振ってる浅利K太みたいな(だから略〜;)

伏せ字になってませんよ〜(^o^;



それはさておき、「魔笛」といえばたわいもない、あるいは意味不明な(破綻した)物語・・・でもひょっとするとフリメーソンの教義による意味深な物語・・・と言われるオペラで、テクニックを要する歌(手)は「夜の女王」の2曲アリアだけなんですね。




その「夜の女王」を演じるのは日本でも人気の高いGruberovaですが、歌も演技もたいしたことはありません。この歌手が歌っているオペラのdiscを聴いても、どうしてこんなに人気があるのか・・・いや、悪くはないんですけどね、ちょっと過大評価気味じゃないでしょうか(^^;

ファンの方々に怒られますよ〜(^o^;

ちなみに日本では「グルベローヴァ」と表記されていますが、「グルベロヴァー」と発音するんではないんですかね。たまに「グルヴェローヴァ」なんて書いているひとがいますが、「ヴェートーヴェン(Beethoven)」と書くのと同様の間違いですね。なんでもかんでも「べ」を「ヴァ・ヴィ・ヴェ・・・」にすればいいってもんじゃありません。


ついでに言っとくとNHKのアナウンサーは絶対に「ヴェルディ」「ヴィヴァルディ」とは発音せずに、あえて強調気味に「ベルディ」「ビバルディ」と発音している。これは日本語にない発音はしないという規則に則っているらしいんだけど、さすが動脈硬化で耄碌した老朽化組織ならではの時代錯誤ぶりだね。それにその規則に従うなら「ディ」だってダメだよね。「ベルジ」「ビバルジ」と発音しなければならないことになる

またNHKですか(^o^;;



またまたそれはさておき(笑)このオペラのなかで、もっとも感動的な場面ですよ〜ヾ(^^*

この二重唱を称揚するのはいささかミーハーとは思うが・・・認めざるを得ないね(笑)



じつは、HoffmannはこのLucia Poppが大好きなんですよ(^^*すでに故人となりましたが、生前ナマで3回ほど聴いています。じつにチャーミングな女性だと思っています。

Hoffmannさんの好みって、よくわかりませんね〜(^o^;




2005.11.21 mon

ある女性の評論家が雑誌の取材を受けたとき―
「写真撮るの? ちょっとお化粧直してくるから待ってて」(1時間経過)「ワタシの写真は右側から撮って頂戴」「下から撮らないでよ。鼻の穴が写るから」「いま口が開いてたでしょ、その写真使わないでよ」「雑誌に載せる前にチェックさせてくれる?」

「センセイ、それではお話を・・・」

「女は見た目じゃありません」

伽婆苦羅嬢の「髪切り裁判」について―
担当した弁護士は「勝てるとは思わなかったが、女性の髪形などの美しさが客観的に評価された画期的な判決だ」と胸を張ったとか。

どー考えても、女性は見た目だと判断された「画期的な判決」なんじゃないか?(^0^*


今回の当事者のことは知りませんけれど、今後、狂言で損害賠償請求という蒙古斑が続出すると思いますよ(^_^;

それを言うなら模倣犯だろう(笑)

# 体調が悪いのでこんなのでお茶を濁してスマン(^^;;




2005.11.16 wed

今は昔、ある高名な研究者に「WagnerはBachの“Matthaeus Passion”をどう評価していたのか」と訊ねたところ、「資料がないのでわからない」と言われたんですが、Wagner夫人であるCosimaの日記(当時は未刊行)を読んでいたら言及箇所が見つかりました。これによると「神話が教義になっている」として、どうも受難曲にはあまり関心がなかったようですね。“Das Wohltemperierte Klavier”は高く評価していたようなんですが・・・ひょっとすると、宿敵Mendelssohnへの対抗意識だったのではないかと疑ってみる・・・(笑)




2005.11.15 tues

宮内庁が事前に「ヘリコプターなどによる上空からの取材をお断りします」と文書で自粛を要請していたにもかかわらず、NHKがヘリで上空から御所を撮影・生中継したんですと。で、宮内庁がこれに抗議して午後2時からの記者会見ではNHKの記者閉め出し。これについてのNHK経営広報部のコメントが以下のとおり―

警視庁が定めた飛行自粛要請区域の外から撮影した。結果として宮内庁の自粛要請にそえない形となったのは遺憾です。

―だからさ、被害者が「遺憾」だと言うなら分かるが、悪いことしたやつが「残念」だの「遺憾」だのと言うのはタチの悪い冗談だよ、これは愚弄としか思えないぞ。記者による放火事件といい・・・NHKってのはノータリン・ハク×・キチ○イの頭文字だな

Hoffmannさんて、NHK大嫌いなんですよね〜(^o^;たしかここでも・・・

今後はNHKの記者を見たら放火魔と思え・・・と( ̄- ̄)オホン

さすが偏見大魔王ですね〜(^^;

まあ、慶事なんだからあまり過激なことは・・・もう言っちゃったけど(^^;

Hoffmannさんは天皇制については・・・?

コメントしづらいなあ(^o^A;べつに批判的な意見はないよ。とくに昭和天皇は南方熊楠に関わるエピソードでとても親しみを感じるね





2005.11.14 mon

Hoffmannさんの風邪完治です(/^^)/バンザーイ(^-^*ども




2005.11.13 sun



ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」のDVDです。先にHarry Kupfer演出による「ニーベルングの指環」が発売されているBarcelonaのGran Teatre del Liceuでの2002年の上演。指揮は同じくBertrad de Billy、演出はAlfred Kirchner。

「ニーベルングの指環」に比べると「トリスタンとイゾルデ」の音楽に対しては、より緊密な構成への緊張感の持続が要求され、さらにオーケストラの響きにもいっそうの魅力を求めたいもの。従って、正直なところあまり期待もしていなかったんですが、意外にも(失礼)オーケストラはWagnerらしいいい音色を聴かせています。やはり指揮者のコントロールでしょう。




これは第一幕。

舞台装置は簡素なもの。最近よく見る、舞台上に枠を造ってそのなかにちんまりとまとめたような大道具ですね。



第二幕。「トリスタンの夜」、これはなかなか美しいですね。


第三幕。このような舞台、Hoffmann個人としては嫌いじゃありません。演出との兼ね合いもありますが、メトロポリタンのようにあくまで具象的・物量投入型というのも、かえって作り物めいてきて白けるもんです。ただ、簡素な舞台というのはたいがいどこかで観たような・・・つまり個性が発揮しにくいんですね。



その分演出の手が込んでいる、というわけでもないんですが、それでもまずまずの上演です。

歌手はいかがですか?

歌手はD.Polaski、J.Treleavenにいま一歩幅のある表現力を望みたいところだね





2005.11.12 sat

殺された被害者については名前はもちろん、写真からその日常生活に至るまでが堂々と報道され、殺した加害者については写真も名前も報道されない。人権だかなんだか知らないが、どう考えても加害者の方が尊重されていますね。というより、被害者には人権なんぞ認められていないようです。

賭けてもいいんですが、今後必ず三流週刊誌あたりに、被害者にも問題があったという類の記事が掲載されるでしょう。週刊誌に限りませんが、マスコミは売れ行きを伸ばすためなら憶測でも捏造でもなんでもやりますからね。

あまり過激なことは言いたくないんですが、もしも自分が被害者の身内だったら、加害者を八つ裂きにしてやりますよ。もしもその加害者について「悔悛の余地がある」なんていう裁判官がいたら、そいつの家族も皆殺しにした上でワタシも「悔悛」してやりますよ。




200511.11. fri

Hoffmannは週刊誌なんて買って読むこともないため、以下の情報は孫引きです。

「週刊文春」10月6日号で「小泉チルドレン83人の通信簿」なるアンケート記事が掲載されていて、そこには「愛読書」の項目があったとか。


片△さつき 「回顧九十年」(福田赳夫の自伝)
佐藤◎かり 「経済関係」


このふたりには読書の習慣がありませんね。まあ、見るからに知性などというものとはほど遠い印象なので別に意外ではありません。

猪○邦子 「チボー家の人々」

・・・でも尊敬する政治家は小泉不純一郎。このひとの内面で、愛読書との矛盾はどう解決されているんでしょうか。あるいはホントは読んでないの鴨。

ちなみに「趣味は読書」とこたえたのが18人、ところが一番人気は司馬遼太郎で、連中の無知無教養ぶりがよく伝わってくる結果です。もともと政治家には司馬遼太郎を愛読書にあげるひとが多く、小泉不純一郎からしてそうでしたね。従って、ここは右へならえをしておけば無難というわけでしょう。とすると、連中、この点では(日本の)政治家となる資質がありますね(苦笑)

往年の吉田茂が愛読書はと問われてこたえたのは「銭形平次捕物帖」でしたが、これを超えるインパクトのある回答は見られなかったようですね。





2005.11.10 thurs

2005.11.06に「今後は不況のあおりもあって、趣味にそうそうお金をかけ(られ)るひとも少なくなるでしょう」なんて書きましたが、2005.11.04に書いたように、むしろ趣味なんかなにもないひとが増えているのかもしれませんね。

思えばパソコンが普及しはじめたときにも「パソコンをやると何か得するのか」とか、Linuxがブームのときにも「タダで使えるから儲かるのか」といったひとはたくさんいました。いずれも現に使っているひとではなく、ブームに反応しただけのひとたちです。儲かるだの得するだのと実利面ばかりを追及するならば、趣味なんか持たないほうがいいですね。

趣味っていうのは「無用の用」なんじゃないですか?(笑)

ある種の自己満足っていうのは、精神の貴族のものだね

どこからつながっているんですか〜(^o^;




2005.11.09 wed

do-mosukkirishinaine(-_-*huu

Hoffmannさん、入力モードが半角英数ですよ〜(・・;まだ熱が・・・




2005.11.08 tues

Hoffmannさん、快方に向かってます

(;- -)
o(^o^*)oふぁいと!




2005.11.07 mon

Hoffmannさん風邪でダウンです

(_ _)
ρ(-_-;大丈夫ですか〜(つんつん)




2005.11.06 sun

(昨日の「今後は・・・」の続き)

今後は不況のあおりもあって、趣味にそうそうお金をかけ(られ)るひとも少なくなるでしょう。それでも、より高品質なものを求めるひとがいなくなってしまうことはないんでしょうが、主役の座は簡単・便利・安価な商品が占めることとなり、趣味性の高い製品は(数が捌けないこともあって)相当高価・割高なものとなるのではないでしょうか。

たとえば市場において一時期は壊滅状態に近かったアナログプレーヤー、ここ数年ふたたび製造・販売しているメーカーもありますが・・・最近の10〜20万円クラスの製品(とくに海外製品)、あれ、アナログ全盛期なら同じクォリティのプレーヤーが、3万円かせいぜい69,800円てとこだと思うんですが(^^;

それでも品質を落とすほどのコストダウンがはかられていなければ・・・

納得できる・・・というより納得せざるを得ない(笑)
CP(コストパフォーマンス)ってことばがあるけれど、趣味性が高じればCPなんて意味がない。僅かな差といえど、あるひとにとってはたとえ代価が倍になってもその微妙な違いが必要なんだからね。それを「趣味性が高い」と言うのさ※


で・・・Hoffmannさん、今日お買い求めになってこられたそれは・・・?ヾ(^o^*

あーこれこれ(^o^;;これはね、安物。ほんっとに安かったの!


※ ここで言う「僅かな差」「微妙な違い」とは、商品としての稀少価値・付加価値などのことではありませんよ




2005.11.05 sat

京セラがCONTAXブランドのカメラ事業から撤退することを発表したとき、「急激な市場の変化に対応しきれず」てなこと言ってましたね。じつに回りくどくて言い訳がましいじゃないですか、はっきり言えばいいんですよ―

「儲からないからやめます」―と。


以前にも書いたかもしれないんですが、企業が技術の進歩をめざすときに最重要課題となるのは、性能や耐久性といった品質においてすぐれたものを製造することではなく、単に儲かるものを造ることでしかありません。つまりコストダウンこそ技術の進歩なのであって、いま市場を見たって、売れているもの・人気のある商品といえば必ずしも品質のすぐれた製品というわけではなく、簡単・便利・廉価といった要素においてアドバンテージを有する「商品」です。

人口に膾炙しているものが必ずしもすぐれた製品ではないと・・・

もしそうなら、世界でもっともすぐれた飲み物はコカコーラだということになるぞ(笑)オスカー・ワイルドだって「人気とはひとが気にしないですむ唯一の侮辱である」と言ってるじゃないか(^^;

それはともかく、コニカミノルタもフォトイメージング事業を縮小すると発表しましたね。ここで言う「縮小」ははほとんど「撤退」を視野に入れたものと思われます。

デジタルカメラ業界については、少なくとも一眼レフではもはやCanon・Nikonの二大巨頭―というより、ほぼCanonの独走態勢、その他については携帯電話内蔵や小型のデジタルカメラで必要十分と感じているひとがほとんどですよね。でもこれ、ほかならぬメーカー自身が招いた結果なんですよ。つまり、どこのメーカーもユーザーならぬ消費者にのみ媚びを売って、目先の金儲けしか考えていなかった結果、世の中、高品質の製品などには目もくれず低品質でも簡単・便利な「商品」にしか関心を持たない「消費者」ばかりになっちゃったんですね。ところが、安売り・コストダウンとくればスーパーマーケットという大型店が有利であるとの例を持ち出すまでもなく、開発力において秀でた巨大メーカー(のみ)が有利であることは明白でしょう。

今後は・・・(この部分、気が向いたら追記する鴨;;)


・・・てなこと言ってますが、HoffmannはCanonのカメラボディに関しては操作性抜群と思っています。自然に指がいくところに操作したいボタンやレバーがあるんですね。京セラ=CONTAXについては、Zeissレンズはどれもすばらしいのに、ボディは(どの機種も)どうも洗練されていないというか、完成度においていま一歩と感じます。

購入寸前までいったことも何度かあるんだけどね(^^;

ワタシの知らないうちに!(*^o^)σ)~0~)/プニッ♪




2005.11.04 fri

親切なのかお節介なのか、最近では定年退職を目前にしたひとを集めて、定年退職後の健康やお金、趣味についての講座を催している団体があるんですね。Hoffmannの職場でも、定年前の該当者には庶務課からお知らせが来て、こうした講座に出張扱いで参加させられます。

健康やお金のことはともかく、趣味なんて大きなお世話ですね。「定年後はなにか趣味を持たなきゃなあ」なんて言っているオジサンもいますが、趣味なんて自然に関心を持ってそのひとの趣味となるものであって、「なにかないかな」で見つけだせるようなものじゃありません。そうやってたまたま打ち込める対象が見つかればいいんでしょうけれど、なにごとも無理してやってみたって、本人が興味を持てなければ長続きはしません。

そもそも「趣味を見つけなければ」なんて発想自体、おかしくないですか?(^o^;




2005.11.03 thurs

(またまたバッハについて)
・・・いやいや、ンなことどーでもいいから、レコードでも聴こう。いささかの反骨の気概をこめて、メンゲルベルク指揮の演奏にしようかなっ(笑)


バーンスタインの「マタイ受難曲」なんて、いかがですか?(^^*

さすがにあれは・・・(^o^;エイゴで歌ってるし・・・




2005.11.02 wed

(ふたたびバッハについて)
Hoffmannがもっとも好きなバッハの作品は声楽曲(カンタータを除く)なんですが、器楽曲に関して、とくに小編成の合奏曲については、その魅力は自分(や家族、あるいは学生と)で演奏を楽しむことが作曲の前提としてあったためではないかと思っています。従って、レコードやCDでも、演奏様式の是非などよりも、奏者自身が弾くことを愉しんでいるような演奏が好きですね。





2005.11.01 tues


先日(2005.10.26 wed)ドヴォルザークの「新世界交響曲」のレコードを紹介したり、bbsでビアズレーの絵だのと書き込んでいて思い出したのがこの映画。

今回は字幕付きですね(^^*

ケン・ラッセル監督の「クライム・オブ・パッション」(“Crime of Passion”1984)です。昼はファッション・デザイナー、夜は娼婦チャイナ・ブルーとして街角に立つジョアンナにKathleen Turner、娼婦の「治療」に取り憑かれたピーター・シェインにAnthony Perkins。

ケン・ラッセル監督作品で娼婦が登場する映画といえば「ボンデージ」(“Whore”1991)を思い出しますが(主演のTheresa Russellすばらしい)、こちらの方が古いんですね。



残念ながら、この監督の常日頃の霊感がまったく感じられない凡作です。企業スパイの調査でジョアンナに接触することとなる男の家庭の事情なんか退屈なだけ。しかもこの男の告白が冒頭と結末に置かれて、物語の枠組みとなっています。これは現代アメリカの家庭を描いた映画なのか、さらにこの監督が製作しなければならなかった映画なのかと問いただしたいですね。


かろうじてケン・ラッセルらしいシーン。映画のなかで登場人物が観ているTV番組です。

いかにも、とってつけたようですね(^^;

狂気の伝道師(?)がAnthony Perkinsというのもどうでしょうか。あらかじめ用意された素材をそのまま使っているだけという安易さのあらわれじゃないでしょうか。


それにしてもこのひと、とうとう「サイコ」のノーマン・ベイツ役の呪縛から逃れられなかったんですね

ところで、なぜドヴォルザークやビアズレーからこの映画を連想したのかというと、音楽がポップス調やブルース調に編曲された「新世界交響曲」なんですね。

それと、ジョアンナの家に掛けられた絵―




ビアズレーの「サロメ」ですね。



ほかにも浮世絵とか・・・

Hoffmannさんのお部屋にもビアズレーはありますよね、それに浮世絵も・・・(^^;

いや、あれは「○○絵」と呼ぶべきものだよ(笑)





2005.10.31 mon

 バッハがこれほどポリフォニーの世界に固執したのは、彼が人間を超えたものへの視点をつねに音楽に生かしたかったからではないかと、私は思う。思想と芸術のあらかたが日常的な意味での「人間」に関心を向けてゆく中で、バッハは、人間を神とのぬきさしならぬ関係においてとらえ、多元的な価値の深みと超越性をもつ、ポリフォニー世界の掘り下げを続けた。

―あるエラーイセンセイが書いたバッハ入門書から。以前ならフムフムと読み流してしまうところなんですが、いま読み返してみると、いささかシニカルに「へぇーっ、スゴイんですね」と、ことさらに感嘆してみせたくなりますね。

もう少し後の文章も引用してみましょう―

 大切なのは、人間からの「超越」を、バッハが人間との直接的なかかわりの中で志向することである。バッハには、人間とかかわらぬ超越の志向はなく、逆に、超越を志向せぬ人間とのかかわりも、ないのである。このかかわりのダイナミズムにおいて、ポリフォニーの数学的な秩序が、人間的な自由と結びついてくる。

Hoffmannが無知無教養なんでしょうか、ただことばを並べただけとしか読めません。とくに最後の「このかかわりのダイナミズム・・・」という文章は(この本全部読んでも)まったく意味不明、日本語として理解できません。





2005.10.30 sun

bbsに「バッハの復活祭オラトリオ」なんて書き込んだので思い出したんですが、先日友人から「オペラってのはわかるけど、オラトリオってなんだい、舞台のない劇みたいなものか?」と訊かれ、「まあそんなものかな・・・それでね、歌手は一人で三役ぐらいやることもあるんだよ」とこたえたんですが・・・(笑)

・・・それってもしかして、「おらσ(^^*)トリオ」ってことですか(((;^o^)σ)~0~)/プニッ♪ウソじゃないぞ〜




2005.10.29 sat

(昨日の続き)


第6番

このときは、バーンスタインひげもじゃですね。



第7番

作品によってオーケストラの楽器の配置を変えていますね

お、優美、気がついたか( ^^)/
(^-^*エヘン


第8番

外光が射し込むウィーン・コンツェルトハウスです。



第9番

終楽章・・・もはやことばもありません(-_-

感動的な演奏ですね(-_-


第10番(未完)

ミッキー・ローク主演の「エンゼル・ハート」(1987)っていう映画があったけど、このなかで女の子が歌う、失踪した人気歌手ジョニーの歌が、この作品の冒頭の旋律と似ているんだよね

シャーロット・ランプリングも出演していたアメリカ映画ですね

心臓をえぐり出されちゃう占い師役だね(^^;

ちなみにこの10番はDeryck Cookeによる補筆完成版が有名ですが、最近Michael GielenがBaden-BadenのSWR交響楽団を振ったCDが発売されており、同版を採用した演奏としては、これまでの録音のなかでももっともすぐれたものではないでしょうか。

「大地の歌」

じつは、「大地の歌」はHoffmannのもっとも愛好する交響曲作品です。ここでのソロはテノールはルネ・コロ、アルトはクリスタ・ルートヴィヒ。

オーケストラはちょっと弱いですね

バーンスタインもうひとつの「大地の歌」録音はウィーン・フィルなんだけど、そちらはソロをアルトの替わりにバリトンにしているのが残念(>_<)

その歌手がこともあろうにHoffmannさんのお嫌いな・・・(笑)

いや、歌手の好みは別としてもね・・・




ルートヴィヒがすばらしい。この終楽章「告別」をバリトンで歌わせた方がいいというひともいますが、このルートヴィヒの名唱ある限り、Hoffmannは断然としてアルト派です。

(おまけ)



なお、このセットにはウィーン・フィルとのリハーサルが収録されたDVDが添付されています。


これは第5番のリハーサル、結構有名な問題のシーン。

「すべてのトレモロが最大限にガーッ、こんなのはマーラーじゃない!」
「なんのためのリハーサルだ?」
「働かず、マーラーでもなく、そうやって時間をつぶせばいい!」



こちら「大地の歌」のリハーサル。

第4楽章の中間部を猛烈なテンポで突っ走るバーンスタインに、クリスタ・ルートヴィヒが「速い! 速すぎて歌えない!」
対してバーンスタイン「こんなに遅くしたことはないんだよ」加えて「どうせ誰も(歌詞を)聴きとれやしないさ」・・・って、ヲイ(^o^;;

「ここは譲れないよ」と言うバーンスタインに呆れながら、苦笑まじりに歌っているルートヴィヒですが、本番ではちゃんとこのテンポで乗り切っています。

さすがプロですね(^^*




2005.10.28 fri

レナード・バーンスタイン指揮によるマーラー交響曲全集のDVDを購入しました。レコードやCDで発売された2種の全集とは別の、Unitelによる映像作品ですね。ただし第2番と「大地の歌」のみレコードでも発売されていました。その第2番がロンドン交響楽団、「大地の歌」がイスラエル・フィルで、あとはウィーン・フィルの演奏。

ふたつの全集の、中間の時期の演奏ですね

第1番

第2番

これはオーケストラの響きがちょっと硬い。厚みも不足していて線が細い印象だね

それでも終楽章は白熱的ですね

第3番

映像はいかにもこの時期のUnitelらしく、ソロ奏者(というより楽器)のアップが多く、アングルもめまぐるしく変わり、観ていてちょっと疲れるんですが、演奏はそんな不満を忘れさせるすばらしいものです。


第4番

ソロを奏くコンサートマスターに注目! 

懐かしのゲルハルト・ヘッツェル氏ですね

ソプラノ独唱のエディト・マティスも若い(^^*髪型と衣裳がどことなくオールド・ファッションだ(笑)

第5番

ご存じヴィスコンティ監督の映画「ベニスに死す」で使われた音楽は、この第5番の第4楽章Adagiettoです。

続きはまた明日。





2005.10.27 thurs



予告篇

明日はこの方ですね〜♪




2005.10.26 wed


Dvorak;La Symphonie No9 “Du Nouveau Monde”
Lorin Maazel、RSO Berlin
PHILIPS;802 787 LY (LP)


これはドヴォルザークの交響曲第9番「新世界から」のレコードですね

通俗名曲の最たるものだけどね(^^*

これはロリン・マゼール指揮ベルリン放送交響楽団の演奏ですね。1960年代の録音でしょうか?

1965〜1975年までこのオーケストラの音楽監督を務めていた頃の録音だね。マゼールはこの時期がいちばんいい。PHILIPSにはこのほかにバッハやヘンデル、モーツァルトを録音しているけれど、同じ時期のカラヤンの録音と比べても、よほどうまいんだよ

ちなみにこのLPはフランス・プレスだね、国内盤だと線が細い・・・っていうより、なんか音が痩せてるんだよね

モダンな感覚の演奏ですけど、神経質でないところがいいですね




2005.10.25 tues


Helmut Newton;“Femme Secretes”

雑誌から切り取ったものを額に入れたまま撮影したのでちょっと荒いけど・・・ヾ(^^*(^o^*シャーロット・ランプリングですね

澁澤龍彦の「裸婦の中の裸婦」から、「デカダンな女」と題されたエッセイですね

印刷は、単行本に収録されている写真よりはいくらかいいよね




2005.10.24 mon

以下はbbsにてDie Toteninselさんがご紹介してくださった指揮者サー・トマス・ビーチャムのエピソードです。

---ここから---
 早速ビーチャムのエピソードを調べてみました。原文のニュアンスも面白いので拙訳と一緒に挙げておきます。翻訳のおかしいところは直してください♪

When Sir Thomas met Hitler, the German dictator inquired: "How do you think I would be received in your country?"
サー・トーマスが(ロンドン・フィルの演奏旅行中)ヒトラーに会ったとき(ヒトラーが会いに来たのである)、ドイツの独裁者は訊ねた。「私はお国で歓迎されるでしょうかな?」

"You would, I have no doubt, be the object of great interest" said Beecham.
「たいそう興味深い対象になりましょうな」とビーチャム。

Hitler said that if he came to London the matter of his safety would probably put a great strain on the police.
ヒトラーは言った「ロンドンへ行ったとすれば、警護の面で警察にご迷惑をかけることになりましょうな」

Beecham replied: "You would be safer in London than in your own country."
ビーチャムは答えた。「お国よりロンドンの方が安全でしょうがね」


At the Berlin concert, when he saw Hitler applauding, Beecham turned to the orchestra and said, "The old bugger seems to like it!" The remark went out on the radio across Europe. Had Beecham really forgotten that the concert was being broadcast?
(ロンドン・フィルの)ベルリン公演で、ヒトラーが熱心に拍手を送っているのを見たとき、ビーチャムはオーケストラのほうへ振り返って「あのおいぼれ乞食は音楽が好きとみえる!」と言った。この言葉はラジオの電波でヨーロッパ各地に伝えられた。ビーチャムは、公演が全欧に中継放送されているのをほんとうに失念していたのだろうか?

もうひとつ、

A woman asked me the other day, "Sir Thomas, what do you think was the most remarkable thing about the great John Sebastian?" Well, of course, I told her -- that he had two wives and 24 children!"
先日、ひとりのご婦人が私に訊きました「サー・トーマス、あの偉大なジョン・セバスチャンのもっとも非凡なところは何だと思われますか?」そこで、私はもちろんこう答えました――彼が2人の妻と24人の子供を持ったことですよ、と。(バッハの名と子供の数が間違っているところがミソです)

---ここまで---

Die Toteninselさん、どうもありがとうございました!




2005.10.23 sun

指揮者ビーチャムのエピソードをもうひとつ―

皮肉屋でめったに他人を褒めないビーチャム氏、ある取材でめずらしくヴァイオリニスト、ハイフェッツについて「彼は才能ある音楽家です」と褒めたんですが、続けて「・・・ただ、ヴァイオリニストとしては致命的な欠点がありますな」

記者が「致命的な欠点とは?」と問うと、「ヴァイオリンが弾けないんですよ!」




・・・これ、使えるな(-_-;

なに考えてるんですか?(^^;




2005.10.22 sat

知人が、俵×太郎とかいうひとが書いたクラシックCDのガイドブック(らしきもの)を貸してくれたのでパラパラ斜め読み。

このひとはベートーヴェンはご飯みたいなもので、クラシックCDのコレクションには欠かせないものであると主張しているが、そんなのは好みの問題だろう。逆にワーグナーがいいというひとのことを(自分がワーグナー好きじゃないから)ほんとかね、なんて書いてある。こりゃガイドというよりただのヨタばなしだね。

ぶったまげたのは、シューマンの交響曲の演奏で、なみいる一流の演奏を押しのけて、セムコフ指揮セントルイス交響楽団のCDを「これぞシューマン」などと賞賛していること。この演奏、聴いたことがあるんですが、好みの問題はともかくとして、オーケストラがまるで弾けてませんよ。どの作品の、どの部分でも、管楽器なんかただ吹いているだけで、表情というものがまるでない演奏なんですけどね。



や、やっとワタシの写真が・・・(^o^;

ビーチャムという指揮者がいてね、ある女性に、彼女の息子のピアノの上に作曲家の胸像を置きたいが、モーツァルトとベートーヴェンと、どっちがいいかと訊ねられた・・・

はあ・・・(・_・

「そりゃベートーヴェンになさい」とビーチャム。「なぜですの?」と女性・・・

なぜなんでしょうか?

ビーチャム曰く「ベートーヴェンはつ○ぼですからな!





2005.10.21 fri

(私的用語辞典)

「悟り」 思考停止。用例「悟る・悟りを開く」=「考えるのを止める」の意。





2005.10.20 thurs

司馬○太郎や藤沢×平の小説について、「戦国時代の武将の内面がよく描かれている」とか、「江戸時代の庶民の生活がじつに生き生きと描かれている」というひとがいるけれど、かく言うご本人は戦国時代のことを司馬○太郎の小説でしか知らず、江戸時代の庶民の生活については藤沢×平の小説に書かれていることしか知らない・・・。

それはつまり、読者が期待しているように書かれている、ということですね。ひと言で言えば予定調和の世界であると・・・

二流だね。いかにも政治家が愛読書に挙げるにふさわしい

もっともHoffmannは江戸時代について、捕物帖と落語でしか知りません(笑)





2005.10.19 wed

(恋する10代の男女におすすめの本)

ゲーテ「ヘルマンとドロテア」
メリメ「エトルリアの壺」
ルナール「別れも愉し」


私なら山川方夫の「愛のごとく」を入れますけど(^^*

それは日本篇だ(笑)でもまさに10代にふさわしいね

あと、「壺」は「壺」でもエトルリアじゃなくて・・・(笑)




2005.10.18 tues

エーリヒ・ケストナーの「消え失せた密画」。この小説の冒頭、肉屋のキュルツ氏が突如家を飛び出してコペンハーゲンまでやって来たのは、一羽の歌いつぐみが啼いたせいで「ふとわっしの生涯が胸に浮かんできた」ためだ、とのこと。これを読んで「ははーん」と笑みを浮かべるひとって、どのくらいいるんでしょうか。

紅茶にひたしたマドレーヌ菓子とも似ていますね(^^*




2005.10.17 mon



Sibelius;Concerto en re mineur op.47
Bruch;Concerto en sol mineur op.26
Ivry Gitlis; violon
Direction;Jascha Horenstein、Orchestre Pro Musica,Vienne
Pathe Vox;PL9660(LP)


2005.10.03 monでもとりあげたヴァイオリニスト、イヴリー・ギトリスのレコードですね

これは1950年代の若き日の録音、原盤が米Voxです。1992年に復刻されたCDも持っているんですが、そこではオーケストラ名が“Vienna Symphony Orchestra”と表記されています。当時はレコード会社の契約の関係で上のように録音用の名称が使われていたのでしょう。

先日のCDほどには癖が強くはありませんけれど・・・個性的な演奏ですね

全体のフォルムを崩すほどではないね。テクニックも申し分ないし、個性が効果造りではなく歌うことに奉仕しているのがすばらしい


・・・って、Hoffmannさん、2005.02.20 sunにこのレコードについてお話になってますよ(・o・;



それはこちらの盤(笑)今回入手したのは仏Pathe Vox盤(右)で、フランス・プレス。以前から持っていたのは英Vox盤(左)、つまりイギリス・プレスだ。レコード番号はいずれもPL9660と同じだね

はあ〜(^^;だから上の表記がフランス語だったんですね

“Pathe Vox”とあるから、Voxレーベルでも仏Pathe工場でのプレスだろう、それならちょっと期待できるんじゃないかなと思って・・・おまけにお値段がびっくりするくらい安かったんだよ

マニアックですね〜(^^;じゃあ、さっそく聴き比べてみますか?

いいよいいよ、続けて同じ演奏聴いて飽きちゃったらつまらないよ(笑)こんなのはそのときどきの気分であっちを聴いたりこっちを聴いたりしてさ・・・違いがあればそのうちにわかるよ(^0^*

・・・訂正します(笑)Hoffmannさん、ぜったいにマニアなんかじゃないですね〜(^o^*マニア失格!




2005.10.16 sun

夕焼け小焼けの 赤とんぼ
負われて 見たのは
いつの日か

山の畑の 桑の実を
小かごに摘んだは
まぼろしか

十五でねえやは 嫁に行き
お里の 便りも
絶え果てた

夕焼け小焼けの 赤とんぼ
とまっているよ
竿の先


有名な童謡「赤とんぼ」です。作詞は三木露風で大正10年(1921)に童謡集「真珠島」に発表され、昭和2年(1927)に山田耕筰が作曲したものです。歌詞についてはいろいろ解釈があるようですね。

老母によれば幼時のHoffmannはとりわけこの歌を好んでいたそうです。
もっとも当時は、「赤とんぼに追いかけられたなんて不思議な体験だなあ」とか、「ねえや」のことは「姉」だと思っていて、「お里」というのは「里」という名前の乳母かなにかで(家族からは「おさと」と呼ばれていた)、幼い頃世話をしてくれた乳母もひまをもらってひさしく、もう手紙も来なくなったと、「ねえや」と「お里」というふたりの女性を懐かしんでいる歌だと思っていました(^o^;

「赤とんぼ」といえばあの歌も思い出しちゃいますね(笑)

春高楼の 花の宴
めぐる盃 かげさして
千代の松が枝 分けいでし
むかしの光 いまいずこ
 
秋陣営の 霜の色
鳴きゆく雁の 数みせて
植うる剣に 照りそいし
むかしの光 いまいずこ
 
いま荒城の よわの月
かわらぬ光 たがためぞ
にのこるは ただかつら
松に歌うは ただあらし
 
天上影は かわらねど
栄枯は移る 世の姿
写さんとてか 今もなお
ああ荒城の よわの月


こちらは土井晩翠による作詞、滝廉太郎による作曲の「荒城の月」ですね。子供心に、まるで呪文のような歌詞だと思っていました。

いずれも七五調の歌詞なんですね

そして「炭坑節」、もちろんみなさんご存知ですよね(^^*

月が出た出た 月が出た ヨイヨイ
三池炭坑の 上に出た
あまり煙突が 高いので
さぞやお月さん けむたかろ サノヨイヨイ

一山 二山 三山 越え ヨイヨイ
奥に咲いたる 八重つばき
なんぼ色よく 咲いたとて
様ちゃんが通わにゃ 仇の花 サノヨイヨイ

あなたがその気で 云うのなら ヨイヨイ
思い切ります 別れます
もとの娘の 十八に
返してくれたら 別れます サノヨイヨイ


いい歌ですね!(^o^*

この炭坑節の原型となったのは、三井田川伊田坑で選炭(石炭からボタを取り除く作業)の仕事をしていた選炭婦たちによって軽快なテンポで歌われていた場打選炭唄だそうです。民謡・童謡の調査収集をしていた研究者がこれを採集し、明治43年(1910)には一部改曲、また大正14年(1925)には研究授業の参考資料として編纂された「福岡県田川郡民謡・童謡の研究」のなかに「炭坑節(伊田町三井炭坑唄)」として収録されているそうです。

・・・で、この歌が?

いや、どれも七五調だからさ、歌詞と旋律の組み合わせを替えても無理なく歌えるんだよ(*^^)♭

はあ?(^o^;

個人的には「炭坑節」の歌詞を「荒城の月」のメロディで歌うのがおすすめだよ♪

♪つーきーがーでーたーでーたー つーきーがーでーたーヽ( ̄0 ̄)/

♪ゆぅやーけーこやけーのーあかとーんーぼーぉ ヨイヨイヽ( ̄0 ̄)/これも捨てがたい・・・




2005.10.15 sat

昨年導入したスピーカーも1年近く鳴らし続けて、だいぶ音がこなれてきました。そうなると、もともとこれまで使っていた中型・小型のスピーカーを鳴らすのに絶妙と思えたアンプも、このスピーカーに対しては必ずしもベストではなく、やや傾向の異なるアンプが欲しくなってきたところ。

ところが、ないんですね。いや、欲しくなるようなアンプがない・・・ないわけではないけれど、到底手のでない非現実的な価格なんですよ・・・というオチじゃありません。ホントにない。毎日目にして手を触れるキカイですから、重視するのはデザインと音質。Hoffmannは小型(薄型に非ず)のアンプが好きなんですね。数百ユキチ(すてごまさん風)のアンプなんて、おおむね見ているだけでおなかいっぱいになっちゃいます。

高級コンパクト・・・っていうと、コンパクトカメラの世界では京セラ=CONTAXあたりが先鞭を付けてひとつのジャンルを形成していましたよね。audioだとスピーカーでは小型高級機と呼ばれる製品が国内・海外ともに少なからず存在します。ところが、アンプではマダマダ。薄型のアンプは小型のスピーカーと組み合わせて使われること想定しているみたいで、中型以上のスピーカーとのマッチングはもうひとつの印象です(ドライブ力の問題ではなく、音造りの傾向の問題)。

やはりここは・・・


スピーカーを小型に戻しましょう!(^0^*




2005.10.14 fri

先日、某中古カメラ店であるカメラを見ておりまして、以前から持っていてもいいな〜と思っていたそのカメラが、○○社××周年記念モデルだったんですね。機能も仕上げも通常モデルと変わらず、前面に記念モデルであることを示すロゴが入っているだけ、お値段もプレミアムがつくというほどのものではなかったんですが、もしもHoffmannが買うなら迷わず通常版の方にします。

あくまでも私Hoffmannの嗜好なんですが、「特別モデル」だの「記念モデル」だのっていうの、大嫌い。DVDなんかでもそうなんですが、「スペシャル・エディション」とか「プレミアム・エディション」といった大層な看板ぶら下げた「初回限定版」なんて、売れ残って値下げしていたとしても買いません。いかにもな商売気が感じられるのと、実用品に付加価値は必要ないと思うからです。それに、いかなる分野においても「コレクター」ではなく、ましてや「マニア」と呼ばれたくはないんですね。

洋書の初版本は結構お持ちですよね

それはそれでしか手に入らない本なんだから仕方がない。second editionがあればそれでもかまわないんだよ。別にモロッコ革装幀のlimited editionが欲しいわけじゃないんだ

初回限定版ではなくて、初回限定生産、つまりその後追加生産されない場合はどうしますか?

それなら、いらないよ・・・とは、ものによっては言い切れないが(^^;

では、カメラやDVDなどの実用品でない場合は? たとえば・・・

う〜ん・・・





2005.10.13 thurs

「ひかりごけ」、「海神丸」・・・ときて、連想するのはジョージ秋山の「アシュラ」ですね。発表(連載)当時、永井豪の「ハレンチ学園」などとともに、PTAなどから叩かれた漫画ですが、むしろ情操教育というものは、人間の(あるいは歴史の)暗黒面をもなんらかの形で教える(teachじゃなくてshow)ことなんじゃないんでしょうか。臭いものには蓋をすればいいってもんじゃありません。

よく、箱入りのお嬢様は騙されやすいっていうじゃないか(^^;


無菌状態で育てれば、抵抗力も身に付かないということですね




2005.10.12 wed

gameなどで扱われている残酷描写について、これを18禁とするべし、などと問題となっているようですね。dialogue#33で、出版物を規制しようとする検察などの想像力(妄想力?)について語りましたが、ポルノにしてもそうなんですけど、最近は文章なら比較的寛容になってきているようです。で、ヴィジュアルとなると大騒ぎするというのは、いかにもメディアの変遷を示しているとともに、規制側の想像力の欠如を露わにしているようで、ちょっと興味深い現象ですね。




2005.10.11 tues

今月はテキストで粘りますね〜(^o^;

* * * * * * * * *

以下はbbsにてDie Toteninselさんが選んでくださった「長編小説10選 日本篇」です。

まずは「試案」―

---ここから---
埴谷雄高「死靈」
武田泰淳「富士」
福永武彦「海市」
古井由吉「楽天記」
後藤明生「挟み撃ち」
作者未詳「我身にたどる姫君」
中上健次「千年の愉楽」
後深草院二条「問はずがたり」
徳田秋聲「縮圖」
井原西鶴「好色一代女」
---ここまで---

そして「決定」はこちら―

---ここから---
 近現代小説に限定しました。

武田泰淳「富士」
大岡昇平「俘虜記」
島尾敏雄「贋学生」
古井由吉「仮往生伝試文」
大江健三郎「万延元年のフットボール」
岩野泡鳴「泡鳴五部作」
中上健次「枯木灘」
徳田秋聲「縮圖」
埴谷雄高「死靈」

川端康成「眠れる美女」

---ここまで---

最後に1行あいてますね〜(^^;

古井由吉はいいね

Hoffmannさんは埴谷雄高と大江健三郎が苦手なんですよね。岩野泡鳴はいかがですか?

まあ、人間的にはね・・・時代がそんなに遠くないだけにちょっと生々しいな。「背中合わせ」とか・・・

大杉栄が「偉大なる馬鹿」と言っていますね

いや、この時代の、いまに名を残しているひとたちって、大杉栄本人も含めてたいがいなんらかの意味で「偉大なる馬鹿」なんじゃないかな


Die Toteninselさん、どうもありがとうございました




2005.10.10 mon

(長編小説10選 日本篇)

懲りもせずに、今度は長編小説だよ〜

だよ〜ヾ(^^*

「源氏物語」紫式部
「濱松中納言物語」菅原孝標女?
「草迷宮」泉鏡花
「吹雪物語」坂口安吾
「楡家の人びと」北杜夫
「四季」四部作(「四季」「夏」「秋」「冬」)中村眞一郎
「密会」安部公房
「シュンポシオン」倉橋由美子
「風来忍法帖」山田風太郎

「豊饒の海」四部作(「春の雪」「奔馬」「暁の寺」「天人五衰」)三島由紀夫

あららのら・・・(^o^;

長編好きとしては今回の方が選びやすかった・・・と言いたいところだけど、5番め以降は結構悩んだ(笑)

・・・って、またしても永井荷風や石川淳が落ちちゃったんですか? 「源氏物語」と中村眞一郎は2005.09.18 sunに(黄金の12冊)でも選んでますよね

そのあたりは重複してもね(^^;

坂口安吾がよりによって「失敗作」と評価されている「吹雪物語」というのも意外ですね

安部公房と倉橋由美子はほかの作品でもかまわなかったんだけど、あえてこの二作にしたよ

三島由紀夫が出てきましたね〜って、行間あいてますけど(^o^;

これはWagnerのオペラ「ニーベルングの指環」の壮大なパロディだからね(そうか?)、Wagner好きとしては選ばざるを得ない・・・

山田風太郎の作品は・・・この登場人物の名前はなんですか、昼寝睾○斎って・・・(^o^*この作品が特別いいんですか?

伏せ字のようで伏せ字になっとらんぞ(笑)いや、山田風太郎もなんでもよかったな、「忍法帖」でも明治ものでも・・・でもこれ、人物造形のうまさは抜群だし、結末はじつにばかげた哀愁と悲哀に満ちた、大好きな小説なんだよ*


* この場合「ばかげた」というのは、もちろん賛辞です。




2005.10.09 sun

(短編小説10傑 日本篇)

短編小説の傑作、今回は日本篇ですよ〜

ですよ〜ヽ(^^*

「雨月物語」上田秋成
「原色の街」吉行淳之介
「星のない街路」北杜夫
「冥途」
内田百
「高野聖」泉鏡花
「幻談」幸田露伴
「軍国歌謡集」山川方夫
「魔術師」谷崎潤一郎
「人間椅子」江戸川乱歩
「真夜中の檻」平井呈一

これはまた・・・いかにもHoffmannさん好みの定番があるかと思えば・・・(^o^;;

精確には「雨月物語」は短編集なんだけどね

山川方夫が意外ですね

山川方夫は「夏の葬列」を入れるかおおいに迷ったけど、ここは「軍国歌謡集」だな

「軍国歌謡集」はHoffmannさんの青春の思い出が・・・(ムガムガ)(;-_-)♭(+ +;)しーっ

ほかに、永井荷風とか坂口安吾が漏れたのが残念だ

安部公房も中村眞一郎も入ってませんね

そのふたりは長編のほうがいいよ

江戸川乱歩と平井呈一がちょっとこのなかでは異質じゃないですか?

ジャンル別で「怪奇小説10傑」で選ぶべきだったか・・・って、そうなると半分くらいそっちにいっちゃうぞ(^^;

あと、谷崎潤一郎の「魔術師」はBoecklinの絵に言及する箇所があるからね。敬意を表して・・・(笑)


* * * * * * * * *

以下はbbsにてDie Toteninselさんが選んでくださった「短編小説10傑 日本篇」です。ご参考にどうぞ。

---ここから---
 「軍国歌謡集」「魔術師」「真夜中の檻」、このあたりにHoffmannさんのこだわりが感じられます。
 「雨月物語」でひとつ選ぶとすれば、やはり「浅茅が宿」でしょうか。「蛇性の淫」「青頭巾」もいいですね。
 露伴から選ぶとすれば、私なら「プラクリチ」です。鏡花からは「外科室」ですね。

ところで、私の選択はこうです。

「円陣を組む女たち」古井由吉
「足袋の底」徳田秋聲
「水の女」中上健次
「西瓜喰ふ人」牧野信一
「仲間」三島由紀夫
「文字禍」中島敦
「處女懐胎」石川淳
「雪の宿り」神西清
「毒薬を飲む女」岩野泡鳴
「空の怪物アグイー」大江健三郎

 Hoffmannさんの御趣味とはかなり相反するような作品も入れてみました(笑)
 中上健次や岩野泡鳴はたぶんあまりお読みにならないでしょうし、三島由紀夫は確かお嫌いな筈でした(^^;) ほかにも正宗白鳥や近松秋江や嘉村磯多や葛西善蔵や川崎長太郎なんてのをずらりと並べるというのも考えたのですが、やはり妥当なところで収めました(笑)
---ここまで---

例によって渋い選択ですね〜(^o^*鏡花の「外科室」もいいですね

三島由紀夫の「仲間」って、知る人ぞ知る、三島らしからぬ不思議な掌編ですよね

中上健次って、読んだことがない(^^;苦手なのは大江健三郎だな

Hoffmannさんは、もしも「雨月物語」からひとつだけ選ぶとしたら、どの作品になさいますか?

「青頭巾」!(笑)


Die Toteninselさん、どうもありがとうございました

* * * * * * * * *

Die Toteninselさんから選んでくださった作品についてのコメントが寄せられました。たいへん参考になりますので、再録追加します。

---ここから---
 昨夜は夜が遅くて書けなかったコメントを追加しておきます。

「円陣を組む女たち」
 古井由吉の60年代後半から70年代初頭までの作品はどれも素晴らしいですね。ことに「円陣を組む女たち」の冒頭の文章は、日本語が達成した最高度の表現に属するものだと思います。中年女性の堂々巡りの被害妄想を執拗に書き連ねたおそろしく陰鬱な長編をいくつも発表しはじめた70年代中頃から、読者の殆どが離れてしまい、今では知る人ぞ知る作家といった存在になってしまいましたが、私は今でも、古井氏が日本で現存する最高の作家だと思っています。

「足袋の底」
 秋聲の作品のなかでも、とくに文学的な密度の高い作品だと思っています。同時代の日本の他の自然主義作家とはレベルが違う感じですね。

「水の女」
 日本語で書かれた小説のなかでも、言葉がモノとしての存在感、実在感をもって読む者に迫ってくるという点で、中上健次は随一の存在ではないでしょうか。西欧小説の影響を受けた日本の小説を読むと、とかく嘘っぽい印象を受けてしまうことが多いのですが、私が(70代後半の)中上の小説群を好むのは、そうしたスカスカな小説言語とは全く異なる、しっかりとした手応えを感じさせてくれるからです。

「西瓜喰ふ人」
 最近筑摩書房から出た全集を読んで、いやはや、大変な作家がいたものだなとあらためて感銘を受けましたね。この短編は、小説の書き手である「余」と、彼が書く「滝」という人物を二つの側から書いて行くというシュールレアリスティックな作品で、明確な小説作法、私小説的な自己諧謔、自己の日常への細やかな観察と非日常性とが見事に融け合った出色のものです。

「仲間」
 これは優美さんのおっしゃるように、「知る人ぞ知る、三島らしからぬ不思議な掌編」ですね。進行性麻痺の終末期のモーパッサンの短編を連想させる、薄気味の悪さが良いです。

「文字禍」
 これは有名すぎるのでどうかとも思ったのですが、漢文や変体仮名、フラクトゥールで印刷された書物を読むと、ナム・アヘ・エリバ博士のような気持ちになることがよくあります(笑)

「處女懐胎」
 石川淳の短編から選ぶとすれば、「おとしばなし」集の「堯舜」「列子」「管仲」あたりから選択するのも見識かと思いますが、敗戦直後の石川淳の短編群も私は好きなので。短編ではありませんが、出世作の「普賢」も良いですね。

「雪の宿り」
 翻訳家の小説を一篇挙げておかなければ、ということで神西清が出てきました(笑)石川淳の「修羅」やこの作品のように、応仁の乱を扱った作品への嗜好が私にはあります。

「毒薬を飲む女」
 臨川書店の全集でその全貌が明らかになった泡鳴ですが、私はこの作家の滅茶苦茶さ加減が結構好きです。論文などもかなり神秘主義がかっていて、面白さの点では抜群です。

「空の怪物アグイー」
 この短編も、日本の小説言語の高度の達成という点で敬意を評したいところです。大江の作品の中でも最も優れたもののひとつですね。「雪もよいの黒い空が裂けてスペインの宗教画みたいなものものしい光りが、ぼくの雇傭主の血を愚かしい脂のように輝かせた」――雨上がりの日差しが道路に照り付ける情景を眼にするといつもこの一節が頭に浮かびます(笑)

---ここまで---

Die Toteninselさん、どうもありがとうございました!





2005.10.08 sat

先日、ある女性が「近頃はロクな男がいない」と嘆いていました。

たしかに、よく知らないんですがTVのドラマやCM、あるいは街頭や駅で見かけるポスターなどに見ることのできる男性像というものは、おれはあの猿と同類なのかと、いささか憤然とせざるを得ないものばかりですね。あれが世間並みだとしたら、世のなかの女性が上記のように嘆息するのも無理からぬところでしょう。

さて、あなたならこの女性に対してどうこたえますか?


Hoffmannさんはなんとおっしゃったんですか?




2005.10.07 fri

職場でエライひとから「なんだ、キミは本を読むのが好きだというくせに、ワタナベジュンイチも読んだことがないのか?」と言われました。

ワタナベジュンイチ・・・って、誰スか?


「失楽園」の原作者って、ジョン・ミルトンでいいんだよね?(・・?

・・・ですよね(^^;

ちなみにこのエライひと、「私小説」というものを「私」という一人称で書かれた小説のことだと思っているらしいんですが・・・




2005.10.06 thurs

「エクソシスト ディレクターズ・カット版」DVDを観ましたよ。1973年の公開版に、およそ15分間分の未公開映像を加えたもの。もとの公開版を観たのはかなり以前のことなので、どこが付け加えられた場面なのかはよくわかりませんでした。

ストーリーはあらためて紹介するまでもないでしょう。効果音や絶叫がことさらに大音量で、カメラワークや照明はひじょうに考えられていて、よくできた映画だと思います。

以前観たときはあまり気にもかけなかったんですが、ここで悪魔に取り憑かれる少女リーガンの家庭は母子家庭なんですね。女優である母親は夫と―つまりリーガンの父親とは別居中で、映画には登場しません。母親と親しい、新しい父になるかもしれない映画監督はいささかだらしない男で、悪魔に取り憑かれたリーガンにあっさり殺されてしまいます。

悪魔憑きのリーガンは十字架を股間に突き立てて、「イエスがfuckしたがってるぞ」と言いますが、イエスとはすなわち父(The father)と読み替えることもできますね。さらに悪魔祓いにやってくるメリン神父もカラス神父も、神父=fatherなんですよ。おまけにこのカラス神父は、母親を精神病院で孤独のうちに死なせたことから罪悪感に悩んでおり、すでに信仰を失ってさえいるんですね。つまり、これはfather不適格者が再度fatherとしての役割を全うするために、父親不在のリーガンのもとを訪れる物語であるわけです。


オカルト映画のひと言で片付けられない、これはいかにもアメリカ的な家庭のドラマなんですね。

だからといって、その点でホメているわけではないよ。でも、じつによくできた映画だね

・・・で、画像はないんですか?

キャプチャするの忘れてた(^o^;





2005.10.05 wed

2005.08.26に「ひさしぶりにメインスピーカー変更(接続替え)。フロアタイプからS社のブックシェルフ型へ」と書いたんですが、その後さらに小型のK社のものに変更していて、本日およそ40日ぶりにもとのフロアタイプに戻しました。

メーカーは違うのに、どれも同傾向の音なんですよね〜(^^*

それ、なんとも含蓄のある意見だね(笑)





2005.10.03 mon



ブラームス;ヴァイオリン・ソナタ 第3番
ベートーヴェン;ヴァイオリン・ソナタ 第9番
ヒンデミット;ヴァイオリン・ソナタ 第1番
イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)、アナ=マリア・ヴェラ(ピアノ)
Art House;VXD-AH-971120


ブラームスのヴァイオリン・ソナタ(第3番)といえばこのCDを思い出します。ギトリスのレコードはモノラル時代の録音をオリジナル盤(LP)で探し出し、また復刻CDも入手して愛聴していたんですが、いつの間にか日本ではカリスマ的な人気を得て、ちょっと驚いているんですけどね。

若い頃からよく言えば個性派、悪く言えば癖の強いひとだったんですが、この1996年に録音されたブラームスは、いくらなんでも崩しすぎ。ほとんど「下品」と言いたいくらいです。大物演歌歌手が昔の持ち歌を懐メロ番組で歌っているみたいです(笑)。レコード雑誌なんて長らく読んでいないので知らないんですが、このCDが発売されたとき、新譜担当の批評家はさぞかし困ったんじゃないでしょうか。

諸井誠でしたか、子供の頃ピアノを習っていて、アルフレッド・コルトーの真似をして弾いてみたら、先生から「今日はなんでそんなにふらふらしてるの?」とか言われたそうです。もしもいま学生がこのギトリスの真似をしたら・・・たぶんコンクールなら予選落ち、試験なら赤点でしょう。そう、コルトーの演奏も、ギトリスの演奏も、当人だけに許された至高の境地なんですね。まあ、聴いたことのないひとは、いちど聴いてみてください。

・・・あら、いつの間にかホメてますね(・_・?




2005.10.02 sun

本日入手したCD。



ブラームス ヴァイオリン・ソナタ全集
古澤巌(ヴァイオリン)、高橋悠治(ピアノ)
AVCL-25040(左)

For Two Violins
E.Ysaye ; Sonata for two Violinssolo op.posth
D.Milhaud ; Duem for two ViolinsSonatine for two Violins
A.Honegger ; Sonatine for two Violins
Thomas Christian(Violin),Daniela Preimesberger(Violin)
cpo ; 777159-2
(右)

古澤巌のCDははじめて聴く。このヴァイオリニストは、かなり以前に実演で聴いたことがあったと思うが、よく覚えていない。最近どんな活動をしているのかも知らない。高橋悠治がピアノを弾いているので購入。意外とオーソドックスな演奏。ジャケットのデザインが秀逸。

ついでに書いてしまうと、Hoffmannはひどい偏見の持ち主で、ヴァイオリンだろうとピアノだろうとギターだろうと、若い娘が弾いてすぐれた演奏であることなどありえないと思っているので、これが高橋悠治と若い娘のCDだったらぜったいに買わなかったであろう(-_-;

まあ、そう力を込めて言わなくても(^o^;

だって、所詮演奏の良し悪しなんかまったく無関係の商業ベースで企画されるんだよ、男なら容姿に関係なく実力勝負だからね

イザイ、ミヨー、オネゲルはいかがでしたか?

これから聴くところ。めずらしい作品だよね





2005.10.01 sat

モーツァルトのレクイエムやバッハの「マタイ受難曲」といった、いわゆる宗教音楽などを聴いていると、音楽に興味のないひとからは「けっ、キリスト教の音楽だとさ」と蔑まれ、信者からは「信仰心もないのにキリスト教音楽がわかるのか?」と皮肉られるんですね。

カトリックとプロテスタントの区別もできない前者のようなひとは相手にする必要もないでしょう。ずいぶん古い例ですが、鯛焼きが海を泳いだとか、「青く広いこの空 誰のものでもないわ/風にひとひらの雲 流して流されて」なんて、小学生が書いたかと思うような歌詞の音楽よりはよほどましだと思うんですけどね(笑)。それに、後者は「ドイツ人に雅楽はわからない」という発想と同じで、コンプレックスと優越感のいいとこどりですね。

ホントかどうか、ある指揮者が「日本人にブルックナーが演奏(指揮)できるわけがない」と言ったそうなんですが、かく言うこの指揮者(アルゼンチン出身)のブルックナー演奏がロクなものじゃないんですね(笑)