Die Zauberfloete






Hoffmannがはじめて聴いた「魔笛」のレコードです。サヴァリッシュ指揮バイエルン国立歌劇場によるオーソドックスな好演。歌手はローテンベルガー、シュライアー、ベリー、モーザー、モルほか。夜の女王役のエッダ・モーザーは高音はよく出ているんですが、表現いまひとつ。その他の歌手は芸達者。全体としてはやや小粒な印象も。音質はやや彫りが浅く聴こえるのが残念。1972年録音。







アラン・ロンバール指揮ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団による1978年の録音。仏Barclay盤LP。

歌手はテ・カナワ、P.ホフマン、バトル、グルベロヴァーなど、まだまだ未熟。もっともバトルはその後も未熟なまま消えたけどな。歌も下手だが台詞の下手さ加減ときたら、微笑ましいくらい。フッテンロッハー、モルがいい歌唱。侍女役に伊原直子の名前が見えます。指揮に関しては、一曲一曲を聴く限りでは悪くないんですが、全曲を通じての設計というものが感じとれません。まあ、storyもほとんど破綻しているようなおとぎ話ですから、極端なハナシ、オペラじゃなくてミュージカルだと思えば、これはこれで問題ないかなと思います。ミュージカルだなんて突飛なことを言うようですが、劇団「シカネーダー」の大衆向けミュージカル・・・って発想は、そんなにおかしなもんじゃないでしょ。













クレンペラーが残した録音のなかでもとくに人気の高い「魔笛」、独盤LPです。

台詞が省略されているのが残念ですね。歌手は総じて見事なんですが、とりわけ若き日のルチア・ポップによる夜の女王が(この役としては若々しすぎるかもしれませんが)すばらしい。当時ポップ24歳、この録音のときは歯医者に行った後で、口のなかに麻酔がかかったままだったそうです。ワルター・ベリーのパパゲーノもいいですね。このひと、その後歳とともに演技が大げさになって、歌のフォルムまで崩れんばかりになるですが、ここではもちろん未だ衰えてはいないし、セッション録音ということもあって、きちんと歌っています。セッション録音にもメリットがある?(笑)

















アルミン・ジョルダンはわりあい好きな指揮者でしてね。ただこのひと、レコード会社の要請なのか、録音で聴く限りレパートリーはどうもとらえどころがなくて、ちょっと損したひとかもしれません。







某音楽家が自宅での取材の際にこのガーディナーの「魔笛」のdiscの写真を撮らせて、「ホグウッドの『魔笛』なんかいいですね」てな発言してましたが、誤植じゃないでしょう。取材する(そして原稿を書く)側もどうかと思いますが、あらら、ガーディナーったら、はやくも影が薄くなっちゃったのか・・・。




アーノンクール盤。リズムが鋭くて、はじめのうちはおもしろく思うんですが、全曲聴いているとだんだんうんざりしてきて飽きちゃいます。台詞がなくてナレーターが登場するのも、ダメとは言わんが、あまり繰り返し聴きたくならない理由。アーノンクールというひたぁ、とにかくふつうにはやらないのひとですなあ。




これはショルティ指揮ウィーン・フィルによる1969年録音全曲盤からの抜粋盤。ドイテコムの夜の女王を聴くために入手したんですよ。いやはや、これ聴くとほかのdsicの夜の女王たちが霞んじゃいますなあ。