monologue 2008.08

2008.01 2008.02 2008.03 2008.04 2008.05 2008.06 2008.07
2007.01 2007.02 2007.03 2007.04 2007.05 2007.06 2007.07 2007.08 2007.09 2007.10 2007.11 2007.12
2006.01〜2006.03 2006.04〜2006.06 2006.07〜2006.09 2006.10〜2006.12
2005.01〜2005.03 2005.04〜2005.06 2005.07〜2005.09 2005.10〜2005.12
2004.12




2008.08.32 Σ( ̄□ ̄;


ハイドンといえばHoffmannの場合はやはり声楽曲。オラトリオ「天地創造」は録音もいろいろあるんですが、やはりここでも好きな指揮者のお出まし願うことになります(^^*

ラファエル・クーベリックのOrfeo盤、ウィリアム・ブレイクの絵はわりあいよく使われているようですね。右は同じくクーベリックによる聖チェチアリア・ミサですね

DGG時代にもハイドンのミサ曲の録音はあるけれど、やはりこのOrfeoの2点を代表としたいね


左は同じバイエルン放送交響楽団と同合唱団による「天地創造」、こちらはバーンスタイン指揮のDGG盤。中央はバーンスタインにはめずらしいPhilips録音で「戦時のミサ」、これもバイエルン放送交響楽団を振っていて、1984年のlive録音。右は「戦時のミサ」のニューヨーク・フィルハーモニックとの1973年旧録音。

「戦時のミサ」は「太鼓ミサ」とも呼ばれていますね、正しくは「よき四季斎日のミサ」・・・ですか


じつはニューヨーク時代のバーンスタインはハイドンのミサ曲をさかんに録音しているんですね。左から「ハルモニ・ミサ」、「ネルソン・ミサ(深き悲しみのミサ)」、「テレジア・ミサ」。歌手が玉石混淆。


CDになりますが、ちょっと古い録音―クレメンス・クラウス指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるオラトリオ「天地創造」と「四季」。前者が1943年録音で、後者は1942年録音。

「天地創造」はクーベリック盤とバーンスタイン盤があれば充分かと思いましたが・・・この音色はすばらしいですね。ただ、「四季」のレチタティーヴォ、通奏低音は・・・

ピアノみたいだね。録音も'43年と'42年で結構違うよね


ハイドンのオラトリオなら、じつはHoffmannは「天地創造」よりも「四季」が好きです。従って、クレメンス・クラウスの「四季」が「天地創造」と比較して、録音・演奏ともにいま一歩の面があるのは残念なんですが、「四季」には別に2種の優良盤があります。左はヘルベルト・ケーゲル指揮の東独ETERNA盤。右はOrfeoから出たクーベリック1972年のlive録音。

これはまた、好対照と言いたい演奏ですね(・・*




2008.08.31 sun

思えばこの灼熱の8月はチャイコフスキーのピアノ協奏曲ではじめたので、この際締めくくりもチャイコフスキーで・・・ってことなら昨日のdiscを持ってくればよかったんですね(^^;もう遅い・・・

それでは本日はハイドンのレコードでございますよ。



左はルドルフ・ケンペ指揮フィルハーモニア管弦楽団による交響曲第104番(カップリングはモーツァルトの34番)、右はサー・ジョン・バルビローリ指揮ハレ管弦楽団による83番と96番。右はサー・トマス・ビーチャム指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で101番と104番。どれもEMI(Electrola)系のレコードなのはタマタマ。

もっとも何番を聴こうかな〜なんて時はオイゲン・ヨッフム指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団のセットを持ち出しちゃうことが多いんですけどね。


どれも古いですね〜いまふうの古楽器演奏は・・・?

ひとつも持ってない(^^;


あと、古いところではカイルベルトの独Telefunken盤あたりもHoffmannさんのお好みでは?

あれ、ちょっとオーケストラの音程が悪いんだよね


どちらかというと声楽曲とか協奏曲の方がよく聴きますね。チェロ協奏曲ならご多分に漏れずジャクリーヌ・デュ・プレによるレコードが好き・・・なんですが、これはたいがいだれでもいいと言うので、Hoffmannが取りあげるまでもありません。じつは(意外にも)伴奏はバルビローリよりもバレンボイムの方がよかったり・・・(^^;

質的にはバルビローリの方が上じゃないですか? ただ、デュ・プレと組んだ協奏曲では、バレンボイムの指揮はこれとドヴォルザークが比較的充実しているんじゃありませんか? デュ・プレの演奏も、これまでに聴いた録音のなかではこのハイドンがもっともすぐれた演奏だと思いますよ(^^*EMIのstereo録音もこの時期がベストですね

ドヴォルザークぅ? あれ、伴奏で台無しになっているような気がするけどなあ・・・


モーリス・ジャンドロンによるレコードの伴奏は、御大パブロ・カザルスがラムルー管を指揮。

ソロとオケの表現が微妙に合わないんですが、それがかえっておもしろい効果を生んでいるような気がします

右はピエール・フルニエによるDGG盤。気品あふれる演奏でありながら、ジャンドロンのように感覚的に傾かず、かなり知的な演奏といった印象を与えるのがフルニエらしい。


これはもう言うことのない好演ですね



・・・で、真打ち登場ヽ(^^;あくまで個人的に

Hoffmannさんのお好きなポール・トルトゥリエですね

好きだからってなんでもいいというわけにはいかない、とはほかの演奏家だと言えるんだけど、このひとの場合はてんでダメな録音というのが思いつかないんだよね

小品集などはちょっと生真面目に過ぎて、もう少し余裕があってもいいと思うのですけれど・・・

それは聴き手に媚びていないということだよ。むしろ、いかなる作品でも気品を失うことなく、intimateな表情を醸し出す心の余裕の感じられるのがトルトゥリエというひとだと思うな。こういうひとこそ、チェリストとか指揮者とかではなくて、「音楽家」と呼びたいね

さすがに大絶賛ですね〜(^^*



おまけにピアノ協奏曲のレコードを。アンヌ・ケフェレックのピアノ、アルミン・ジョルダン指揮ローザンヌ室内管弦楽団による1981年録音の仏Erato盤。たしかこの時期にEratoはパイヤール指揮イギリス室内管弦楽団による演奏で交響曲録音を何枚か行っていたはず。まあ、レコーディングなんていろいろ事情があるのだろうとは思いますが、この協奏曲録音はジョルダン指揮でよかった(^^*ケフェレックのやや硬質なタッチとジョルダンのほどよい「ゆるさ」が絶妙のバランスです。

Hoffmannさんは、厚みのあるオーケストラの響きのうえに線の細いヴァイオリン・・・とか、おっとり系の伴奏に立ち上がりのよい芯のあるピアノの音・・・といった組み合わせに弱いんですよね(^o^*




2008.08.30 sat

またまた通俗名曲を取りあげますが、別に意図するところがあるわけではなくタマタマ。
残暑がきびしいので涼しげな「白鳥の湖」を・・・とやろうと思っていたら、外はゲリラみたいな土砂降りで理由付けが出来ません(^^;

以前(2007.02.08 thurs)チャイコフスキーのバレエ音楽を取りあげたときは優美が担当したんだよね、というわけで、今回もヨロピコヾ(^^*


はあ・・・(笑)あのときは、小澤征爾指揮パリ管弦楽団の演奏による蘭Philips盤「くるみ割り人形」と「眠りの森の美女」がやや表情が単調、ハンス・クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽の「くるみ割り人形」が即興的な印象(まんまですね・笑)、それにHoffmannさんおすすめのサー・エードリアン・ボールト指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団による「くるみ割り人形」と「眠りの森の美女」の演奏が、とにかく上手いという結論になったんですよね

いずれも組曲版だね。念のため付け加えておくと、ボールトの「眠りの森・・・」は一般的な組曲版とは構成が違うけど・・・



これはリッカルド・ムーティ指揮フィラデルフィア管弦楽団による「白鳥の湖」、「眠りの森の美女」です。ストイックと言いたい引き締まった響きがチャイコフスキー演奏にありがちな感傷を廃しているようで、それでいて表情付けの身振りは大きく、これならHoffmannさんもお気に召すのでは? 私はその表情付けがややあざとく感じられて、もう少し純情な演奏が好きですけど(笑)



これはネーメ・ヤルヴィ指揮スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の演奏による英Chandos盤ですね。「くるみ割り人形」の第二幕全曲と「白鳥の湖」から8曲という選曲の妙は、これはヤルヴィらしいというか、むしろChandosらしいと言うべきなんでしょうか(笑)録音がいいので聴きばえがして得をしているようなところがありますね

ジャケット写真を見くらべると、ムーティの「集中」と「拡散(開放)」、その動的な印象に対して、ヤルヴィは「バランス」と「安定」、カメラ(マイク)をややオフ気味に引いた全体への見通しと、その演奏や録音の傾向を語っているようでおもしろいね(^^*



うって変わって若杉弘指揮読売日本交響楽団による「白鳥の湖」と「くるみ割り人形」です。録音は1960年代でしょうか。オーケストラはさすがに世界一流の実力とはいかないんですが、隅々まで神経の行き届いたていねいな演奏ですね。Hoffmannさんが以前この指揮者についておっしゃった「柳腰」の演奏と聴こえて、その点でムーティとは正反対と思えますね

staticというか・・・ちょっとダシ汁があっさりめで薄味だね

いま、「禁問のもちーふ」がきこえてきませんでしたかっヾ(・∇・*

えっ?(・・;えぇ〜っ!(・o・;は、花ちゃん、いつの間に・・・

花ちゃん、「禁問のモチーフ」って知ってるの?(・・;

ええと・・・「白鳥を焼く男」・・・じゃなくて、白鳥を弓矢で射たひとが、はんせいヽ(-_-;して・・・でも訊くべきことを訊かなかったので、朝になるとダンナさんが白鳥に乗って新小岩の実家へ帰っちゃうんですよねっヾ(^∇^*

惜しい・・・けど、花ちゃんいろんな意味でスゴイ!(・・;それにしても、なんで新小岩nano?

「新婚祝い」のことじゃないですか?(^o^*タブン・・・




2008.08.29 fri

さて、通俗名曲の最たるものでございますよ。



ロベルト・シュトルツ指揮による「栄光のウィンナ・ワルツ/その軌跡」と題された2枚組LP国内盤。オーケストラはベルリン交響楽団とウィーン交響楽団。ヨーゼフ・ランナー、ヨーゼフ・ラビツキー、カール・コムツァーク、カール・ミヒャエル・ツィーラー、リヒャルト・ホイベルガー、フベンティノ・ローサスといった比較的めずらしい作品が並んで、シュトルツの自作も収録。

以前にも言ったことなんですが、ウィーンで親しまれたシュトルツの音楽造りは、作曲にしても指揮にしても、これは「芸術」というより「芸能」ですね。ただしコンサートホールの音楽とは考えずに聴けば、この予定調和の世界もこれはこれで悪くない。たとえばコムツァークの「バーデン娘」なんて、某大指揮者の録音が有名ですが、あんなの足元にも及ばない魅力的な音楽となっています。


Hoffmannさん、石が飛んできますよ〜(^o^;

よく、あれは「冗談だ」とか「命がけの遊びだ」というひとがいるんですが、それはだれかがそう言っていた(書いていた)のを丸ごと復唱しているだけなんじゃないんですか? みなさん、その演奏を聴いて、自分の頭で考えて、ほんとうに自分でそう感じているんでしょうか? はっきり言ってしまえば、アチラの演奏、というか指揮者、某新興宗教の教祖様みたいなみキチ○イじみた評論屋が、ことあるごとに「冗談」だの「命がけの遊び」だのと大絶賛するせいで、大方のみなさん右へならえの賛辞が当然となっているだけだと思うんですよ。Hoffmann自身の感想を言わせてもらえれば、いやはや、あれが遊びだというなら、ちっとも笑えない、ずいぶんお寒い冗談ですな。

あの指揮者はHoffmannさんもお好きなはずですが・・・

好きだからってなんでもかんでもいいというわけにはいかないよ。バカバカしいものは・・・(ムガムガ)

もうそれくらいにしておいてください〜(^o^A;


左は同じくシュトルツがベルリン交響楽団とウィーン交響楽団を振った独Eurodisc盤2枚組。こちらは“Goldenes Wien/Ein Ball bei Johann Strauss”という表題で、シュトラウス・ファミリーの有名曲を中心に編集されています。

上の国内盤のコムツァ−クにしても、レハール(「金と銀」)にしても、音楽的にはほとんどさしたる価値もない。それにくらべればこちらの方が音楽的にはいいのかもしれないけれど、どちらかというとシュトルツの「芸」は上の盤の方がその魅力を発揮しているように思えるね

おっしゃることがまだまだ過激ですよ〜(^o^;ところで、右のレコードはジャケットのデザインが同じ絵なんですね

これは独Orfeoの“K.u.K. Festkonzert/Die schoensten boemischen Maerche, Polkas und Walzer”と題された2枚組LPだよ。ヴァーツラフ・ノイマン指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団による演奏で、これがまた・・・いや「ついでに」触れるのはもったいない(笑)またの機会にしよう



“Valses et Polkas Viennoises”・・・とフランス語になって、これはアルミン・ジョルダン指揮バーゼル交響楽団による1981年録音の仏Erato盤です。レハール、ツィーラーのほか、シュトラウス・ファミリーはヨハン(II世)、ヨーゼフ、エドゥアルトyといった選曲。例によって作為のない音楽造りが好ましく思えるHoffmannであります。精妙でいて神経質にならない「美しく青きドナウ」、陳腐な作品を純情なまでに信じて演奏した「金と銀」と、これまたいいレコードでありますなあ。

Hoffmannさんはウィンナ・ワルツならウィーン・フィル、と思うほど純情じゃありませんからね(^^*でも、「金と銀」ならワタシはケンペ盤かバルビローリ盤の方が・・・

わかる(笑)だけどそれじゃ話が終わっちゃうから・・・ではなくて(^^;これは聴くときの気分にもよるんだけど、シュトルツ、ジョルダンとくらべると、ケンペはコンサートホールで演奏される立派すぎるくらいの音楽になっていて、バルビローリはカラヤンなみに陳腐な表情付けを施していて少々甘ったるい。どうも、両極端なんだよね




2008.08.28 thurs



ブルッフの歌劇「戯れと悪知恵と復讐」に歌曲集を組み合わせたレコード・・・と気が付いたのは買ってから(笑)

だってさ、このCommedia dell'Arteを見てよ(^^*




おまけにこれ、独Capriccioのレコードというのは話が出来すぎ(笑)

典型的なジャケット買いですね〜(^o^;まあこれなら“Hoffmann”さんとしては当然の反応ですね




2008.08.27 wed

評価が定まっている通俗名曲もまんざら捨てたもんじゃありませんが・・・


秘曲と呼ばれるような音楽は、果たして評価が定まった末のレッテルなのか。


芸術に対して芸能、と感じる作品もありますけどね。




2008.08.26 tues

昨日のマーラーのレコード、テンシュテットによる第5番2枚組の第4面は第10番アダージョですが、こちらの演奏はさほど・・・(^^;横に流れるテンシュテットだと重層的なおもしろさが活かしきれていません。だからラトル盤のよさが際立つ結果となったわけですが・・・。



かつてマーラーはdiscで聴く限り、ほとんど後期ロマン派の音楽として演奏されてきた言っていいでしょう。これを近代以降の音楽としてとらえたルーツはジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団による第6番と(とりわけ)第10番アダージョ及びプルガトリオ(第3楽章)あたりではないかと思われます。


第10番のアダージョといえばこれ―ミヒャエル・ギーレン指揮による、左はSWF Sinfonieorchester Baden-Badenとの1989年録音のdisc。

右は2005年に録音されたクック版による、すなわち全曲盤。オーケストラはSWR Sinfonieorchester Baden-Badenと表記されていますが、同じ団体でしょう。


いまなら全曲盤の方がお好きですか?

そうとも限らない(笑)旧録音の方に併録されているのがWagnerの「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死と、これ以上にないベストカップリング、この2曲、時間的にも深夜に聴くのに最適なんだよね(^^*




2008.08.25 mon

ひさしぶりにマーラーを聴こうと思うと、大曲故に途中で盤をひっくり返すなどの手間がかかっても、やはりアナログLPを引っぱり出しちゃいます。


第5番でもっとも好きなのはクラウス・テンシュテット指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団のdisc。これは後のlive盤よりも(とくに第4楽章以降が)フレージングなどていねいかつ綿密。

中央はガリー・ベルティーニ指揮ケルン放送交響楽団による第3番。ベルティーニのマーラーは、国内盤ではこの第3番が最初に出たので、これが全集第一弾と思っているひとが多いんですが、じつは後から出た第6番に続く録音。その第6番と比較すると、はるかにオーケストラとの意思の疎通が良好と感じられます。長大な全曲を通して緊張感が―あたりまえのように―持続し、オーケストラの細部に至るまで意味深く響くは見事。なお、ベルティーニのマーラーで手許にLPがあるのはこの第3番のみ、これしか出ていないのかもしれません。

右はロリン・マゼール指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による第9と第10番アダージョ。ややあざといかと思えるくらいのマゼールの入念な表情付けが、ここではウィーン・フィルの持ち味に支えられて、オーケストラの機能性ばかりを前面に押し出すことなく効果的。内容のある音楽となっていますね。



デリク・クックによって完成された第10番。これはサイモン・ラトル指揮バーミンガム・シティ交響楽団による演奏。さすが(当時)新世代の旗手? これは20世紀音楽ですね。


ちなみにラトル盤は、ときどき見かけるaudioメーカー(スポンサー?)の広告付き。Grundigはドイツの、たしかaudio機器に限らぬ家電メーカーでしたっけね。この写真は安価なシスコンのようですが、かつては日本にもなかなか魅力的な小型スピーカーが輸入されていましたね。

かなーりむかしの話だけど・・・グルンディヒ以外にも、ヴィソニックとか・・・(^^*ヘコーは最近また入ってきているようだね。ああ、あのころは各社個性があってえゝ時代じゃったよのう・・・ゲホゲホ

おじーちゃん、おくすりのじかんですよっヾ(・∇・*




2008.08.24 sun

ここで日本(Hoffmannは「邦画」ということばは使いません)にも目を向けておきましょう。

「怪談」(1965年・東宝)です。監督は小林正樹、音楽は武満徹。もちろん原作は小泉八雲、「怪談」、「骨董」から採られた四話のオムニバス。その四話については、とくに枠が設定されていません。



第一話は「黒髪」。


三國連太郎と新珠三千代です。

とてもお若いですね〜(^^*新珠三千代がとってもキレイ♪



新珠三千代は役柄からして当然なんですが、三國連太郎の演技も中盤までかなり抑えめ。



だからこそ、終盤、一気に老いて老醜をさらしていく様が効果的なものとなるんですね



第二話は「雪女」、これは眼球、というより目玉を模した雲?



岸恵子に仲代達矢。

これまたおふたりともお若いですね〜でも仲代達矢はあまりお顔が変わらず、岸恵子は声ですぐ分かりましたね(^^*


ここらへんで、このカラー初期の映画は色遣いによる効果造りをかなり意識しているんだな、と気付かされますね。



ただしこの「雪女」で重視されているのは眼とその視線です。

眉を落とすことで視線が強調されているようですね。「黒髪」、「雪女」と、fetishな道具立てが続いて、なかなかHoffmannさん好みなんじゃないですか?(^^*



第三話「耳無し芳一の話」、主演は中村賀津雄です。


このあたり、特撮なんぞに頼らず、いい雰囲気を醸し出しています・・・が、壇ノ浦合戦のシーンはちょっとくどい(^^;



こういったシーンは、どうしたって観る者を笑わせてしまうおそれがあるわけで・・・

ここに至るまでが大切・・・と



この第三話は脇役が芸達者揃いですね。住職の志村喬、呑海の友竹正則、甲冑の武士(迎えの使者)丹波哲郎といったあたりも悪くはないんですが、なんといってもこのふたり、矢作と松造がイイ!


田中邦衛と花沢徳衛ですね(^^*



最後は「茶碗の中」。これのみ「骨董」から採られた話ですね。


武士関内に中村翫右衛門、茶碗の中に見える男―式部平内に仲谷昇。すみません、このお二方の演技に関しては、Hoffmannはあまり・・・(^^;shitsurei


右は関内が斬りつけた式部平内の家来が深夜訪問してきたところなんですが、こんなところでも色遣いに気を配っています・・・って、これはやりすぎでは?


佐藤慶、天本英世の顔が見えますね



この第四話は明治を舞台にしての枠物語。出版元が原稿依頼した作者のもとを訪れると、「茶碗の中」という話が真相未解決のまま放り出されているように、物語作者の姿が見えず、土間の水瓶のなかから(幽界から?)手招きをしているシーンで終わるという、不思議な余韻。



その滝沢修が、じつは全編のナレーションを務めていたわけですから、これはこれで枠物語の形式であったとも言えますよね(^^*

あ、なーる・・・( ̄o ̄;




2008.08.23 sat

これは「エンゼル・ハート」“Angel Heart”(1987年・米)、メジャーどころですね。原作はアラン・バーカーの「墜ちた天使」。



もはや説明不要ですね。



これはかなり以前、「映画のなかの猫画像」としてupしたことがありましたね


舞台は1950年代ニューヨーク、私立探偵ハリー・エンゼルはある日ルイス・サイファーと名乗る男から人探し依頼を受けます。探す相手は往年の歌手ジョニー・フェイバリット。サイファーはジョニーとある契約を結んでおり、「彼には貸しがある」とのこと。捜査を開始すると、行く先々で証人たちが無惨な殺され方をして・・・というstory。

主演はミッキー・ローク。ロバート・デ・ニーロ、シャーロット・ランプリングが出演。

シャーロット・ランプリングはともかく、あとはHoffmannさんのお好みとはほど遠いキャストですね(^^;

ミッキー・ロークって、演技というもののまるでできないひとだよね。リリアーナ・カヴァーニ監督の「フランチェスコ」はこのひとが主役だというので長い間観なかったんだ(^_^;台詞なんか、聴きとりづらい声でボソボソしゃべるか、さもなきゃヒーとかヒャーとか叫び声をあげるだけ・・・(-_-;ちとウンザリ

この映画では時代の雰囲気と合っていて悪くはないと思いますけど



映画としての出来は昨日の「ハードカバー/黒衣の使者」と比較してもはるかに上。storyだけの映画ではないし、映像も効果に頼っただけで観せるものではありません。




執拗に現れるimageの数々―じつにうまいもんです。



ジョニーのかつての主治医は眼を打ち抜かれ、ギタリストは自分の性器を喉に詰め込まれ・・・



女占い師は心臓をえぐり取られ殺害されます。


エピファニー、彼女は行方不明のジョニーの娘。彼女はブードゥー教の巫女なんですが、このstoryのなかでブードゥー教の儀式は、まあ味付け程度。

この女の子が歌うジョニーの歌のメロディは、ちょっとマーラーの交響曲第10番の冒頭と似ています。


知らぬ間に血塗れになっているシャツ。ギュッとにぎると血がぽたぽた・・・なかなか印象的でもあり、後にこれが伏線であったこともわかるという仕掛け。



identity喪失、取り戻された真相の罪と罰、という展開はいまどきめずらしくもなく、いやそれどころかオイディプス王の昔からお馴染みなんですが、そんな手垢の付いたプロットでこれだけ観せる映画を作ったんですからたいしたもんです。とにかくよくできた映画ですね( ̄- ̄*まあ、主演俳優のことは大目に見よう・・・



この3日間、だんだん扱いが大きくなってきましたね(^^*やっぱりいい映画となると・・・

結果的にメジャーどころがよくできている、というのもあまりおもしろくないが、まあ今回はタマタマということで(笑)




2008.08.22 fri

「ハードカバー/黒衣の使者」“I , Madman”(1988年・米)です。監督はティボー・タカクス。


古書店勤務の女性が、最近仕入れた本を読んでいたところ、小説のなかの殺人事件が現実に起こりはじめる・・・というstory。



この映画、なといっても古書店の雰囲気がHoffmannの好みなんですなあ(^o^*


ちなみに右の画像、このいかにもな「オタッキー顔・体型」は、同じ古書店に勤める女性モナがお目当てでやって来る常連客(笑)

屈託のない、いい笑顔なんですけどね〜(^o^;


小説どおりの事件が発生するのは狂気の作者が生きているためではないか・・・と、出版元を訪ねた際、壁にはこれまでの出版物が飾ってあるんですが、これが有名な題名のパロディなんですな。“EAST of EDITH”はともかく、“MOBY'S DICK”てのには声を出して笑っちゃいました(^0^*

あらあらあら・・・(^o^;



現実に現れた殺人鬼。赤毛の女性の頭の皮をはいで自分の頭部に付けているところ。「気に入ってくれたかい?」

主役のジェニー・ライトは演技が上手いんだか下手なんだか・・・(笑)



ついには彼女の友人までが殺害されるに至り・・・



都合のいいことに(笑)刑事である彼氏に相談。次なる殺人を予測して・・・


警官たちが図書館で張り込み、しかしこれは見当違い。


深夜の古書店に戻ってきたら・・・ここでちょいと「映画のなかの猫画像」です。流れている血をなめている、その先には・・・

ちなみに右はその猫がはじめて登場(?)するところ。突然カウンターに猫が飛び降りてくる→びっくりする→わざと飲み物をこぼす、という一連の流れがじつに区切りよく鑑賞できます。Hoffmannが監督なら、いくらなんでもやり直させますぞ(笑)


次の現場「本がたくさんある場所」とは、図書館ではなく古書店だった・・・って、すみません、ちょっと笑ってしまいました(^^A;いや、笑い事じゃない、新たな犠牲者はなんと同僚のモナ。殺人鬼はモナの唇をそぎ取って自分のものにしています。



ここで彼氏が救援に駆けつけるんですが、犯人の怪力に組み伏せられ、彼女は小説のなかに登場する怪物を現実化させます・・・って、こう聞くとバカバカしいと思われるかもしれませんが、じっさい、このあたりからいよいよバカバカしい展開となってくるんですよ(笑)



「おじさん」顔の怪物。いまやめずらしいストップモーション・アニメ?



殺人鬼は怪物もろとも窓を破って・・・

これはつまり本(の紙)なんですね


ゴーインに結末へねじ伏せましたね〜(^o^;

Hoffmannはフリッツ・ライバーの小説「闇の聖母」を思い出しちゃいましたよ(^^*

これはスプラッター映画というほどではありませんね。まあジャンル分けなんてあまり意味がないとは思いますけど・・・とは言っても「ホラー映画」ということばはHoffmannさんはお使いになりませんよね

あまり細分化するのは好きじゃない、ひとによって見解が分かれてくるし。サイレント時代のムカシから現代まで、恐怖映画とか怪奇映画でひとくくりでいいよ。スプラッターやサイコもの、オカルトものもそのなかの一分野ということで(笑)この「ハードカバー」はB級映画なれど昨日の「忌み嫌われる家」に比べれば数段ましな恐怖映画じゃないかな




2008.08.21 thurs



「忌み嫌われる家」“La Casa Sfuggita”(2003年・伊)です。監督イヴァン・ズッコン。 劇場公開ではなくヴィデオ(メディア)発表を前提として制作されたものらしい、イマドキ映画。原作がラヴクラフトの「忌み嫌われる家」ということで観てみたんですが、なんとも退屈なスプラッターものでした。

ラヴクラフト、乱歩あたりの原作となると「一応」観てみようかなと思うわけだが・・・さすがに懲りた(-_-;



途中で居眠りしちゃって、結局なにやってるのかわからなかったんですよねっ(((*^o^)σ)~0~)/プニッ♪




2008.08.20 wed

我が家のスピーカー、常用のH社から小型のK社のものに接続替えしておよそ一ヶ月、続いてひさしぶりにS社を鳴らしています。配置や内振り角度などのセッティングが決まると2本のスピーカーの奥にステージが展開してスピーカーの存在を忘れさせる点では、やはりK社、S社の小型の方が(狭い部屋では)有利ですね。



たいして録音のよくないdiscでもかなり印象がよくなります。

本日は通俗名曲としては最右翼(?)のドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」のレコードを・・・。

ドヴォルザークの「新世界」といえば、ルドルフ・ケンペ指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団のex-libris盤が演奏・録音ともに最上質なんですが、ここは「たいして録音のよくない」ってことで、カール・ベーム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるDGG盤をとりあげておきます。

録音は1978年か'79年頃でしょうか。ベーム晩年の録音のなかでは、ほとんど例外的に熱気あふれる好演ですね

優美、なにげにきびしいこと言うね(^^;




2008.08.19 tues



オネゲルの劇的オラトリオ「火刑計台上のジャンヌ・ダルク」の全曲録音といえば、かつてもっとも入手しやすかったのがこれ。セルジュ・ボド指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団によるSupraphon盤。1974年の録音。LPはSQエンコードされていますが、やや広域がカン高く響き程度で、そんなに位相がおかしいということはありません。



セルジュ・ボドとチェコ・フィルといえばこれも―同じくオネゲルの劇的オラトリオ「ダヴィデ王」。「夏の牧歌」、「喜びの歌」、「パシフィック231」も収録。1985年録音のSupraphon盤。




2008.08.18 mon


discに解説書が添付されているというより、解説書にdiscが付いてくるといった体のANDANTEのCDです。2、3欲しいものがあったものの、輸入盤としてはどうも割高な印象でなかなか手を出しにくかったんですが、在庫処分か、かなり安く出回りはじめたようですね。

ちょっとdiscが取り出しにくいんだけどね(^^:


discのレーベル面のデザインがアナログLPなんですね(^o^*

# ANDANTEのCDといえば、以前3点ほどupしたんですが、おぼえているひとはいるかな?(笑)




2008.08.17 sun



カフカ関連のDVDなど観ておりましたとさ。

左はスティーヴン・ソダーバーグの「カフカ 迷宮の悪夢」(1991米)、中央はダニエル・ユイレ、ジャン=マリー・ストローブの「階級関係―カフカ『アメリカ』より」(1986独・仏)、右はオーソン・ウェルズの「審判」(1963仏・伊・西独)ですね

どれも入手しやすい国内盤だよ。このなかでmonologueで取りあげたことがあるのはソダーバーグだけ・・・ってのが自分でも意外だな

ネタはありあまってますね(笑)



・・・で、聯想で引つぱり出した本がこれ。いや、こゝでカフカの小説(しよふせつ)を繙くやうなスナオな人間だつたら、もう少し違つた人生(ぢんせい)を歩んで居たことであらう・・・

これはAlfred Kubinの自伝ですね・・・って、なにが「あらう」ですか〜(((; ^o^)σ)~0~)/プニッ♪どうして旧仮名遣いになるんですか〜


もちろん画家だから本人のイラスト入り。




2008.08.16 sat



こんな本を読みつつ・・・




ちょっと映画史について語ろうかなと思って引っぱり出してきたのがこのあたり。

ジュール・ヴェルヌとモーリス・ルブランはともかく・・・あっ、ルブランから「ガリヴァ旅行記」の“あの箇所”につながりますね




2008.08.15 fri



文庫本の本棚から出てきた、メアリ・シェリーの「フランケンシュタイン」です。ムカシは翻訳はこれしかなかった、しかしその訳文が評判の悪い角川文庫版です。表紙はUniversal映画のボリス・カーロフですね。


ところがこの本、イラストが収録されていることで有名。

これは木版画ですね。作者はどなたですか?

リンド・ウォードというひとなんだけどね、この文庫本のどこにも紹介はおろか、その名前さえ記されていないという「おそ松」くんだぞ(-_-;ほかに「ファウスト」とか「ベーオウルフ」の挿絵本があるほか、児童書の分野でも活躍したらしいけど、見たことがない。ウォード版「フランケンシュタイン」は1932年刊で、カットを含めると60余点の挿画があるそうだ。この文庫本に収録されているのは20点に満たない。原書を拝んでみたいもんだね




2008.08.14 thurs



なにをいまさら・・・。




2008.08.13 wed



NTSC盤を所有しているのに、PAL盤も入手してしまったという例です(笑)

ずいぶん傾向の異なった2本ですね〜(^^;



傾向が異なるといえばこちらも―アメリカから届いた玉手箱(よっていずれもNTSC)です。この二組の箱物が一緒に送られてくるというのもどうかと(笑)




2008.08.12 tues



海外盤DVD、英語でも字幕があればなんとか・・・字幕がなければそれなりの努力をするんですが、ちょいと舌足らずな子供の台詞はさすがに聞き取れませんなあ(^o^;

この女の子はかわいいですね〜

いい笑顔なのに、このあとひどい目に遭うんだよね(-_-;見ていてツライ・・・




2008.08.11 mon



リッカルド・ムーティはまんざら嫌いじゃないんですが、このフィラデルフィア管弦楽団を振ったマーラーの交響曲第1番のレコードはあまりおもしろくありません。

「魔濫two」という会社がありますね。なかなか真面目というか質実な製品を造るオーディオメーカーで、Hoffmannも好感を持っているんですが、ひところ(最近は知らない)某audio誌に、数ページにわたる、なんとも嫋々たるセンチメンタリズムたっぷりのエッセイによる広告を掲載していました。あるときその文章で、ムーティ指揮フィラデルフィア管弦楽団の来日公演を聴きに行ったら、終楽章の最後のところで金管楽器奏者が立ち上がって演奏した(吹いた)のにはびっくりした、さすがジャズの国、マーラーもさぞかし草葉の陰で苦笑していることでしょう・・・とやっていたんですな(苦笑)

このレコードを聴くと、ついその広告を思い出しちゃうんですよ。

ムーティもさぞかし苦笑していることでしょうね(^o^*




2008.08.10 sun



バルトークの「中国の不思議な役人」です。一度バレエを観てみたいものですが、音楽だけ聴いていても、なかなか親しみやすい聴かせどころ満載の名曲ですね。これはクリストフ・フォン・ドホナーニ指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団による全曲版の録音。「二つの肖像」Op.5が併録されていて、録音は“Recorded December 1977 and September 1979”とあります。演奏・録音ともにたいへんすぐれたdiscですが、もう少し音楽の「きしみ」が聴こえてきてもいいような気もします。ドホナーニというひとは、響きに対する感覚が鋭敏なのか、どうも洗練された美しさに傾く傾向がありますね。



これは若杉弘指揮東京都交響楽団による1986年の録音。このオーケストラもこの頃、かなり技術的に向上しましたよね。国際級とは言えませんが、かなり健闘。


こちらは小澤征爾指揮ボストン交響楽団によるdisc。左のLPは1975年の録音で組曲版(弦楽器、打楽器、チェレスタのための音楽をカップリング)、右のCDは1994年録音の全曲版(管弦楽のための協奏曲の初演版をカップリング)。版は異なれど、演奏は1975年のほうが熱気があっていいですね。録音もDGGにしては良質な方。1994年の全曲版録音の方は、オーケストラの響きも窮屈でどこか貧血気味と聴こえ、表現の幅も狭く、こぢんまりとまとまってしまった印象です。




2008.08.09 sat


最近入手した10inch盤でごぜえますだ。




2008.08.08 fri

どこかで運動会がはじまるんだそうですね。


「ヲラ知ラネ」





2008.08.07 thurs



サイレント映画といっても、ふつうそのDVDには音(楽)が付けられていますよね。その音をあえて出さずに、環境音楽ならぬ環境映像的に流しっぱなしにしておくのが、結構好きなんですよ(^^*

上は最近観ていたサイレント映画にご出演の女優さんですね(^^*正統派美人がお好み?

なんというか、知的でいてぽわ〜んとしたおっとりタイプが好みなんだよ

それ、だれのことですかっヾ(^∇^*




ホラホラ・・・ヾ(^∇^*(^-^*うふふふふふ・・・




2008.08.06 wed



ある映画関係本の裏表紙から―こうしてみると、なんだかいかにもB級映画女優然としてますなあ(^o^;




2008.08.05 tues



以前、Weberの歌劇「魔弾の射手」全曲録音のdiscをまとめてupしたことがありましたね。WeberといえばWagnerへの影響も含めて、Hoffmannとしても関心の深い作曲家です・・・が、その代表作「魔弾の射手」を全曲通して聴くことはめったにありません。正直なところ、あまりおもしろくないんですな(笑)「オイリアンテ」あたりのほうが、めずらしい分だけ新鮮味があります。とはいえ、その序曲などはときどき聴きたくなります。たとえばMozartだったら序曲だけ聴いてもしょうがないなと思うんですけどね。まあ、このあたりがロマン派の音楽らしいところ。

上はNeeme Jaervi指揮The Philharmoniaによる英Chandos盤LP。Weber5曲にHindemithの「ウェーバーの主題による交響的変容」をカップリング。


“Euyanthe”、“Der Freischuetz”、“Oberon”の序曲といったところはポピュラーですけれど、“Beherrscher der Geister”と“Turandot”の序曲と行進曲というのはめずらしいですね

“Beherrscher der Geister”というのは歌劇“Ruebezahl”序曲の改作だね。“Turandot”は劇付随音楽だよ




2008.08.04 mon


滅法おもしろい本である。

# 以前にupしましたっけ?(^o^A;忘れた




2008.08.03 sun



紀伊國屋書店から出ている古典映画のDVD、「クリティカル・エディション」シリーズは良作揃いですね。一般的な人気という点ではおそらく地味な存在ながら、これぞメーカーの良心と讃えたいですね。以前から出ていた作品も、画質など改善著しく、買い換えもしくは買い増しの価値も充分にあり。あまり数が出そうもないせいか、チト値段お高いのが玉に瑕ですなあ。

“C.E.”マークが目印ですね。右端の何本かはこのマークがありませんが・・・

これは「クリティカル・エディション」ではないんだね。でも、ケースのデザインは共通。このへんはほぼ全巻入手済みだよ




2008.08.02 sat



CALIGの新譜CD2点入手。

これはFranz Schmidt“Das Buch mit sieben Siegeln”。去る7月27日、80歳で亡くなったHorst Stein指揮、Wiener Symphoniker、歌手はEberhard Buechner、Robert Holl、Gabriele Fontana、Margareta Hintermeierほかによる1996年の録音。

「七つの封印の書」、ヨハネ黙示録によるオラトリオですね。知らずに聴いたらオペラかと思うようなドラマティックな音楽ですね

1938年初演だけど、後期ロマン派の作風だね

古風なようでいてモダンな感覚の持ち主であるホルスト・シュタインさんの思い出にふさわしいdiscですね



こちらはWolfgang Fortnerのオペラ“Bluthochzeit”。Guenter Wand指揮Chor der Oper der Stadt Koeln、
Guerzenich-Orchester Koelnの演奏。歌手はNatalie Hinsch-Groendahl、Anny Schlemm、Irmgard Gerz Emmy Liskenほか。録音は古くて1957年。

フォルトナーというとフルトヴェングラーの残された録音のなかにヴァイオリン協奏曲があって、これはフルトヴェングラーの演奏だもんですから結構discを持っているひとはいるはずなんですよね。ところが、フォルトナーの作品についての発言はまったく見かけることがないんですな。これぞ無視された作曲家? なかなか聴かせる音楽なんですけどね。

この「血の婚礼」は1957年初演直後の録音ですね。テクストはF・ガルシア・ロルカなんですね

新録音はなかなか期待できないだろうから、少々古いくてもこうした貴重な録音の復刻は大歓迎だよね




2008.08.01 fri

灼熱の8月は紛うことなき通俗名曲ではじめませうか。


チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番、エミール・ギレリスのピアノ、フィリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団の演奏によるレコード。これはちょっと古めの国内盤。ジャケット写真はときどき見かける米プレス盤と同じ。裏面の解説文には「エミール・ギレルス」と表記され、岡俊雄が鉄のカーテンの向こうから現れた「ギレルス」について事実と周辺の証言で構成した文で紹介し、さらにそのシカゴにおける録音の様子を簡単に記しています。


こちらはずっと後の国内廉価盤。Hoffmannが子供の時分、はじめてこの音楽を聴いたレコードです。解説は藁科雅美で、ギレリスに関する文は、決して誰かさんみたいな主観的な「寝言」ではなく、ごくふつうの内容なんですがどことなく密度が薄く、事実を羅列していても上の岡俊雄の解説とはかなり違った印象ですね。ギレリスの写真がむやみに大きいのも、いかにも余白を埋めるための処置であることがありあり。ちなみに音質は良好。この時期は国内廉価盤といえど、厚手で造りの良さがうかがえます。

演奏はとにかくすばらしいの一語に尽きます。同曲では以前ホロヴィッツ、ブルーノ・ワルターによる「爆演」のlive録音を取りあげたことがありましたが、こちらもその「爆演」に勝るとも劣らず。「鋼鉄のタッチ」と呼ばれるギレリスのピアノは聴き手に媚びるようなところがなく、これが(当時としては)叙情的な表情付けよりもオーケストラの機能性を重視したライナー、シカゴ交響楽団のバックと相俟って、禁欲的なまでの骨太なロマンティスムが見事。録音も、このようなピアノとオーケストラのバランスはどうしたら実現できるのかと驚くべきものですね。

これは協奏曲の伴奏ながら、私が聴いたフリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団のレコードのなかでは、これが最高傑作と思えますね