monologue 2007.11

2007.01 2007.02 2007.03 2007.04 2007.05 2007.06 2007.07 2007.08 2007.09 2007.10
2006.01〜2006.03 2006.04〜2006.06 2006.07〜2006.09 2006.10〜2006.12
2005.01〜2005.03 2005.04〜2005.06 2005.07〜2005.09 2005.10〜2005.12
2004.12




2007.11.30 fri

昨日に続いて「映画に見るメガネ画像」、本日は女優篇です。




「ハードカバー/黒衣の使者」から―ジェニー・ライトです。

このフレームはボストンタイプでしょうか



こちらポランスキーの「テナント 恐怖を借りた男」から―イザベル・アジャーニ。この映画については、イザベル・アジャーニがちっとも魅力的でない、美人が不美人扱いされている、なんて言われることが多いようですが、ここではメガネが、いわゆる「ダサい」感じを演出するための小道具に使われているんですね。上の「ハードカバー/黒衣の使者」でも同様ですが、いや、ポランスキーの方はまったく容赦がありません。

Hoffmannさんはイザベル・アジャーニは・・・?

もともとあんまり好みじゃない(笑)でも、この恐怖映画はポランスキー最良の作だと思うよ。いずれ取りあげたいな



ケン・ラッセルの「ボンデージ」から―テレサ・ラッセルです。

ポップな色使いのサングラスですね。まあ、街角に立つ娼婦の役ですから・・・でも、この映画ではテレサ・ラッセルがじつに多彩な顔を観せてくれていてさすがですね

いずれにせよ、メガネ顔でこそ魅力的な画像というものは見つかりませんでしたね(^^;ザンネン



で、こちらは・・・(^o^*

大女優!




2007.11.29 thurs

2007.11.27 tuesでドラキュラ伯爵のメガネに注目したついでに、いろいろな映画からメガネ画像を集めてみましたよ。



もちろん時代設定のため当然なんですが、意外と丸メガネ、それも鼻パッドのない、いわゆる一山タイプが目に付きますね・・・というか、スクエアとかボストンと呼ばれるタイプだとあまり印象に残らないだけかもしれませんが(^^;

上は「ヒトラー〜最期の12日間〜」から―。

これはややオーバルですね

かろうじて丸メガネに分類してもいい程度でしょうか。一山タイプですね。




これは「恐怖の吸血美女」から―。

大きめの丸フレームは道化的というか、マンガチックになりますね

これはこの時代にはないはずの鼻パッドが付いているようにも見えるんですが・・・どうもブリッジではなくレンズ枠の下部が鼻の左右に食い込んで支えになっているようで、これは調整(フィッティング)不足のようですね(笑)



メル・ブルックスの「新サイコ」から―。

これはパロディ映画ですからおどけた感じでこれでいいんですね(^^*

描かれているのはそんなに古い時代ではありませんが、これも一山です。



もうひとつメル・ブルックスの映画、「大脱走」から―。この場面、ふたりとも一山の丸メガネですね。別なカットで見る限り、レンズにコーティングはされていないようです。

正しき時代考証と・・・(笑)

コーティングのあるなしで撮影時に影響がありそうな気もするんだけど(^^;

それを言うなら、鼻パッドがないほうがカメラ写りもスッキリするんじゃないですか?(*^^)(・・*)ナルホド・・・



ヴィスコンティの「ルートヴィヒ 神々の黄昏」から―。

やはり丸フレームは小さめの方が知的な印象を強めますね

テンプルがこめかみに食い込んでいてちょっと窮屈そうです。



同じくヴィスコンティ映画「ベニスに死す」―。

これは大きすぎず小さすぎず、ちょうどよいサイズですね(^^*

これはHoffmannもかけてみたいですね(^o^*



こちらケン・ラッセルの「マーラー」です。

これははっきりオーバルですね。意外と若々しさが感じられますね

ただしレンズにコーティングが施されているように見えるんですが・・・もしそうなら時代錯誤ですな。




「薔薇の名前」から―。

こ、これは両目用の虫メガネでは・・・(^o^;

もっとも原始的なメガネですね。




2007.11.28 wed



これは吸血鬼映画じゃありません(^^*



これは狼男のつもりでいるのでは・・・?(^o^;

それぞれ、なんという映画からの場面かおわかりの方はいらっしゃいますか?(笑)




2007.11.27 tues

このところ吸血鬼映画の話題ばかりですまんね(^^;



フランシス・フォード・コッポラ監督の「ドラキュラ」、原題“Bram Stoker's DRACULA”(1992年・米)です。

Hoffmannさんにしてはめずらしく新しめの映画ですね

コッポラらしく、まるでアマチュアの監督がやりそうな(悪く言えばレベルの低い小手先のカメラワークによる)映像が目白押し(^^;上の影を使ったシーンもそのひとつで、これでもかこれでもかとかなりしつこくやらかしています。それはそれで個性と感じられ、むしろ効果的でさえある箇所にも事欠かないんですが(ただし影をトリック的に使った撮影など、かなり初期の映画から見られるもので、めずらしくもありません)・・・この映画ではドラキュラの物語が、月並みな、予定調和の、甘っちょろい、安手の、こぢんまりとした、底の浅い、俗臭紛々たるラブロマンスに堕してしまっています。

なにせラストシーンでのミナの台詞ときたら、思いつく限り最低最悪、健常なる人間が口にすることばとは到底信じられないほど、身の毛もよだつようなもの―

神の御前で私はやっと理解した/愛が暗黒の力に打ち勝ったのだ/愛は死よりも強いのだ

こうして入力していても背筋がゾーッと寒くなります。今夜はきっと悪夢にうなされることでせう(-_-;;

「原作に忠実」とか「原作のイメージに忠実」と言われているようですが・・・?(^^;

このラブストーリー(ぺっ)が原作に忠実とは言えないよなあ・・・まあ、原作も決して格調高い小説というわけではないんだけどね。とにかく、この映画は嫌いダ(笑)



出演はドラキュラ伯爵にゲイリー・オールドマン、ミナにウィノナ・ライダー、ジョナサンにキアヌ・リーヴス・・・と、ここまでHoffmannのぜんぜん知らんひとです。ヴァン・ヘルシング教授のアンソニー・ホプキンスだけはかろうじて・・・。もっともいま検索してみたら、「キャストが豪華」なんて書いてあったので、Hoffmannが知らないだけなんでしょうけど・・・概ね可も不可もない演技ですが、キアヌ・リーヴスってひとは、かなりの大根役者ですね。

ゲイリー・オールドマンはいいと思いましたけど・・・ミナ役のウィノナ・ライダーというひとはいかがですか?

女優なんか上手かろうが下手だろうが、どうでもいいよ(笑)



いいなと思ったのはレンフィールド役のトム・ウェイツというひと。あまりに一貫して変質者じみており、もうすこし気品が残っていてもよさそうですが、ある意味、脇役中でもっとも目立つし、演じ甲斐のある得な役ですね。

いずれにせよ、ドラキュラ映画としてはこれぞ(コッポラの)才能と(制作)費用の壮大なる無駄遣い!

(おまけ)

Hoffmannがもっとも注目したシーンです。

ええと・・・どういったところにご注目されたのですか?

このおじさまのメガネ、とーってもカッコイイですねっヾ(・∇・*

お、花ちゃん、わかってるね〜(^0^*このメガネ欲しいな♪

(/_ _)/ドテ

# よーするに「愛の神秘の力」なんて、そんなテーマはHoffmannの肌に合わないんですよ




2007.11.26 mon



これまたかなり以前(見つけた♪ 2005.06.02 thursでした)にちょっとだけ紹介したジョン・ハフ監督による「ヘルハウス」(1973年)です。そのとき「色彩構成にハマー・フィルムの技師を呼んだとか」と言ったんですが、もちろん「構成」は「校正」のマチガイ(^o^A;・・・で、この映画の製作にあたってハマーの技師を呼んだのにはちゃんとコネがあったわけで・・・



こちらハマーの「ドラキュラ 血のしたたり」(1971年)、これがジョン・ハフ監督の出世作なんですね。これが認められて、ハマーを離れて他社で「ヘルハウス」などを手がけたというわけです。

なるほど〜それでハマーにはご縁があったんですね(^^*

もっともこの映画、ハマーの女吸血鬼カーミラものに連なる作品なんですが、原作がシェリダン・レ・ファニュだなんてトンデモなストーリー、だからいかんということではありませんが、あまりおもしろくありません。




魔女狩り旋風吹き荒れる時代を舞台にしており、ご存知ピーター・カッシングがそのリーダー格で、コチコチの石頭ぶりがこれはこれでさすがの演技です。



こちら双子の姉妹。演じるマドラインとメアリのコリンソン姉妹はじっさいに双子で、その後アメリカの「プレイボーイ」誌で仲良く揃ってヌードになったとか。

なお、この「ドラキュラ 血のしたたり」のDVD、最近とんと見かけなくなったので、観たいひとはお早めに、見つけたときに入手しておいた方がよさそうです。




2007.11.25 sun



これは「007/私を愛したスパイ」(1977年・英)から―なかなかグラマラスでエキゾチックな野性味のある女優さんですね。


この「ナオミ」は悪役の手下で、ヘリコプターでジェームズ・ボンドの車を銃撃するんですが・・・連日のオペラやら吸血鬼映画の画像から一転して、ここで一般受けを狙おうというわけではありません(^^;

この女優さん、キャリライン・マンローというひと、どこかで見たおぼえがあるなーと思ったら・・・


かなり以前に紹介したハマー・プロの1973年の作、「吸血鬼ハンター」に出演していました。

結局、またまた吸血鬼映画ですか?(^o^;

以前紹介したときにはDVDのケースに書かれていたコメントから「B級美人女優」なんて引用しちゃいましたが、その後「007」映画に出ていたなんて、立派にメジャーですね・・・って、どうも国際的に有名になったのは「007/私を愛したスパイ」に出てからのようです。ついでに調べてみたら、CMの出演も多く、歌手としても有名なんですと。

ほかにもいろいろ分かっちゃった(^o^
*)スリーサイズは90・62・92と・・・(((メ-_-)σ)~0~)/プニッ♪

いや、ハマー・プロの映画に出演していたほかの女優さんも、その後「007」映画に出ているひと、結構いるんですね。キャロライン・マンローのように「007」で有名になったひともいれば、ハマー映画で有名になったひともいるようで・・・そのうち機会があればまた紹介しましょう。




2007.11.24 sat

昨日のヒントはあまりといえばあんまり・・・(^o^A;スマン



正解は戦前ドイツのF.W.ムルナウの傑作、「吸血鬼ノスフェラトゥ」(1924年)でした。


最近発売された「クリティカル・エディション」で(ちなみに「吸血鬼ノスフェラートゥ」と表記されています)、「最新の技術によって・・・画質を向上させた最新の復元版」とのこと。ふだん「最新の技術」なんてアテにしていないHoffmannですが、たしかにめざましいほどの成果といっていいでしょう。



ぜいたくなハナシですが、音楽の、その音質が良好なのは、それはそれで結構なんですが、こうした古い映画には不似合い鴨・・・音を古々しく鳴らしたいような気もします(笑)

(おまけ)

右は従来から発売されていたアメリカンヴァージョンのDVDから。本編の時間はクリティカル・エディションが94minであるのに対して、アメリカンヴァージョンは64minです。




2007.11.23 fri



さてこの映画、なんだかおわかりになる方はいらっしゃいますか?ヽ(^-^*




2007.11.22 thurs

WagneのDVDを続けて取りあげていたら、誰も来なくなっちまいました(^o^A;



・・・が、懲りずにもうひとつ(笑)

Wagnerの楽劇「神々の黄昏」、1997年バイロイト祝祭劇場における収録、演出はAlfred Kirchner、指揮はJames Levine。なぜか「ニーベルングの指環」四部作のうち、これだけが発売になりました。


ジークフリートはWolfgang Schmidt、ブリュンヒルデがDeborah Polaski、グンターにFalk Struckmann、ハーゲンにEric Halfvarson、ヴァルトラウテにベテランHanna Schwarzといった歌手陣です。




やはり四部作全部を観ないと演出家の意図は伝わりにくい・・・てゆーか、Hoffmannはあまり分かろうとして観てはおりません(笑)


ポップな色彩感ばかりが印象的です。




知らずに観たら、低予算歌劇場の公演かと・・・(笑)


関係ありませんが、パトリス・シェローは偉大でしたね。ゲッツ・フリードリヒもハリー・クプファーも、亡くなってみてその存在が懐かしく思い出されます。それどころかレンホフなんてまだしもか・・・。

現代のオペラ演出について、キーワードを三つあげると・・・「行き詰まり」、「袋小路」、「場当たり」・・・(-_-;てなもんや


最近、ちょっと事情があってあまり実演(の舞台)に接していないんですが、たいして欲求不満にもならず、残念でもありません。鑑賞する側としてのグレン・グールドみたいなもんです(笑)




2007.11.21 wed



本日も「ローエングリン」、こちらは2006年、liceu劇場での公演。演出はPetere Konwitschny(うひゃあ!)

幕が開くと学校の教室。物語はこの教室で半ズボンとスカートの生徒たちによって演じられるというもの。


オルトルートはいかにも意地が悪そうな女生徒ですね(笑)ハインリヒは紙の王冠を頭にのせています。




ローエングリンは床下からせり上がってきます。


なんか、その他の生徒たちの反応を見ていると、このあたりから読めてくるものもあるんですが・・・。




オルトルートとテルラムントは机に縛り付けられてしまいます。


第二幕。婚礼の行列はもはや「ごっこ」遊びですね。




最近のDVDにしては舞台全景をとらえたカットが多いのは好感が持てます。まあ、この演出ですから、アップの多用ではそのコンセプトが伝えきれないとの判断か、あるいは全体を見せたくて「つい」カメラを退いてしまったものか・・・。


第三幕では花嫁花婿の初夜を控えて、生徒たちは悪ノリ状態です。


エルザは保健体育で使うような人体解剖図を前にして、騎士(ローエングリン)への疑念に悩みます。




第三膜、ゴットフリートはやはり床下からせり上がってくるんですが、なんとナチスの兵隊です。


オルトルートとエルザの反応にご注目。

・・・とはいっても、別に周到に練り上げられ、用意された意図があるものとも思えないんですけどね。

HoffmannはこのPetere Konwitschnyという演出家が好きではありません。こうしたWagner作品の完全否定からはじまる「読み替え」には、空虚で不毛な空っ風が吹き抜けるばかり・・・ただ、昨日のLehnhoffに比べると、退屈しなかったことは正直に告白しておきます。それにしても、学校の教室内を舞台にしたこのアイデアを仮に肯定したとしても、これまた正直なところ目に見えるものはといえば、いささかグロテスクで品の悪いコスプレでしかないんですね・・・とはだれも発言していないのがどうにも不思議です。

(おまけ)



カーテンコールで思いっきり照れながらおどけてみせる、オルトルート役のLuana DeVol。演技はいかにもな悪役ぶりでしたが、きっとちょっとばかりひょうきんな、明るいひとなんでしょうね(笑)ただこうしたあたりにも、Konwitschny演出が出演している歌手や聴衆に押しつけたものを、押しつけられた側がそれをどう扱うか、という結果のひとつの形があらわれていると思うんですよ。




2007.11.20 tues



ひさしぶりにWagner作品のDVDをとりあげましょう。これは2006年Baden-BadenにおけるDeutsches Symphonie-Orchester Berlinの公演、Kent Nagano指揮の「ローエングリン」。演出はNikolaus Lehnhoff。


照明・色彩はなかなか美しいのですが、こぢんまりとした舞台がなんとも今風ですね。ローエングリンがテルラムントとの審判の戦いに勝って、エルザが喜びの歌を歌っても、だれも聴いていません。


第一幕の幕切れでは、エルザとローエングリンは引き離されたまま。




ローエングリン役のKlaus Florian Vogtはなんともリリックな声質で、これは演出やオーケストラ演奏とはよく似合っているんですが・・・。


オルトルートのWaltraud Meierが奮闘していますが、ちょっと浮いてしまっているかも。




幻想的な舞台に徹するでもなく、リアリズムに徹するでもなく・・・例によってLehnhoffの演出はよく分かりません―いや、あんまり分かりたくもないのでちょっとトボケて見せているんですが(^^;



Kent Naganoの指揮は卓越したものです。




2007.11.19 mon



えー、19歳の女の子が書いた小説であります。彼女、この小説でばかり有名ですね。まあ、その出版後100年以上も経過したあたりから、続々と映画なんぞ作られたためなんですが。その自由な(勝手気ままな?)換骨奪胎ぶりはともかくとしても、やはりこの小説(に描かれているもの)が現在に至るまで長きにわたって人口に膾炙し続けているのは、そこに人々の無意識、あるいは根元的な欲求に訴えかける永遠のテーマがあるからですね。

テーマは単純にひとつだけではありませんが、
ここらへん、ご参考に(^^*



ただ彼女の著作といえばこんな本もあります。知る限り、まったく論じられることもないようですね。いまでは似たような設定のSF小説、幻想小説などめずらしくもありませんが、これ、1826年の作ですぞ!

たとえば芥川や漱石が好きだというひとはときどきいるんですが、そのひとたちが「海外の小説は一切読まない」なんて言っているのを聞くと、不思議でもあり、その「好き」ぶりも少々疑わしく思えてきます(なにが言いたいのか、おわかりいただけますよね)。

同様に、ある作家を知るということは、その代表作だけを読むということではないと思うんですよ。




2007.11.18 sun

最近入手したCDから―。



フランスの女流ピアニスト、マルセル・メイエの1925年から1957年までのスタジオ録音集成。まとまったかたちでリリースされたことにより、いっそう貴重なセットとなっています。17CDで・・・えーと、7,000円だか8,000円だったか・・・買ったとたんにお値段忘れちゃうのよ(^o^;いずれにせよ安かった♪

Hoffmannさんって、ほんっとに、美人に弱いんだからっヾ( ̄∇ ̄*)(^o^*ねー

収録作品はこちらでご確認ください。




Hoffmann家の「大地の歌」コレクションに1枚追加―ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団、モーリーン・フォレスターのメゾ・ソプラノ、リチャード・ルイスのテノール。1967年4月21日、ベルリンでのliveと表記されています(Living Stage;LS1053)。

Living StageのCDは、音が揺れていたり、ひどいときには音が切れていたりするなど、録音(音質)粗悪なものが多く、あまり手を出したくないんですが、Wagnerやこの「大地の歌」となると、まあ仕方がないや、と(笑)

まだコメントできるほど聴き込んでいないので、いずれあちらのページで・・・。



もうひとつ―Wagnerの「タンホイザー」、「パルジファル」、「ジークフリート」の抜粋。Royal Swedish Opera ArchivesというシリーズのVolume7。指揮はSixten Ehrling、歌手はSet Svanholm、Margareta Bergstroem、Sigurd Bjoerling、Birgit Nilssonなど。2CD。
Sixten Ehrling指揮Royal Swedish Orchestraといえば、既に1955年と1956年の編集による「ワルキューレ」全曲盤が出ていましたね(こちら)。

どのような演奏であれ、Wagnerを聴いているときがいちばん・・・なHoffmannですが、それはともかくとしても、なかなか興味深いdiscです。

「どのような演奏であれ」・・・でもないのでは?(笑)Wagnerは主要作品ぜんぶ、「大地の歌」も録音があるのに、ほとんど無視されている指揮者もいますよね(^^;

たしかに(笑)




2007.11.17 sat

2007.11.13 tuesで「プルーストの毒消しに」手に取ったのはバルベー・ドールヴィイでした。読んだのはもちろん翻訳で。「宿命の女」というテーマについては・・・いや、最近じゃ「魔性の女」なんていうとどこかの国の芸能界のハナシみたいで、ちょっと取りあげにくいんですよね。



さて、こちらは独訳本。


左は表紙のFranz von Stuckが印象的ですね。表題は“Das Glueck im Verbrechen”、ほかに“Der karmesinrote Vorhang”、“Die Rache einer Frau”を収録。独訳はM.v.Berthof、Winkler Verlag刊。

右は“Diabolische Geschichten”、独訳はErnst Sander、Franz Greno刊。こちらは表題どおり“De rrote Vorhang”をはじめ6篇を収録。つまり左のWinkler版がダブってるんですな、しかも3篇だけ(^^;


えーと、ドイツ語訳は・・・(・・*

どちらがいいのかって、訊かないでください(笑)



右の“Diabolische Geschichten”は装幀も凝っていてビロードみたいな感触の布貼(ズイブン汚れておるが)、表紙を開くとこんなデザインです(^^;

(よいしょ、よいしょ;;;)

・・・! 花ちゃん、こんなのマネしちゃダメ〜(^o^;
(^o^;体操じゃないのよ〜

ふぁ? 「踊る人形」じゃなかったんですかっ?ヾ(・∇・*)ノシ

(おまけ)



例によって読めもせんのにこんな本も見つかりました(^o^A;

えーと「女とモラリスト」・・・でいいんですか?

そういえばオスカー・ワイルドの(以下略)




2007.11.16 fri


先日、クリストファー・リィのドラキュラ映像をupしたので、こちらもupしておかないと落ち着かない・・・(^^;


同じハマー・プロの「フランケンシュタインの逆襲」(1957年)ですね。「逆襲」って、原題は”The Curse of Frankenstein”ですね。続編みたいなタイトルですけれど、これがハマーのフランケンシュタインものの第一作なんですね

1958年の「吸血鬼ドラキュラ」とともに、いろいろな意味で記念すべき映画なんだよね

ところで、フランケンシュタインというのは右側に映っているピーター・カッシング演ずる科学者ですよね


そう、原作では学生、この映画では男爵だね。で、クリストファー・リィが演じているのは―これまで「モンスター」と言っていたけど、これからはこの映画にも倣って、”Creature”と呼ぶことにしようと思うんだよ


いかにも、正しく・・・(^^*




2007.11.15 thurs



ちょっと以前にも紹介した本なんですが・・・

アルジャーノン・ブラックウッドの「ジンボー」ですね(^^*月刊ペン社から出た・・・

これまた先日本棚の整理をしていて・・・


1909年Macmillan and Co.刊、”JINBO“。いま調べてませんが、たぶん1st editionでしょう。




2007.11.14 wed



これもふだん取り出しにくい本棚から出てきたもの―。



こ、こんな本、持ってたんか・・・( ̄o ̄;;いつ買ったんだっけ?




2007.11.13 tues



プルーストの「失われた時を求めて」を読んでいると、すばらしいとは思いながらも、登場人物たちの俗物ぶりいささかうんざりしてくるのも事実です。そうなると、たまには毒消しに、挑発的なまでにブルジョワ社会の俗物性をあげつらい、これを排撃する作家の小説なんぞ引っ張り出したりするわけです。で、読んだら読んだでこんな本も脇に広げてみたりして・・・。

いわゆる「宿命の女」の・・・って、どちらが毒でどちらが毒消しなんですかね〜(^^;

#これだけの記述でHoffmannがだれの小説を引っ張り出したか、わかります?(^^*




2007.11.12 mon

このへんで切腹、もとい、一服。



日曜日、ふだんアクセスしにくい本棚を整理していたらこんな本が出てきたので拾い読みしてましたよ。



かわいいですね〜(^o^*



おしゃれです〜ヾ(^∇^*



あららららら・・・(^o^;これはBeardsleyによるPoeの「黒猫」ですね

どうも怪奇趣味から逃れられないなあ(^_^A;

これもかわい〜いですねっヾ(^∇^* (・・;(・・;えっ?




2007.11.11 sun


こんど生まれ代わるとしたら吸血鬼になりたいというくらい、吸血鬼のお好きなHoffmannさんですが、吸血鬼俳優はどなたがお好みですか?

ベラ・ルゴシは以前から好きだよ。吸血鬼俳優っていうと、どうしてもクリストファー・リィの方が有名なんだけど、まあちょいとばかりスノッブ根性が頭をもたげて、「リィなんかがいいと言っているうちはマダマダ、やっぱりルゴシでしょ」ってな調子だったんだよね(^^;

ショパンを聴いていて、アシュケナージだ、ルビンシュタインだ、というひとを前にして、「なんてったってコルトーが最高でしょ(フフン)」と言うような感じですね(^o^;

その例に関してはモットモだけどな(笑)でも、最近ではリィも悪くないなと思うようになってきた・・・というか、ハマー・フィルムもいいなと思うようになってきた・・・かな?(^^;

ルゴシさんって、ちょっと丸顔なのが難ですね。吸血鬼のセックス・アピールという点では、若い頃身長193cmのリィさんは有利ですよね(^^*

ルゴシの演技は、あれは舞台俳優の演技なんだよね。それにゆっくり喋る台詞は、ハンガリー訛にコンプレックスを抱いていたが故の結果であって、それがはからずもすばらしい効果を生んだんだろう。あれはあれでいいけどね。ただ、リィのドラキュラ伯爵がはじめに登場する場面からして、動作は颯爽と、早口かと思うくらいに喋るのは、これ、ルゴシ=ドラキュラ(あるいはユニヴァーサルのドラキュラ)に対するアンチテーゼじゃないかと思うんだけどね(^^*

たしかに、先達であるユニヴァーサル映画は意識していたでしょうね

それに、ある本に吸血鬼といえばルゴシが最高で、リィなんて城の門番がいいとこだ、なんて書いているひとがいたけど、そんなことはない(笑)リィって相当に貴族的な気品が備わったひとで、それが演技にあらわれてしまうが故に、俳優としては損をしているところがあるんじゃないかと思っているんだけどね。じっさい、母方はイタリアの歴史ある貴族の一門であり、父はロイヤル銃撃隊の士官で、ご当人ときたら七ヶ国語を自在に話すことができるというくらいだから・・・

育ちの良さって、なかなか隠せるものじゃありませんね。



あと、リィみたいにシリーズ化されて連続出演しているわけじゃないけれど、「ノスフェラトゥ」(1978年西独・仏)のクラウス・キンスキーはすばらしいね(^^*もはや別格!

こちらはまた「ゆっくりしゃべる派」ですね・・・「不死」、つまり永遠に生きることに倦み疲れた気怠さを感じさせてたまらないものがありますね(・・*クラウス・キンスキーさんが吸血鬼を演じたのはこの一作だけなのは残念ですね

いや、知る限りもう一作、1988年イタリア映画の「バンパイヤ・イン・ベニス」という映画がある。目の前にかざされた十字架を睨みつけて真っ赤に焼いてしまうという、ずいぶんとパワー・アップした吸血鬼なんだよね(笑)監督はアウグスト・カミニートというひと。映像は美しいんだけど、あまりおもしろくない(海外でもDVD化されていない模様)。まあ、ヴェルナー・ヘルツォークの「ノスフェラトゥ」は、映画そのものの出来が最上級だからね。ユニヴァーサルもハマー・プロも、これと比べちゃあ気の毒だな(^^;

和製吸血鬼映画といえば天知茂、岸田森ですね


どちらも観ていないんだ(^^;観たいナー

# それにしても・・・赤ワインなんぞ飲みながら観る吸血鬼映画は最高ですなあ( ̄ー ̄*




2007.11.10 sat

16時間も眠っちまっただよ(-_-;

どうでもいいが、2007.11.05 monからこっち、連日upした画像、毎回「眼(球)」のアップがありましたなあ(・・;



# この画像は本文とは関係ありません。

(おまけ)


この英訳本の表紙は印象強烈ですね。




2007.11.09 fri



シェリダン・レ・ファニュの名前が出たのでここに一冊upしときます。”The Illustrated J.S.Le Fanu”、Selected and Introduced by Micheal Cox。Equatin刊1988年。表題どおり複数の画家によるイラストが収録された短篇集です。作品は”Schalken the Painter”、”Green Tea”など全11篇、有名なものばかり。”Carmilla”は入っていません。Le Fanuの本はほかに古いものが手許に何冊かあるんですが、この本は収録されたイラストはそれほどたいした出来でもないものの、比較的入手しやすいと思われます。

このひとの小説は、いつも「静けさ」を感じさせるんですよね




2007.11.08 thurs



昨日ちょっと名前の出たハマー・プロの「恐怖の吸血美女」、原題“Lust for A Vampire”(1971年)です。

一応シェリダン・レ・ファニュの女吸血鬼小説「カーミラ」が原作なんですが、当初予定されていた監督テレンス・フィッシャーは交通事故に遭って降板するは、出演予定だったピーター・カッシングは奥さんの病気で降板するはで、脚本のリライトもままならぬ状態でクランクインしたという、悪条件下で製作された映画です。おまけにプロデューサーは監督の反対を押し切って、音楽に“Strange Love”なんて歌詞をつけてしまい、これが作中で流れるとどうにも珍妙な印象を与えてくれます。ちなみにこの“Strange Love”、女性歌手が歌ってレコード化されたものの、まるで売れなかったとか(^o^;


冒頭は死者の復活の儀式。演じているマイク・レイヴンは元ラジオのDJ、演技は下手です(^^;




そのせいか、このアップは別な映画(「帰って来たドラキュラ」)から持ってきたクリストファー・リィのものだというのは有名な話。

このひと、ちょっと寝不足なんじゃないですかっヾ(・∇・;


主演はデンマーク生まれの新人、ユッテ・ステンズガード。この場面は何度かupしたことがありましたね。

歴史の先生がヲタクっぽいんですよね(^^*


「カーミラ」を脚色したハマー・プロ映画は3作あって、本作は「バンパイア・ラヴァーズ」(1970年)に続く第2作です。ちなみに第3作は「ドラキュラ血のしたたり」(1973年)。もともと原作にもレズビアン的な雰囲気があるんですが、これを幸いと(?)混迷期のハマー・プロはここぞとばかりにヌードをちりばめて・・・というのがもっぱらの世評ですね。たしかにおっ○いは何組か出てきますが、そんなに出来の悪い映画じゃありません。ひとつには、ユッテ・ステンズガードが意外と清楚な雰囲気の女優さんだからかもしれません。

「何組」って数えるんですか〜(^o^;

ストーリーは、カーミラ(ミアカーラ)が復活後、花嫁修業の学校に入学して女生徒たちを妖しく魅惑し毒牙にかけていくが、イギリス人の教師に恋をして、・・・というもの。どうもカッシングが降りてしまったので即席で間に合わせた脚本、みたいな印象は否定できませんが、ステンズガードは複雑な心理にある主人公を演じて、新人としてはいい演技をしていますね。

その、愛し合う教師役の俳優さんの映像は・・・?

そんなの、どうでもいいよ(笑)




2007.11.07 wed

昨日と一昨日、ホームズもののパスティーシュ・パロディ映画を紹介して、「切り裂きジャック」、「フロイト」の名前が出てきましたね。このふたつのキーワードから連想した映画がこれ―。



イギリスはハマー・プロの「ハンズ・オブ・ザ・リッパー」、原題”Hands of The Ripper”(1971年)です。


精神科医プリチャードはふとしたことから身よりのない少女を引き取ることになるが、この少女アンナはじつは切り裂きジャックの娘で、幼児期に父親が母親を殺す場面を目撃してしいた。やがて彼女は衝動的に家政婦を殺害してしまい、プリチャード医師はその犯行を隠蔽してまで、アンナをフロイト理論によって治療しようと試みます。




アンナ役のジェーン・メロウが可愛いですね


このひと、1941年生まれだそうだから、1971年時点でもう30歳なんだよね


家政婦のドリー、この直後あっさり殺されてしまい気の毒です。ちなみに彼女、明るく献身的でだれに対しても好意的。もしもリアルで目の前にこんな娘さんが現れたら、Hoffmannは間違いなくホレちゃいますね(^_^*


Hoffmannさま〜お気に召しました?ヽ(^0^*
 Hoffmannさまあ、おおきに、飯食べましたっ?ヾ(^∇^*



じつはこのDVD、かなり以前に入手したものなんですが、今回が初見。切り裂きジャックに娘がいたという設定・・・ということで、買うだけ買っといて長らくほったらかしていたんですが・・・いやはや、これがなかなかよくできたサイコ・スリラーもの。はやく観りゃよかった(^^;

1971年頃のハマー・プロといえば、かつてクリストファー・リィの主演で同社の看板シリーズとなったドラキュラものにしても、ピーター・カッシングのフランケンシュタインものにしても、行き詰まりを見せはじめていたんですよね。じっさい、1971年に製作されたものといえば「恐怖の吸血美女」、「ドラキュラ 血のしたたり」、「吸血鬼サーカス団」など、どれもネタ切れの果て、苦しまぎれのアイデアと見えます(・・・とか言いながらHoffmannはどれも結構好きなんですけどね(笑)

そんな時期にこれだけの作品をものしていたとは、さすが老舗の底力か、はたまた火事場の馬鹿力か・・・。


ラストは感動的ですらあります。

いいですね。フロイト理論を取り入れた映画というと、ヒッチコックの「めまい」を思い出しますが、比較するのもどうかとはいえ、私はこちらの方が好きですね

もちろんハマーならではの色彩も妖しく美しく、これはハマー・プロの傑作と賞賛しておきたいですね。




2007.11.06 tues

グラナダTV版「シャーロク・ホームズの冒険 完全版DVD」購入記念企画、本日はその第3弾です(笑)



「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」、原題は”The Seven Percent Solution”(1976年米)。原作はN.メイヤーによるパロディ小説、たしか邦訳も出ていましたね。

コカイン中毒が高じたホームズは、一介の数学教師モリアーティ博士を「犯罪界のナポレオン」呼ばわりして、その言動は異常の度を極めています。ワトソンはホームズの兄マイクロフトに相談して、ホームズをウィーンのフロイト博士のもとに連れて行き、治療を受けさせることにします。


ホームズ役はNicol Williamson。あまりホームズらしく見えないかもしれませんが、ここでは「弱き」ホームズを演じてなかなかの適役じゃないでしょうか。




こちらはすっかり困り果てた体のモリアーティ博士。ここではかつてマイクロフトとシャーロックの家庭教師であったという設定です。


若きフロイト博士ですね

どことなく、あおい輝彦ふうですね(^o^;



フロイトのもとで治療を受け、ようやく回復の兆しが見え始めたときに、元フロイトの患者であった女性が誘拐されるという事件に巻き込まれます。



機関車による追跡。このあたりアクション映画も顔負け・・・ですが、つねにユーモアを忘れません。

この場面、バックに流れているのがウィーンふうとハンガリーふうが混じり合ったような音楽で、楽しいですね



事件解決後、ホームズのコカイン中毒も完治して、しかしフロイト博士は「まだ意識の奥になにかがある」として、ホームズに催眠療法を試みます。そしてホームズの口から語られた少年期の事件は・・・。

この結末は、ちょっと陳腐ですね。モリアーティが少年時代の家庭教師で、さらにフロイトが登場・・・と。この時点でほとんど読めてしまいますね(^^;

なお、この映画も、以前ここで話に出てきていましたね(^^*

今回、画質があまりよくないのはVHS tapeからのキャプチャだからですね

DVD国内盤は出ていない。検索してみたけど、海外でも廃盤みたいだね




2007.11.05 mon

グラナダTV版「シャーロク・ホームズの冒険 完全版DVD」購入記念企画第2弾です(^^*

・・・とおっしゃると、昨日のは第1弾ですか?(^o^;

そう。ただしあれは「シャーロク・ホームズの冒険 完全版DVD」と「江戸川乱歩シリーズ DVD-BOX」購入記念合同企画でもあったんだよ(笑)



「名探偵ホームズ 黒馬車の影」、原題“Murder by Decree”(1979年米・加)です。

シャーロック・ホームズが19世紀末ロンドンを震撼させた切り裂きジャック事件に挑む、いわゆるパスティーシュですね。切り裂きジャック事件の数ある真犯人説のなかでも、おそらくもっともスケールの壮大な説を採用して構成されたストーリーで、そこにほかの真犯人説の要素も若干組み込まれています。


ホームズ役にChristopher Plummer、ワトソンはJames Mason。

どちらもいい俳優さんですね


美しくも不気味な、霧のロンドン・・・

いろいろな意味での世紀末的な雰囲気が、たいへん見事に描写描かれていますね


犠牲となる娼婦に忍び寄る影・・・。



切り裂きジャック事件におけるじっさいにあった事実もとり入れられています。



取りあげられているのが陰惨な事件だけに全体の雰囲気は暗く、Christopher Plummer演じるホームズは軽妙な側面よりもシリアスな正義感としての面を強調しています。



・・・こ、この結末は、たしかに壮大なスケールですね(・・;


なお、これはリージョン1の海外盤です。かつてVHS videoでは出ていましたが、DVDは国内未発売、ぜひ出して欲しいですね。

この映画については、ここでコソーリふれたことがあるんですよね(^^*

こちらでも、やはり題名は伏せているけど、話に出てきていたんだよね(^^;




2007.11.04 sun

架空対談 明智小五郎(天知茂)シャーロック・ホームズ(ジェレミー・ブレット) 優美(司会?)


お二方とも、ご遠慮なくお煙草をどうぞ(^^*)明智さんはシガレットでよろしいですか? ホームズさんはこちらのペルシャ製のスリッパに・・・

これはどうも(笑)エジプト煙草ですか

遠慮なくやらせていただきますよ・・・おや、これはアーケディア・ミクスチュアですね


それでははじめましょう。おふたりは今日が初対面ですか?

ええ。はじめまして。ホームズさんのドラマは原作に忠実でとてもいいですね


こちらこそはじめまして。いや、後半になるとかなり脚色されているんですよ


それだって、原作の雰囲気を重視してのことでしょう。その意味ではたいへん成功していると思うし、大道具・小道具の時代考証も手間がかかっていて見事なものですよ。それに、なんといってもホームズさんの確固たるキャラクター造型がひじょうに魅力的です。私は原作だと性格設定が執筆時期によってかなり違っているんです


たしか、そのあたりの事情を解き明かした研究者がいるそうですね


Hoffmannさんが以前その本を取りあげていますね(ここ

その意味ではあなたが明智さんという魅力的なキャラクターを造ったんだ。明智小五郎と言えば天知茂、というくらいにね。私の原作だって、作者があまり気乗りしないで書いているようなものが結構あるんですよ。シャーロック・ホームズという人格は熱狂的な読者たちによってつくられたと言ってもいいくらいなんです

そのファンおかげで今日に至るまでパスティーシュやパロディが書き継がれて、ホームズさん大忙しだ(笑)(ここ)私の原作は、むしろ猟奇趣味で読まれていたようなところがあるから・・・もっとも日本の当時の探偵小説は概ね怪奇味の強いものだったんですが


いや、そのなかで古びることのないのが明智さんの原作者なんですよ。なんというか、
fetishな道具立てとそのオブジェ感覚やイメージが支配的な心理小説なんだな。つまり、異常心理が探偵小説の結末たるべき合理主義を超越してしまっている。私の時代に、ウィーンにフロイトという医者がいて、無意識に関する新奇な学説を発表したのですが、どことなく明智さんの登場する原作小説に通じるものを感じますよ

ところがTVドラマでは「○○の美女」という表題が付いて、ゲストの女優さんが登場する。おまけに必ず裸で殺される被害者がいて・・・(苦笑)


ははは・・・そういえば、いつも奥さんに「先生って、ほんと、美人に弱いんだから」と言われていますね


いや、あの文代君は原作では「魔術師」に登場して、その後私と結婚するんですが、TVドラマでははじめから登場して、あくまで明智探偵事務所の助手なんですよ


でも、明智先生にほのかな思いを抱いているという設定ですよね(^^*

エヘンエヘン・・・五十嵐めぐみさんが演じていたときはね。でも途中で高見知佳さんに交代すると親娘のようなノリになるんですよ。ところでホームズさんは女性には関心が薄いようで・・・第一作に登場するあの女性は例外ですが

それが、Hoffmannさんによると、TVドラマではすっかり扱いが違うけれど、原作では下宿のハドスンさんだって結構あやしい(笑)ということなんですよ(^^*ホームズさん、いかがですか?

ゲホゲホゲホ・・・話を戻しましょう。明智さんのドラマは過去の悲劇的な事件の復讐、というパターンが多いんですよね


どうもそのあたりが日本的なんですね。ホームズさんの、いい意味での知的なパズルとはかなり違います。もちろん、ホームズさんやドクター・ワトソン、レストレイド警部といった人間味あふれる登場人物も魅力的ですが、とりわけ知的パズルといえば、盟友ドクター・ワトソンの存在もそういったストーリーの組み立てに寄与していますね


明智さんにもすばらしく魅力的な盟友(名優?)波越警部さんがいらっしゃるじゃありませんか(笑)


彼はどちらかというと愛すべき狂言廻しですね(笑)


明智さんは犯罪者や被害者と積極的に関わっていって、そこからドラマが広がっていくから、犯罪者の異常心理とか性癖というものが重要な要素になって、先ほどおっしゃったようなストーリーに展開していくのかもしれませんね。いずれにしろ、TVドラマの方もいろいろ制約があるなかで、明智さんの原作小説の雰囲気をうまく醸し出しているような気がするんですね


20世紀も大戦後になると、日本では「社会派」と呼ばれるミステリが主流になったわけですが、我々の原作はそういったリアリズムを重視したものではありませんからね

だからこそ、これからもお二方は時代を超えて愛好されるヒーローであり続けるんですよ(^^*




2007.11.03 sat



・・・・・・いや、あのその・・・( ̄o ̄*)えーと




2007.11.02 fri



・・・というわけで(なにが?)、これはヴェルディの歌劇「マクベス」のDVD。

ちょっと以前にアメリカから届いた玉手箱のなかのひとつ―TDKだから国内盤が出ていてもよさそうなのに、見たことがないので注文したんですよ。お取り寄せに際してはリージョン1なのでご注意を。

Compagnia Balleto di Roma、Orchestra eCoro del Teatro Regio di Parma、Bruno Bartoletti指揮、歌手はLeo Nucci、Enrico Iori、Sylvie layre、Rogerto Iulianoほか。2006年6月の公演のlive収録です。




ヴェルディの歌劇については、主要な作品のdiscはひととおり持っているんですが、めったに聴くこともありません。正直なところ、アリアの一曲が別なオペラのものと差し替えられていても、気が付かないという自信があります( ̄- ̄)オホン(^o^;自信なんですか〜

discで全曲一気に聴き通すには少々忍耐力が必要になるし、「ファルスタッフ」や・・・えーと、なんだったっけ、まあいいや、いくつかのじっさいの舞台に接したときは、意識消失発作を起こして人事不省に・・・( ̄_ ̄;

単に「寝ちゃった」んじゃないですか〜(^o^;;

それでもこうして舞台の映像を観ながらだと、結構愉しめちゃいますね。じつはここが肝心で、このDVDを入手したのは演出がイタリアの映画監督、Liliana Cavaniだったため。


もっともこのひと、オペラの演出では映画製作におけるほどの大胆さは影を潜めているようで・・・むしろ、細部に至るまでリアリズムに徹しているような気がします。もっとも、Hoffmannのヴェルディ作品(とその演奏・上演)に関する知識などお粗末なものですから、あまり断定的なことは言えません。



ついでに言ってしまうと、Hoffmannはシェイクスピアの作品からは、二流の(哲学とも言えない)思考・思索しか、感じとれません。

だからヴェルディに関心がないのでしょうか?

いや、そうじゃなくて―たとえばR.シュトラウスなどもほとんど聴かないけれど、そのR.シュトラウスが好んでオペラの台本に採用したホフマンスタールの戯曲、こちらの方がシェーさんよりも格段にすぐれていると思うんだけどね(笑)




2007.11.01 thurs



昨日という日はすべて、死に向かう愚か者どもを照らしてきたのだ。
消してしまえ、つかの間の灯火など!

人生は歩く影法師、あわれな役者にすぎない。
出番がくれば舞台で騒ぎ、はしゃいでいても、出番が終われば聴かれることなどない。
人生は白痴の話す物語だ。喧噪と怒りに満ちあふれてはいるが意味などない。

この世界はすべてこれひとつの舞台、人間は男女を問わず、すべてこれ役者にすぎぬ・・・

それぞれが舞台に登場しては退場していく、そしてそのあいだにひとりひとりがさまざまな役を演じる・・・


いま、何幕めですかっ?ヾ( ̄∇ ̄*