monologue 2007.09

2007.01 2007.02 2007.03 2007.04 2007.05 2007.06 2007.07 2007.08
2006.01〜2006.03 2006.04〜2006.06 2006.07〜2006.09 2006.10〜2006.12
2005.01〜2005.03 2005.04〜2005.06 2005.07〜2005.09 2005.10〜2005.12
2004.12




2007.09.30 sun

鈴木道彦訳の「失われた時を求めて」を入手したのに、また“La Captive”のDVDが届いたてえのに、けふはなぜかカフカの世界に浸っておりました。



スティーヴン・ソダーバーグ監督による「Kafka 迷宮の悪夢」(1991米)。カフカの小説の映画化ではなく、ましてやカフカの伝記映画でもない、カフカ自身を主人公に据えたフィクションです。この監督の映画はこれしか観てませんが、これがカもフカもなし・・・ではなくて、なかなかカフカ的なatmosphereを醸し出した良作です。


ホラーとか、SFとか、ジャンルを限定できない、まさに「迷宮の悪夢」といった映画ですね



カフカ役にジェレミー・アイアンズ。その他、ひと癖ある面貌の個性派が出そろってます。


左上はテレサ・ラッセルですね


モノクロームの映像はたいへん美しいんですが、城のなかに入るとカラーになります。まあ、このあたりはこれから観るひとのために最小限の紹介としておきましょう。

ときどき(印象的なのは2回)カメラを大きく傾けるあたり、効果的ですね


Hoffmannさんが、すっかりカフカ的世界に浸ってしまった、とおっしゃるのがよく分かりますよ

ストーリーがどうとか、じっさいのカフカがどんなひとであったか、ということよりも、カフカの作品のイメージを別な物語に織り上げた、といった映画なんだよね

Hoffmannさんは2007.05.01 tuesに「カフカのあれは、『悪夢』みたいなものさ」とおっしゃってましたけれど、この映画のなかでも、自分は悪夢を書いた、といったような台詞がありましたね

まあ、たいしてめずらしくもない見方だろう

モノクロームによるプラハの街は美しいというだけでなく、なにか・・・まさにnightmareが跳梁跋扈していそうな、妖気すら漂ってくるようですね

プラハの街というのは、ここからいろいろと物語が派生していく不思議な魅力を持った街なんだよねえ。跳梁跋扈と言えば(以前にも言ったけど)、大学生から妖術師、果ては泥人形と・・・phantastisches hyakkiyagyoだな(笑)




2007.09.29 sat



これは昭和9年に作品社から刊行された「プルウスト研究」全4輯ですね(・・*

そのムカシ、Hoffmannが初ボーナスで買った本だよ(^^*

たしかこの本には思い出があるとか・・・

某古書店の棚に何年も置かれてあったもので、ときどき見に行ってはながめていたの。それで、ついに購入しようとしたら、その古書店の主人がさ、ニコリともせずにHoffmannのカオとこの本をじーっと見くらべて、「この値段は高すぎるな」と言いながら紙幣1枚返してきたの(^^*うれしかったのは、安く買えたことよりも・・・♪

ちなみに初月給で買った本というのがまたプルースト、というより「失われた時を求めて」と無関係ではなくて・・・そうそう、ユイスマンスの「さかしま」とも縁(ゆかり)あるあのひとの・・・(笑)

わかりました! は〜い、はいヽ(^o^* はいっヾ(^∇^*わかりませんけど・・・




2007.09.28 fri

雑誌「ユリイカ」が1987年12月臨時増刊号で「プルースト」の総特集を組んだ際、鈴木道彦が「『失われた時を求めて』と翻訳の問題 または屋上に屋を架することについて」というエッセイを寄せており、数年前にこの小説の全訳をすると決心して数ヵ月前にその仕事に取り組みはじめた、と記されていました。これを読んだころ、既にHoffmannは、同じ小説でも翻訳(者)が異なれば、その作品はまた別な相貌をもって眼前に立ち現れると確信していたので、全訳完成の暁には読んでみたいなと思ったものです。

そしてその労作(訳)は、集英社から1996年から2001年にかけて13巻本で刊行されました。でもこれ、未入手だったんですよ(^o^A;いや、言い訳ですけど、さすがに「失われた時を求めて」となると、一生に何度読むかという大作ですからね。全巻出てからと思って、さらに2001年に完結後は、まあ機が熟するのを待っていたというか・・・。で、モタモタしていたら文庫版で出ちゃいましたが、置き場所に余裕がないとはいえ、やはり親本で・・・と考えていたんですね。ところが文庫版の冒頭、「まえがき」に続く「文庫版の出版にあたって」には、訳者によって次のように書かれていました―

またこの機会に、私はあらためて全体にわたりフランス語原文と照合して翻訳に手を加え、不備を正し、訳文を整えるとともに、訳注もすべて見直した。おそらくこのような全面的な改訳は、これが最後の機会になるだろう。その意味で、今回出版されるのは私の決定版と言えるものである。

・・・そうですか、それでは・・・と、買ってきましたよ。




文庫版になさったんですね(^^*Hoffmannさんはこの大作をこれまで何回お読みになりましたか?

全巻通して読んだのは2回だよ。新潮社版と筑摩書房の「プルースト全集」でね

新潮社版は淀野隆三、井上究一郎、伊吹武彦、生島遼一、市原豊太、中村眞一郎の訳、筑摩書房版は井上究一郎の個人全訳でしたね。もうひとつ、筑摩書房では井上訳で「世界文学大系」にも収録されていましたね

「大系」版も持っているけど読んでない(^^;全集版とは訳文が異なっている箇所があるそうだけど、「全集」版が井上訳の決定稿と見ていいだろう

そして3回めは鈴木道彦訳と。ようやく入手されましたのは、機が熟したというわけですか?(笑)

ちょっと、きっかけがあってね(^o^*先日アメリカから届いた玉手箱のなかに、こんなのが・・・



・・・まだ観ていないんだけど(^^;

「囚われの女」ですね。2007.09.01 satにとりあげたオネゲルのオラトリオ「火刑台上のジャンヌ・ダルク」のDVDでジャンヌを演じていたSylvie Testudが出演しているんですね

あのー、このご本、読んでもいいですか?□ヾ(・∇・*

「失われた時を求めて」の第二篇だね(^^*




Googleの面接試験、一体どのような質問をされるのか?

ttp://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070909_google_job_interview/


やってみよ(^^;;

1. スクールバスにゴルフボールは何個入るか?

運転手は降ろしますか?

運転手にはいくつか飲んで貰いますか?


2. あなたは5セントコインほどのサイズに縮んでしまう。現在のあなたの身体の密度を保ったまま、身長に比例して質量は小さくなる。そしてあなたはガラスのミキサーに投げ込まれる。ミキサーの刃は60秒で動き出す。さぁ、あなたはどうする?

ミキサーの刃にしがみつくか

いっそ台風の目に入ってしまえば・・・


3. シアトルのすべての窓ガラスを洗浄するとして、あなたはいくら請求しますか?

終わるまで日当で請求するよ

その日当で外注しましょう(^o^;


4. マシンのスタックがメモリ内で増えるか減るかしているのをどのようにして見つけ出しますか?

なんらかの作業中であれば、なんとな〜くわかるもんです

5. あなたの8歳の甥にデータベースについて3つの文で説明しなさい

キミにはまだはやいよなあ
説明したってわからんだろう
じつはおれもよく分からないんだ


あなたのクラスで男の子は何人?
あなたのクラスでメガネをかけているのは何人?
そのなかで女の子は何人?


6. 時計の長針と短針は一日に何回重なりますか?

長針が短針の位置に到達したとき、短針はほんのわずか進んでいる。よって長針は追いつけない

中心部はつねに重なってますよね


7. あなたはA地点からB地点に行かなくてはならない。そこに到着できるかどうかは知りません。どうしますか?

よく考えて質問してください

いまいる場所をB地点ということにします


8. シャツでいっぱいの戸棚があるとします。特定のシャツを見つけるのは非常に難しいです。簡単にシャツを見つけるためにどのように整理しますか?

全部同じシャツにしておけば無問題!

お探しのシャツはいま着ているものかも・・・(^^;


9. この村には100組の夫婦がいて、夫は全員浮気しています。妻は全員、自分の夫以外が浮気していることは知っています。そしてこの村の掟では浮気や姦通は許されていません。また、どの妻も自分の夫が浮気していると知ればすぐに自分の夫を殺すという掟があります。この村の女達は掟には背きません。ある日、村の女王が言いました。この村には浮気をしている男が少なくとも1人はいる。さて、この村に何が起きますか?

村の女王」って・・・(笑)

浮気の相手はだれですか? 女性の浮気はかまわないんですか?


10. ある国では人々は生まれてくる子には男の子だけを欲しがりました。そのため、どの家族も男の子を産むまで子供を作り続けました。この国では男の子と女の子の人口比率はどうなりますか?

そして誰もいなくなった

戦時中の日本ですか?(^^;


11. 高速道路で30分間に自動車が存在する確率が0.95である場合、10分間では確率はどれぐらいになりますか?(確率は一定であると仮定します)

だから「確率は一定」なんだろ・・・?

12. 時計を見ると3時15分でした。長針と短針の間の角度は?(ゼロではありません)

ばかにしないでください、そんなこと言われなくてもわかってます>(ゼロではありません)

合わせて360度♪

13. 4人の人々がぐらぐらするロープの吊り橋を渡って夜にキャンプへ戻る必要があります。不幸にも懐中電灯は一つしかなく、17分しか使えません。吊り橋は懐中電灯なしで渡るにはあまりにも危険で、吊り橋は同時に2人しか渡れません。しかも、各人は歩くスピードが違います。ある者は橋を渡るために1分かかり、別の者は2分かかり、3番目の者は5分かかり、最後の者は10分かかります。どのようにすれば17分で全員が渡りきることができますか?

歩くスピードの差がありすぎる。1分ですむやつがいるってのに、どうして10分もかかるんだ? ていうか、1分のひとにキャンプを持ってこさせろ

1分のひとが後の3人を背負って3往復?

1分と2分が渡って2分経過、1分が戻って3分経過、5分と10分が渡って13分経過、2分が戻って15分経過、1分と2分が渡って17分ですよっヾ(^∇^*
 (・・;(・・;は、花ちゃん・・・スゴイ

14. あなたは友人たちなどとパーティをしており、全員であなたを含めて10人います。友人の一人が賭を提案してきました。あなたと同じ誕生日の人がこの中にいればあなたは1ドルもらえます。あなたと同じ誕生日の人がいない場合には友人が2ドルもらいます。あなたはこの賭を受け入れますか?

くだらん、せっかくのパーティに集中しなさい

10人中、すくなくとも1人は浮気してます

15. 全世界でピアノの調律師は何人いますか?

69,243,,583人!(デタラメでも自信を持って言い切る)

すくなくとも1人は浮気してます(笑)


16. あなたは同じサイズのボールを8つもっています。そのうち7つは同じ重さですが、1つはほかのものよりもわずかに重いです。秤を2回だけ使ってこのわずかに重いボールを見つけるにはどうすればいいですか?

秤なんか使わなくても、足に落としていちばん痛かったやつだよ

3対3でつり合ったら残り2つで。つり合わなかったら重い方から2つを

17. 5人の海賊がいて、彼らは1位から5位にまでランク分けされています。1位の海賊は100枚の金貨をどのように分けるかというプランを提案する権利があります。残りの海賊はこのプランに投票する権利があり、賛成が半分に満たない場合には1位の海賊は殺されます。1位の海賊の分け前を最大にしてなおかつ彼が生き残るにはどうすればいいですか?(ヒント:一人の海賊は結局、金貨の98%で終わる)

どうして公平に分配しないんだ?

4人中少なくとも2人に「ここで反対したら取り分がなくなっちゃうかも・・・」と思わせればいいんじゃないですか?




2007.09.26 wed



・・・とか言ってたら、本日届きました(^^*

アメリカから来た玉手箱ですね(^^*右手前が昨日の・・・


今回はこれとかヾ(^^*


これはヴェルディの歌劇「マクベス」ですね。Hoffmannさんがヴェルディなんてめずらしいですね

このところ話題に上っていたLiliana Cavaniの演出なんだよ


それからこんなのもヾ(^^;


こ、これは・・・邦画?(・o・;

若いころのあけちこごろーさんがご出演ですかっ?ヾ(・∇・*




2007.09.25 tues



月刊ペン社から出ていた「妖精文庫」シリーズのうちの一巻、ベルギーの幻想作家ジャン・レイの「マルペルチュイ」です。同社が倒産したときにゾッキに流れていたものを購入したなかの一冊。

ジャン・レイはいくつかの作品が日本でも翻訳されていますね

イギリスやドイツの作家とは違った、不思議な味わいがあるね。まあ、ベルギー出身とはいっても子供の頃から船乗りとしてヨーロッパからアジア、南北アメリカ大陸まで転々とした後、ジャーナリストとして身を立てたのはたしかロッテルダムだったかな・・・でも、どことなくポール・デルヴォーの絵が似合いそうな静謐感漂う世界を描いているんだよね

どうしてまた、突然この本を・・・?

もうすぐ、玉手箱が届くんだよ( ̄ー ̄)ニヤリ




2007.09.24 mon

知人がこの夏イタリア旅行に行き、その訪れた地方・街のなかにアッシジがあったんですよ。アッシジと言えば聖フランチェスコですね。



これはオリヴィエ・メシアンのオペラ「アッシジの聖フランチェスコ」。三幕八場からなる壮大なもので、CD4枚組。メシアンの作品は、20世紀音楽としては異例に親しみやすいものですが、これはオペラといってもひじょうにstaticな音楽がいつまでもいつまでも続く(ドラマティックな音楽ではない、とは言えない)、どちらかというとオラトリオのような作品です。上のCDは小澤征爾指揮パリオペラ座管弦楽団ほかによる演奏。

メシアンといえば敬虔なカトリックですからね



これもまた「フランチェスコ」。リリアーナ・カヴァーニ監督による映画です(1983年伊)。この監督の映画にしては、あまり意地の悪い、あざといアプローチではありません(こっちが麻痺したのか?)。意外にも、聖フランチェスコの実話ドラマとしては至極正統的なものと見えますね。



120分を超えるだけの内容のある映画なんですが・・・



な、なんでこのひとが主演nano?(^o^;

あら、私はまんざら悪くない・・・というより、いいキャスティングだと思いましたけど(^^*

損害ヨカッタ〜♪ヾ(^∇^*Hoffmannさんの口まねですよっ (^o^*花ちゃん、それを言うなら「存外よかった」

ついでに言うと、リリアーナ・カヴァーニは音楽の使い方の巧みな監督なんですが、この映画でのVangelisの音楽は、まったくもってHoffmannの好みではありません(とくに終わり近くの感動的な場面の、いかにもといった・・・以下略)




2007.09.23 sun



以前にもupしましたよね、この画像ヽ(^^*

ヒッチコックの「レベッカ」だね。ジョーン・フォンテインとローレンス・オリヴィエが主役を演じた、ヒッチコック渡米後の第一作だ・・・というか、これを撮りたくて渡米したんじゃないかと思うけど

原作はダフネ・デュ・モーリアの小説ですね



1938年の発表だから、ダフネ・デュ・モーリア女史31歳のときの作品だね

当時は二十世紀の「ジェイン・エア」なんて言われたそうですね、シャーロット・ブロンテの・・・あちらの小説の方がもっと陰鬱だと思いますが、その意味では「レベッカ」も、いまならサスペンスものなんて言われそうですけど、「ジェイン・エア」よりもさらに遡る、いわゆるゴシック・ロマンの系譜に連なる小説なんですね

そうそう・・・と言いたいところだけど、ゴシック・ロマンと呼ぶのが正しい。いま、検索してみた有名なサイトも「ゴシック・ロマン」と書いていたけど、ロマンというのは長編小説の意味、ロマンスは日本語に直せば「伝奇」だ

19世紀初頭に、主に女流作家によって書かれたスリラー・恐怖小説のことですよね。アン・ラドクリフ夫人とか・・・

たしかに原作からはその現代版であるような印象を抱くんだけれど、映画ではそのあたりの味わいが薄れてしまっているね

古い材料と形式による小説がいまでも古びないというのもおもしろいですね



これはMontague Summersの“The Gothic Quest”。



いやいや、参考図書としてはこちらの方がいいか。これはDevendra P. Varmaの“The Gothic Flame”。

うっかりゴシック・ロマンスなんて話題にしてしまったが、語り出すときりがないテーマなんですなあ。


そのうちゆっくり取りあげませんか?(^o^*




2007.09.22 sat

2007.09.27 friに「若杉弘はHoffmannの好きな指揮者なんですが、好きだからといってなんでもいいというわけにはいきません」と書きましたね。2005.08.15 monにこの指揮者をとりあげたときも、欠点は欠点として言及したつもりです。さらに小澤征爾など、2005.08.18 thursでも、その後においても、どちらかというと批判的なことを書いていることが多い―でもね、前にも言いましたけど、Hoffmannは小澤征爾の「隠れファン」なんですよ(笑)でも、ファンだからといって(だからこそ?)なんでも大絶賛というわけにはいかないのです。

書いてしまった以上、「隠れ」じゃなくなっちゃいましたね〜(^^;

さて、本日はその逆―嫌いだけど、悪口ばかりも言えないという例です。jpg

これまでさんざん罵詈雑言書き散らしてきた某国営放送局とそのオーケストラについて。別に昨今(というにはかなり長期間にわたって絶えることがない)不祥事の数々は別としても、HoffmannはムカシっからN○Kって大嫌い。この放送局のオーケストラも、何度か聴いたことがあるんですが、音色や響きにまるで魅力がなくて、てんで覇気のない駄演を聴かされたことも幾度となく、一部の例外を除くとよくもまあこんな二流三流の指揮者を(ドイツ人だというだけで)呼び寄せるものだと呆れることもたびたび。

ところが、ちょいと見直してしまったのがこの演奏会―


NHK交響楽団のスロヴェニア公演、1995年10月3日首都ルブリャナはツァンカリエウ・ドームにおけるベルリオーズの幻想交響曲です。指揮は若杉弘。もちろんTV放送されたもので、これは借りてきたvideo。

これが存外いいんですよ。オーケストラのメンバーもどことなく身振りが大きくて、これは海外公演で張り切っていたんでしょうか。その響きも普段と違って聴こえるのは、どうもホールの響きがいいみたいなんですね。ひょっとすると、Hoffmannが響きや音色にまるで魅力がないと言っているその原因の一部は、(あらためて言えば、悪名高い)N○Kホールにあるのかもしれません。

さて、同オーケストラのおすすめのdiscをひとつ―



岩城宏之指揮による二大通俗名曲「運命」「未完成」のLPです。1966年3月30、31日、世田谷区民会館大ホールにおける録音(日本コロムビア;OS-697-N)。やや中高域が張り出した録音は聴き疲れするものの、オーケストラの響きは現在とは比較にならぬほど重厚、ヨーロッパの一流オーケストラのような「伝統」がなくても、ひたむきな求道心がここまでの成果を達成し得た例としてあげておきたいですね。

こんなに古い録音をホメても・・・かえって皮肉では?(^o^A;きょうのばんごはんはひき肉のカレーですよっヾ(^∇^*



ついでにもうひとつ―同じく岩城宏之指揮のベートーヴェン交響曲第9番(日本コロムビア;OS-10062-1〜2-J)。1968年12月の録音で会場は厚生年金会館大ホール、こちらの方が録音にクセはありません。4人のソリストは常森寿子、荒道子、金谷良三、大橋国一。とくに大橋のバリトンは貴重な記録ですね。

Hoffmannさん、発言が微妙にマニアックになりかかってますよ〜(^o^;御用心御用心




2007.09.21 fri

2007.08.27 monに書いた実家のアナログプレーヤー修理(OH)完了して無事帰還。



写真はいめえじでござるよヾ( ̄ー ̄*)




2007.09,20 thurs

2007.09.14 friに「マーラーの交響曲第2番といえば、日本の団体による演奏のdiscも小澤征爾・新日本フィル、若杉弘・東京交響楽団、若杉弘・東京都交響楽団、小林研一郎・大阪フィルなんてのが手許にあるんですが・・・」と書いたので、そのあたりのdiscを取りあげてみます。



小澤征爾指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団
大倉由紀枝(Sop)、伊原直子(A)、晋友会合唱団、合唱指揮;関屋晋
1982年5月28、29日 東京文化会館
P-1024-5(LP)(同オーケストラの企画・製作によりキャニオン・レコードから発売)

このlive録音は2日間の演奏会を編集したもの。どちらの日か忘れましたが、Hoffmannも聴きにいっていました。小澤征爾の指揮では、その後、何年かこれも忘れちゃったんですが、ボストン交響楽団の来日公演における同曲の演奏よりも、この新日本フィルとの演奏の方が充実していたと思います。


この演奏は私も好きですよ。オーケストラの音色も、やや明るめなんですが、PHILIPSから出ているボストン交響楽団とのCDのように、金管が浮き上がってしまうこともなく、好ましく思えました



小澤征爾指揮 サイトウ・キネン・オーケストラ
菅英三子(Sop)、ナタリー・シュトゥッツマン(Contralto)、晋友会合唱団、合唱指揮;関屋晋
2000年1月2〜5日 東京文化会館
Sony;SRCR2566〜7(CD)

初期のサイトウ・キネン・オーケストラは、小澤征爾が指揮しても、ボストン交響楽団や新日本フィルとくらべて響きに厚みが感じられてたいへん魅力的でしたね。ところがこのマーラーあたりからその重厚感が薄れてきてしまったような気がします。そのためか、スケールもこぢんまりまとまってきてしまった印象ですね。

指揮者の音楽造りは先の新日本フィルを振ったときと、概ね同一傾向ですね。例によって合唱団は優秀です

もともと小澤征爾の指揮が、内面に深く踏み込むといった演奏ではなく、またマーラーのグロテスクな面をも展開するような表現主義的なアプローチでもない(そういったところは巧みに、きれいに、処理してしまう)・・・だから、響きや音色の魅力が後退すると、いっぺんにつまらなくなっちゃうんだよね



若杉弘指揮 東京交響楽団
阿部容子(Sop)、グヴェンドリン・キレブルー(A)、国立音楽大学(合唱)、合唱指揮;佐藤公孝、副指揮;林紀人
1980年11月10日 東京文化会館
TS-8011(LP)(東京交響楽団の自主制作盤)

若杉弘はHoffmannの好きな指揮者なんですが、好きだからといってなんでもいいというわけにはいきません。オーケストラがあまりに弱すぎます。第1楽章など、まるで暗闇を手さぐりで進んでいるよう。ただ、多くの指揮者が無視してしまうような楽譜の指示を実行したり、個性的なアクセントをつけるあたりなど、若杉弘らしい演奏ですね。とくにその個性が発揮された第3楽章あたりからは、オーケストラも多少充実してくるんですが、終楽章に至ると、こんどは合唱団が弱さを露呈して、オーケストラももたつき気味。

アルトのソロはなかなかいいですよね

じつはこのlive録音も、Hoffmannは当日会場で聴いていたんだよね。そのときは結構いい演奏だと思って聴いていたのに、こうしてdiscになって繰り返し聴くと、欠点が目立っちゃうんだなあ・・・


残響感の少ない、ちょっとドライな録音にも、そうした欠点をあからさまにしてしまう傾向がありますね



若杉弘指揮 東京都交響楽団
佐藤しのぶ(Sop)、伊原直子(A)、晋友会合唱団、合唱指揮;関屋晋
1990年3月30日 サントリーホール
fontec;FOCD2705/6(CD)

若杉弘が当時音楽監督を務めていた東京都交響楽団とのlive録音、このオーケストラとは全交響曲を録音していますね。上記1980年の東京交響楽団とくらべると格段に充実した演奏となっています。若杉弘と東京都交響楽団はほかにもいくつかdiscがあるんですが、日本のオーケストラにはめずらしいような、表現への自発性が感じられるあたりがすばらしいですね。

第1楽章を、この楽章の音楽の原型となった交響詩「葬礼」に置き換えて演奏するなど、かなりユニークな試みですね



小林研一郎指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団
田中千恵子(Sop)、伊原直子(A)、神戸女学院大学音楽部合唱団、京都産業大学グリークラブ、合唱指揮;小林達次
1983年12月2日 ザ・シンフォニー・ホール(大阪)
Camerata;CT-1015〜16(LP)


大阪フィルのdiscはこれ一点しか持っていません。金管は技術的には一流とは言えないものの、もたつかない思い切りの良さがこれはこれで好ましいものです。しかしアンサンブルにはかなり問題あり。とくに絃。演奏については格別すぐれたものでもないんですが、効果造りとか巧みな処理とかいったものばかりが印象づけられるようなものではなく、意外なところで楽譜の指示も取り入れていたりして、真面目な求道精神を感じさせるものです。あと演奏とは関係ないんですが、この作品の2枚組LPレコードとしては、第3楽章、第4楽章が第3面にあり、第5楽章が第4面にまとめられているのが奇妙。ドンガラと賑やかな終楽章34分25秒を片面に詰め込んだ弊害あり。もっとも、録音自体あまり良好なものではなく、全体にヴェールがかかったようで、ほこりっぽいんですけどね。

小林研一郎という指揮者には一部に熱狂的なファンがいるそうなんですが、HoffmannはこのマーラーのLP以外では、かなり以前の、ハンガリーのオーケストラを指揮したLPを2点所有しているのみです。実演もやはり二度ばかり聴いたことがあるだけ。そのときの演奏会評が後日雑誌に掲載されたとき、「小林研一郎が指揮すると弦の音がたいへん艶やかになる」と書いてあって、まるでそのような印象を持たなかったHoffmann少年は、ここは首を傾げるべきなのか、自分の鑑賞力を疑うべきなのか、ちょいと迷いましたね。まあ、少なくともこのdiscでは、弦の音に魅力は感じられませんね。

「熱狂的なファン」に怒られますよ〜(^o^;

ついでに言っちゃうと、Hoffmannは「コバケン」などという白痴的な呼び方はぜったいにしませんよ。




2007.09.19 wed


2007.09.14 friに山田一雄指揮京都市交響楽団によるマーラーの交響曲第2番のCDを紹介した流れで、この熱血漢の指揮者について―。



山田一雄さんについては、2005.08.24 wedでも取りあげましたよね

ちょいとそこから引用してみようか―

1912年生まれ、ストラヴィンスキーの「春の祭典」やマーラー交響曲第8番など多くの作品の日本初演を手がけたほか、邦人作曲家の作品の積極的な紹介に努めた指揮者ですね。1991年急逝。

いろいろとユニークなエピソードを残したひとで、なかでも演奏中エキサイトしすぎて指揮台から客席に落下してしまい、指揮棒を振りながら舞台にはい上がってきたという話は有名ですね。Hoffmannがこのひとの指揮に接したのはもう晩年といっていい時期でしたが、高齢をものともせず、指揮台の上でタコ踊りよろしく大暴れしてました(^o^;手で指揮棒を振っているというより腕で振っている、肘で振っている、と見えたものです。


先日のマーラーのdiscがとりわけすばらしい演奏であること以外に付け加えることもないんですが、じつはなかなか貴重な映像が見つかったので、ここで紹介しちゃいます。上記マーラーの交響曲第8番の、1949年12月8日日本初演時のものです。日本映画社のニュース映像から。



ひょっとするとリハーサルを収録したものかもしれないけど・・・

下の映像は2階席に置いた合唱団を指揮しているところですね(^^*)会場は日比谷公会堂・・・

山田一雄、当時37歳!




2007.09.18 tues

Mahlerの交響曲全集のCDは何組か持っています。セットになっての再発売時は、かなりお買い得なお値段になっていますからね。おかげで、あまり関心のなかった指揮者の演奏も聴くことになって、それによって新たな発見でもあればおおいに結構なことです。



・・・で、最近発売になって入手したのがこれヽ(^^*

サイモン・ラトルの指揮による全集ですね

最初の1986年録音の第2番だけは聴いたことがある

第2番は当時首席指揮者の地位にあったバーミンガム市立交響楽団を振ったもので、最後の5番は2002年の録音で現在音楽監督であるベルリン・フィルを指揮しているんですね(^^*ウィーン・フィルとの演奏もありますね

だからさ、番号順じゃなくて録音順に聴いたらおもしろそうだよね(^^*

「大地の歌」も収録されていますから、あちらのページにも追加しましょう(^o^*



ところでこの箱のここらへんヾ(^^;)shopで「もっときれいな箱のはないのか」と文句を言ってるおじさんがいたよ

これは・・・たしかにスレたように見えますけど・・・というか、そういうデザインなんですね

まぎらわしいよね(^o^;買おうと思っていったんは手にとっても、棚に戻しちゃうひとが日本じゅうに何人かはいるかもしれん(笑)

この全集には「大地の歌」も収録されていますね。あちらのページにも追加しませんと(^^*




2007.09.17 mon


Wagnerの“Tristan und Isolde”のdisc、比較的最近の新録音はどうしても入手も後回しになりがちです。ティーレマン、パッパーノ(というか、ドミンゴ)のdiscも未入手。とにかく、ひとつずついっとくか・・・となると、このへんが優先(^^;いっとーさいしょに廃盤になりそうだから・・・(笑)


おとなりのLeharの“Das Land des Laechelns”は? Leharといえば“Die lustige Witwe”ですけれど・・・

もともと音楽(史)的には、特段めざましい境地を切り開いたという作曲家ではないけれど、最近cpoからめずらしい作品の録音が出て、じつは“Die lustige Witwe”がいちばんつまらないんじゃないかと思えてきた。だから“Das Land des Laechelns”は決して秘曲ではないけれど、cpoから出るLeharにはつきあっておかないとね(^^*




2007.09.16 sun



またまた秋の夜長に・・・オトナの読書(笑)

・・・とかおっしゃってるわりには真剣に読まれてますよね(笑)




2007.09.15 sat

秋の夜長に・・・横文字は読んでないと、いつの間にかホントに読めなくなっちゃうんですよね。もっとも、右側はもともと読めないんですが・・・(^o^A;

なんでお持ちなんですか〜(^o^;




2007.09.14 fri



マーラーの交響曲第2番といえば、日本の団体による演奏のdiscも小澤征爾・新日本フィル、若杉弘・東京交響楽団、若杉弘・東京都交響楽団、小林研一郎・大阪フィルなんてのが手許にあるんですが、最近発売されて入手したのがこれ―山田一雄指揮、京都市交響楽団ほかによる1981年のlive録音。

CD2枚組で1,500円というのは良心的な価格設定でたいへん結構。この作品など、国際的な一流の団体によるdiscが目白押しなんですから、レギュラー価格では関係者と、この実演に接したひとが当夜の思い出に買うだけで終わっちゃいますからね・・・とか言って、Hoffmannもこの演奏にはちょいと思い出があります。じっさいに演奏会場にいたわけではないんですが、当時FMで放送されて(生中継?)、聴いたおぼえがあるんですよ。

放送では冒頭からなにかがマイクに当たっているような雑音が入り、第一楽章はガサゴソと鬱陶しく、かなり気が散ってしまったもの。放送の翌日、同級生のK村君なんか「あれは録音ミスだ」「まったく聴く価値がなかった」と断じていましたね。Hoffmannは演奏には惹かれるものがあったので―もちろん、K村君が自分が行かれなくなった(行きたくなくなった、または金に困った)コンサートのチケットを、定価より高く押し売りするような厚顔無恥なガメツイ少年であったせいでは決してなく―内心反発を感じたものです。なお、このdiscではその雑音は取り除かれているようですね。

またこのときのFM放送では、司会者のほかにゲストとして梅原某という男が登場して、全曲終わった後、「いやーっ、ボクはこの合唱を日本語で聴きたかったっ!」と叫んでいたのをおぼえています。この発言に、当時のHoffmannはコドモ心にも「狂信」に近い響きを感じ取って、以来今日に至るまで梅原某の著書はいっさい読んでないんですよ。

あの〜、演奏についてはいかがなんでしょうか?(^o^;




2007.09.13 thurs


これは借りてきたvideo。1995年長崎は浦上天主堂におけるマーラーの交響曲第2番「復活」。演奏は新日本フィルハーモニー交響楽団ほか、指揮は小澤征爾。

小澤征爾によるこの音楽は、もうdiscでも数種類、実演でもかなり以前から何度か接しているんですが・・・好きな指揮者なのにこんなことは言うのは残念なんですけど、なんかもう、後に行くほどだんだん悪くなっているとしか・・・。

Hoffmannさんは、たいていの音楽家は若い頃の方がいい、という方ですからね




2007.09.12 wed


Hoffmannは結構ミーハーなので、ときにはこんな本も読んだりします(^^*

この本は昭和3年の刊行ですね




2007.09.11 tues



大正4年、國民文庫刊行會の刊(ただしこれは翌大正5年の第三版)。これで読む方が雰囲気があっていいですね。別にお値段の張る本じゃありませんが、某社の文庫版(2巻本)を買うよりもよりも安かったりするんですな。




2007.09.10 mon

2007.09.08 sat、2007.09.09 sunと、どうでもいいような映画を取りあげちゃいましたので、ここらでAIP映画から連想を働かせつつ、Hoffmannの好みに立ち戻りたいところです。

・・・と、なるとヴィンセント・プライスなら・・・そしてピーター・ローレといえば・・・(^^*

どちらもDVD持ってるけど、キャプチャしてないので近日中にね(笑)




2007.09.09 sun

コッポラの名前が出てきたついでにこの映画も取りあげちゃいましょう。



“THX-1138”(1970米)、邦題同じ。ただしコッポラは製作総指揮で監督・脚本・原作は若きジョージ・ルーカス。

Hoffmannさんにはまるで興味のなさそうな・・・・(^o^;

25世紀、人類は地下都市で精神安定剤の服用を義務づけられながら、コンピュータに管理されて生活しています。主人公THX-1138と女性のルームメイトLUH-3417は自らの意志で薬の服用を止め、愛し合うようになり、THX-1138は「矯正の見込みなし」として投獄されてしまいます。



なぜかみんなスキンヘッドですね。


THX-1138が告解する相手はテープで万人向けのこたえを流すだけの機械。なぜかそこにはトカゲ(?)が住み着いています。



投獄されたといっても、ただ真っ白なだけの部屋(空間)ですね

ただの低予算だろうな(^^;

ここでTHX-1138は4105、521、122といった処置を受けるんですが、効果なし・・・と

もちろん、4105、521、122ってえのはまったく意味不明だ(^^;;


THX-1138はSEN5421と、「人間じゃない、ホログラム」だと称する黒人とともに脱走、ところが二人は脱落してTHX-1138のみ車を奪って逃走します。追うのはロボット警官。


この世界では市民ひとりひとりに追跡予算が定められており、THX-1138の場合は14,000クレジット―これを5%超過すると追跡は中止となります。ロボット警官の最後の呼びかけにも耳を貸さず、換気ダクトを登っていくTHX-1138。

ここではしごを登っている姿勢、妙にお尻が上がっていて、床を這っているようにしか見えませんね(^o^;

このシーンが不自然にならないように、出演者をスキンヘッドにした・・・と疑ってみたり(笑)



ダクトを登り切って地上に達した主人公をシルエットに、赤々と燃える落日―ここでボリュームアップする音楽はJ.S.バッハの「マタイ受難曲」。そしてENDマークが出る・・・と。

ようするにまるでわけがわからない、ひとりよがりな映画なんだよね

ラストのマタイ受難曲だけが強烈な印象を残しますね



ちなみにこれはこの映画の冒頭―バック・ロジャースの「土星の悲劇」というモノクロ映画(・・・って、これ、知らないんですけど)の一部がタイトルの前に引用されています・・・やっぱりわけがわかりません(笑)




2007.09.08 sat


H.P.ラヴクラフトの「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」が原作といえば、この映画もそうでした。“The Resurrected”、邦題「ヘルハザード 禁断の黙示録」(1991米
。監督はダン・オバノン。

舞台を現代に移して、物語はウォード夫人から夫の身辺調査を依頼された私立探偵の視点で描かれます。


ストーリーはそれなりに原作を忠実に追っているようですけど・・・(^^;う〜ん

(笑)まあ、無邪気なホラー映画だね。そこそこ金もかかっているのかもしれんが、紙芝居的なSFXを割り引いても、atmosphereという点で、昨日のAIP“The Haunted Palace”の足元にも及ばないと思うな




2007.09.07 fri



これもロジャー・コーマンのポオ・シリーズのうちの一作、“The Haunted Palace”(1963)。

「魔の宮殿」・・・って、邦題は「怪談呪いの霊魂」ですか〜(^o^;

これまたストーリーはポオとは関係なし。原作はH.P.ラヴクラフトの「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」です。

スタッフのなかに、台詞監修としてフランシス・フォード・コッポラの名前がクレジットされていますね


ここではあまり安造りな印象はなく、なかなか雰囲気のある場面にも事欠かないんですが、原作のストーリーはかなり単純化・簡略化されています。


右カットの左端に写っているのはロン・チャニィ・Jrなんですね



この女の子のメイクなんか、いかにもゴムを貼り付けたという感じで安っぽいんですが、それがかえって効果的?


私は「ウルトラセブン」に登場した地底人を思い出しちゃいましたね〜(^o^;



ラヴクラフトといえばこれ―「ネクロノミコン」。でもこんなに豪華な装幀ではいけませんなあ・・・(笑)



例によって炎上シーンですね



含みを持たせた結末―まあ、たいがいのひとは予想がついちゃいますよね(^^;

ヴィンセント・プライスって、作品によってかなり印象が異なってますね

一見俗っぽい面構えなんだけど、その実なんとも多彩な顔を持っているひとだよね




2007.09.06 thurs

さて、ロジャー・コーマンといえばAIPのエドガー・アラン・ポオのシリーズが有名ですね。


左は「アッシャー家の惨劇」(1960)。シリーズ第一作とあってそこそこ力が入っているのは認めますが、どうにも安っぽい(^o^;

右は比較的評判の良い「赤死病の仮面」(1964)ですが、これもたいしたことはありません。夢のシーンなんかとってつけたみたいだし、セットの安っぽさはこのストーリーでは致命的じゃないでしょうか。唯一、仮装舞踏会で熊に扮した家臣を小人が焼き殺すシーンには、H.H.エーヴェルスかグスタフ・マイリンクの小説みたいな、滑稽なまでのグロテスクな味わいが感じられて印象的です。




Hoffmannが好きなのはこれ―“The Raven”。つまり「大鴉」ですが、邦題はナント、「忍者と悪女」!(^o^;大蔵貢の命名ですね。

2007.08.31 friの画像もこの映画からでしたね(^^*でもこれ、ポオと関係があるのは鴉が出てくることと、ポオの詩が引用されることくらいなんですね(^^;

死んだはずの奥さんの名前が「レノア」だったりするけど(笑)・・・早い話がコメディなんだよね(^^*

でもよくできたコメディですよね。脚本がリチャード・マシスンなんですね


俳優がすごい、常連ヴィンセント・プライスに怪優ピーター・ローレ・・・

善良ながらちょっと気弱な魔術師を演じているプライスと、お調子者でいかにも酒で身上つぶしそうなローレと、どちらもすばらしいですね


・・・さらには貫禄のボリス・カーロフ。プライスとカーロフの魔法合戦は見ものです!


漫画家の水木しげるさんの貸本漫画時代の「悪魔くん」で、軽井沢での悪魔くんとサタン氏の対決場面にスピンオフされていましたよね(^^*


このシリーズはセットなんか使い廻しで、しかもストーリーはたいがい城・邸・館の炎上シーンで締めくくられるんですが、右のカットは、これほとんど全作で使い廻されているfilmなんですよね。




ラストのひと言―ここは字幕を無視して、ぜひV.プライスの台詞を聞いてみてください(笑)

(おまけ)


P.ローレ扮する三流魔術師ベドロ博士の息子役のこのひとは無名時代の・・・だれだか分かります?




2007.09.05 wed



これは2007.08.25 satにもちょっとupしたフランシス・F・コッポラの「地獄の黙示録」ですね

コッポラといえば、若き日にはロジャー・コーマンのもとでコキ使われていた修行したんだよね(^^;)・・・で、その時分にコーマンから2万ドル借りて製作したのが・・・



・・・こちら“Dementia 13”(「ディメンシャ13」)。1963年の作だけどモノクロ。古典的ホラー映画として一部では評価されているみたいだね

低予算を感じさせない巧みさがありますね。でも、ホラーといってもsupernaturalではなくて・・・

ミステリー風味が強いよね。しかも、観ていると途中でタネが割れちゃう・・・(^^;だからここではネタバレは避けよう

一見の価値はある映画ですね




2007.09.04 tues



脚フェチですか?



ちょっとロリコンの気味があるんだよね〜このひと(^o^;

たしかアルバン・ベルクがそのいくつかの作品から歌曲集を作曲していましたよね




2007.09.03 mon



さらにオネゲルのオラトリオ「火刑台上のジャンヌ・ダルク」―これは小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラによる1993年9月7日、長野県松本市における公演の記録です



これもオペラ仕立てによる上演で、観ていて飽きさせない、なかなかアイデアの光る演出ですね

でもね、どことなくマンガチックというか、わかりやすすぎるというか・・・サービス精神旺盛すぎて、ちょっと鼻につく



ジャンヌ役は昨日のDGGの仏録音と同じくマルト・ケラー。

このひともいいですね

シルヴィー・テステューのdisc(DVD)がなければ、手放しで絶賛していたかもなあ(^o^A;



一方こちらは若杉弘指揮NHK交響楽団による1989年12月7日の定期演奏会。


オラトリオとしての、演奏会形式による公演ですね

まあ、小澤征爾の方も同様なんだけど、歌手はいいひともいれば、ちょっと・・・というひともいる。若杉弘の指揮は演奏会形式だからというわけでもないと思うけど、もうすこしドラマの表出があってもいいね

小澤さんの方が劇的ですけれど、あちらはどうもロマン主義の音楽と聴こえていたんですよ。でも、若杉さんだと20世紀音楽だったんだと気付かされますね

こちらはオーケストラの響きと音色に、まるっきり魅力がないのが残念だね



ジャンヌ役はアンヌ・フルネ。たしか指揮者ジャン・フルネの娘さんでしたっけね。


演奏には関係ないことですが、こういう画面の二重映し(の多用)、Hoffmannは大っ嫌いです。こんな幼稚なカメラ演出はいい加減やめてもらいたいですね。

HoffmannさんはN○Kがお嫌いですからね〜(^o^;ちょっと割り引いて聞いておきましょ




2007.09.02 sun


引き続きオネゲルのオラトリオ「火刑台上のジャンヌ・ダルク」、これは小澤征爾指揮による新旧二種の演奏です。

左は1989年6月、フランス革命200年記念公演としてパリのサン・ドニ大聖堂で行われた演奏会のlive録音。DGGの、もちろんCD。オーケストラはフランス国立管弦楽団。語り役から歌手まで隙のないキャストで、小澤征爾の指揮も間然するところのないすばらしいものです。

録音の良いことも特筆ものですね〜(^o^*

そうそう、DGGって、とくに小澤征爾やバーンスタインでは録音のいいものがほとんど無いんだけど、これは例外だね

右は小澤征爾が1966年にロンドン交響楽団を指揮して録音したもの。CBS Sonyから出た国内プレスLP。残念ながら語りと歌が英語版。そのせいもあってか、日本では長らくお蔵入りしていて、この国内盤が出たのは1975年頃でしたね。


小澤さん、30歳のときの指揮ですね〜(・o・*


いかにも指揮者が張り切って、そしてちょっと得意になって(?)指揮しているのが分かるような演奏だよね。ただ、英語版というハンデを別としても、さすがに新録音の前に記録として以上の存在価値を示すのは難しいね(^^;




2007.09.01 sat

2007.08.05 sunにちょっとだけふれたオネゲルのオラトリオ「火刑台上のジャンヌ・ダルク」DVDです。

この作品は、火刑に処されようとしているジャンヌの回想(死に際してのフラッシュバック)を、そのエピソードの積み重ねで描いていくもの。もともと通常は演奏会形式で上演されるオラトリオなんですが、これは舞台を設定してオペラ仕立てにされています。




ジャンヌは語りのみの役柄なので(後半ちょっとだけ歌うんですが)、歌手ではなく女優が演じるのが通例。その、ジャンヌ役のSylvie Testud(シルヴィー・テステュー)がすばらしい。



なるほどたしかジャンヌは処刑されたとき、まだ19歳だったんですよね

そう、シルヴィー・テステューのジャンヌはいかにも少女といった印象で、これまでにない説得力があるよね

Sylvie Testudの年齢は・・・これは
検索してみてください。なお、この上演は2006年です。


もうひとりの語り役、ドミニク修道士はEric Ruf(エリック・ルー)。このひともいいですね。


これはジャンヌを裁く裁判官である豚と書記の驢馬。


舞台は簡素ながらたいへん美しいですね。

演出はJean-Paul Scarpittaというひとですね


クライマックスへと至るまでの
Sylvie Testudの演技にご注目!



演奏もこの作品を鑑賞するのに不足はありません。指揮はAlain Altinoglu、アラン・アンティノグル・・・って発音するんでしょうか。オーケストラはOrchestre National de Montepellier LR、合唱はChoeurs de l'Opera National de Montpellier et d'Angers Nantes Operaと、(さらに児童合唱もあり)混成ですね。