024 ワーグナー 楽劇「トリスタンとイゾルデ」 ※ 所有しているdiscを録音年順に記載します。 ”Tristan und Isolde” ※ 新規入手discとコメントは随時追記します。 Karl Elmendorff, Chor und Orchester der Bayreuther Festspiele Graarud, Andresen, Larsen-Todsen, Bockelmann, Helm Bayreuth, 1928 EMI 1c 181-03 031/33(LP), PREISER 90383(CD) 1928年Bayreuth音楽祭のlive収録とされるもの。戦前にはSP盤19枚組(20枚組との説もあり)で発売されたそうです。かなりの短縮版ながら、Siegfried Wagner公式承認の録音であり、年代を考慮すれば驚くべき良好な音質。 Fritz Reiner, London Philmarmonic Orchestra, Chorus of the Royal Opera House Melchior, Flagstad, Kalter, Janssen, List London, 1936 VAIA 1004-3(CD) Artur Bodanzky, Orchestra and Chorus of the Metropolitan Opera Flagstad, Melchior, Thorborg, Huehn, Hofmann New York, January 2, 1937 WHL22(CD) Sir Thomas Beecham,Bart., London Philmarmonic Orchestra, Chorus of the Royal Opera House Melchior, Flagstad, Nillson, Janssen, Klose London, 18.VI.1937 EMI CHS7 64037 2(CD) 第二幕はBeechamの指揮で、第一幕と第三幕は1936年のFritz Reinerと1937年のBeechamの指揮による録音がミックスされたものであることが判明しており、CDケースにもその旨記載されたシールが貼付されています。 Sir Thomas Beecham,Bart., Orcheatra & Choir Covent Garden Opera house Melchior, Flagstad, Nillson, Schoeffler & Janssen(Akt 2), Klose & Branzell(Akt 2) London, 18.&22. 6.1937 ARCHIPEL ARPCD0021-3(CD) Artur Bodanzky, Orchestra and Chorus of the Metropolitan Opera Flagstad, Melchior, Branzell, Thorborg, Huehn, Hofmann New York, April 16, 1938 Sony Classical 88765427172 (25CD) Erich Kleiber, Teatro Colon Chorus and Orchestra Lorenz, Konetzni, Branzell, Janssen, List Buenos Aires, 18.09.1938 ARPCD0167-3(CD) Erich Leinsdorf, Orchestra and Chorus of the Metropolitan Opera Flagstad, Melchior, Thorborg, Huehn, List New York, 23 March 1940 MUSIC & ARTS CD647(CD) Erich Leinsdorf, Orchestra and Chorus of the Metropolitan Opera Flagstad, Melchior, Thorborg, Huehn, Kipnis New York, 8.2.1941 WLCD 0367(CD), RCA Soria Series MET3(LP) Fritz Busch, Teatro Colon Traubel, Meichior, Kindermann, Janssen, List Buenos Aires, 07.08.1943 JGCD 0039-3(CD) Robert Heger, Maennerchor der Staatsoper, Berlin, Staatskapelle Berlin Lorenz, Buchner, Hofmann, Prohaska, Klose Berlin, 14~19.Mai 1943 PREISER 90243(CD) Fritz Busch, Orchestra and Chorus of the Metropolitan Opera Traubel, Svanholm, Harshaw, Ernster, Bergund New York, 30.11.1946 MYTO 3CD983.H020(CD) Erich Kleiber, Orchestra e Coro del Teatro Colon di Buenos Aires Flagstad, Svanholm, Ursuleac, Weber, Hotter Buenos Aires, 20.8.1948 MYTO 3CD993.H031(CD) Hans Schmidt-Isserstedt, Chor und Orchester des NWDR Hamburg Lorenz, Baumann, Herrmann, Kronenberg, Klose Hamburg, 16.12.1949 MEL444(LP) Hans Knappertsbusch, Chor und Symphonie-Orchester der Bayerischen Staatsoper Treptow, Franz, Braun, Schoeffler, Klose Muenchen, 23.Juli 1950 IGI-345(LP), MOVIMENTO MUSICA 05.001(LP), Columbia OP-7542~6-BS(LP)ORFEO C 355 943 D(CD) Knappertsbusch唯一の“Tristan”全曲の記録。Bayreuthでは取りあげていないんですよね。 そんなに遅くはないのにじつに悠然としたテンポと聴こえます。まさにKnappertsbuschの独擅場。歌手、特にイゾルデが少々弱いのも気にならなくなってしまいます。 Franz Konwitschny, Chor des Mitteldeutschen Rundfunks Leipzig,Gewandhausorchester Leipzig Suthaus, Frick, Baeumer, Wolfram, Westenberger Leipzig, Oktober 1950 PREISER 90453(CD) 原盤は米Urania。LPレコードは入手困難。KonwitschnyによるWagner全曲録音はほかに“Der fliegende Hollaender”、“Tannhaeuser”がありますが、そちらの二作はBerlin Staatsoperとの録音で、この“Tristan”のみGewandhausorchester Leipzigを振っての録音です。 Fritz Reiner, Metropolitan Opera Chorus and Orchestra Traubel, Vinay, Nilsson, Thebom, Schoeffler New York, 09.12.1950 WLCD 0175(CD) Victor de Sabata, Orchestra e Coro del Teatro alla Scala di Milano Lorenz, Grob-Prandl, Nilssen, Cavelti, Bijorling Milano, 13.12.1951? Cetra LO73(LP), ARPCD 0027-3(CD) de Sabataは1939年にはBayreuthでも“Tristan”を振ったイタリアの名指揮者。結構長生きしたひとなのに、病気がちでさっさと引退してしまったため録音が少なく、貴重な記録なんですが・・・。 音質が悪すぎて演奏の良し悪しを云々できるようなシロモノではありません。 Wilhelm Frutwaengler, Philharmonia Orchestra London Suthaus, Flagstad, Thebom, Greindl, F-Dieskau London, Juni 1952 LA VOIX DE SON MAITRE FALP 221a226(LP), EMI 2c153-00899/903(LP), Electrola 1C147-00899/903(LP), Toshiba WF45~49(LP), MELODIYA D 0022869-78(LP) プロデューサーはWalter Legge。第二幕の2ヶ所のハイCを、Flagstadに代わってLegge夫人のE.Schwarzkopfが歌っているというのは有名な話。そんなことは抜きにして、Flagstadの歌はきわめて評判がよろしいのですが・・・。 Frutwaenglerとしてはいかにもスタジオ録音といった、燃焼不足の演奏ですね。歌手も、Flagstadを含めてさほどすぐれたものとも思えません。Suthausも冴えず、マルケ王のGreindlなんて、第二幕では長々と愚痴をたれているように聴こえます。 (追記) 以上は東芝の国内盤を聴いての感想でしたが、仏盤FALP221a226を入手して聴いたところ、かなり印象が変わりました。戦前戦中の「荒れ狂った」演奏ではありませんが、少なくともオーケストラに関しては、決して悪くありません。また、露MELODIYA盤も案外と良い音です。レコード番号は10枚組のように見えますが、MELODIYA盤は片面ごとに番号を振るので、これで5枚組です。 Erich Kleiber, Chor und Orchester der Bayerischen Staatsoper Muenchen Braun, Treptow, Franz, Klose, Grossmann Muenchen, 20.07.1952 MELODRAM MEL014(4LP), WLCD0044(CD) 主役二人が1950年のKnappertsbusch盤と同じですね。当時のMuenchenでは当たり役だったのでしょうか。 Herbert von Karajan, Chor und Orchester der Bayreuther Festspiele Vinay, Weber, Moedl, Hotter, Uhde, Malaniuk Bayreuth, 23.Juli 1952 GM1.0054(CD), ORFEO C 603 033 D(CD), MEL525(LP), FO1038(LP) Karajan44歳。この年を最後にBayreuthを去っているので貴重な録音。 Vinayがなんともネクラ(死語?)な声で、どうも好きになれませんね。Moedlはいい歌手なんですが、同時代にA.Varnayがいるのでちょっと損をしています。主役以外の歌手は総じてすぐれており、とくにクルヴェナールのHotterとブランゲーネのMalaniukが見事。Karajan壮年期の演奏として評判は悪くはないのですが、個人的にはさほどとも思いません。 Eugen Jochum, Chor und Orchester der Bayreuther Festspiele Vinay, Varnay, Neidlinger, Weber, Malaniuk Bayreuth, 1953 GM1.0030(CD) JochumはKarajanの代役として登場。イゾルデが前年のMoedlからVarnayに代わっています。 Rudolf Kempe, Metropolitan Opera Chorus and Orchestra Varnay, Svanholm, Hines, Thebom, Metternich New York, 19.03.1955 WLCD 0135(CD) Andre Cluytens, Chor und Orchester der Wiener Staatsoper Grob-Prandle, Lustig, Milinkovic, Blankenheim, Boehme Wien, 12.02.1956 WALHALL WLCD 0235(CD) こんな録音が残っていたんですね、1956年、Wiener StaatsoperにおけるA.Cluytens指揮“Tristan und Isolde”です。 いったいどんな演奏なのかと思いきや・・・前奏曲を聴いていて驚くのは、弦でのポルタメントの多用。ポルタメントを除けば、そんなに大時代的な演奏ではなく、むしろ明快でフォルムも整っているんですが、まさにそのために極端なほどのポルタメントが、かえって異様ですらあります。前奏曲の後、幕が上がってもところどころ、とくに速いパッセージで弦が「うにょうにょ」しており(Cluytensって、こんな指揮するひとでしたっけ?)、どうもヴァイオリンが浮きあがって聴こえる録音のため、よけいに気になるんですね。歌手はトリスタンのR.Lustigが弱い。イゾルデのG.Grob-Prandlはドラマティックに過ぎない、女性的な熱唱。K.Boehmeのマルケ王は、その第二幕の長丁場、嘆きに嘆いて「ああ~オラもうやってらんねェだよ~」と、もう滑稽なくらい・・・アムフォルタスだってここまで悲嘆に暮れてはいなかった?(笑) G-Prandleはもともと録音の少ないひと。イゾルデはde Sabata盤でも歌っていましたが、あちらは音質が悪すぎて、その芸風がほとんどわかりませんでしたから、このdiscは貴重な記録です。その声は決して太すぎず、「咆吼」にならない繊細さを保ちながら、「強い」声です。 Wolfgang Sawallisch, Chor und Orchester der Bayreuther Festspiele Windgassen, Nilsson, Hotter, van Mill, Hoffman Bayreuth, 1957 GM1.0020(CD), Sony Classical 88985392322(31CD) Sony Classical盤には8月19日とある。 こうして並べていると、ここでWindgassenとNilssonが登場します。しかもHotterも。Sawallishの指揮もすばらしく、キャストの顔ぶれは最強に近い? Artur Rodzinsky, Orchestra e Coro del Maggio Musicale Fiorentino Windgassen, Nilsson, von Rohr, Neidlinger, Hoffman Firenze, 21 maggio 1957 Fonit Cetra DOC20(LP), Gala GL 100.665(CD) Fonit CetraのLP、伊盤としても箱に印刷された表題がイタリア語というのはめずらしいですね。「トリスターノとイゾッタ」(笑)フィレンツェ5月祭のlive録音。これがなかなか・・・。 イタリアのオーケストラながらWagnerらしい響きを出しています。いや、同じ指揮者との1953年の“Tannhaeuser”と比較して、これが同じオーケストラなのかというくらい、こちらのほうが充実しています。Windgassen、Nilssonも若々しく、その他の歌手も一流どころが揃っています。水準以上の出来。 Fritz Stiedry, Metropolitan Opera Chorus and Orchestra Harshaw Vinay, Thebom, Edelmann New York, 1.3.1958 WLCD 0281(CD) Wolfgang Sawallisch, Chor und Orchester der Bayreuther Festspiele Windgassen, Nilsson, Greindl, Saeden, Uhl, Hoffmann Bayreuth, 26.Juli 1958 ORFEO c951 183D(CD) Wolfgang Sawallisch, Chor und Orchester der Bayreuther Festspiele Windgassen, Nilsson, Greindl, Saeden, Uhl, Hoffmann Bayreuth, 21.8.1958 MYTO 00186(CD) 上記ORFEO盤と日付けが異なる。 Herbert von Karajan, Orchestra and Chorus of the Teatro alla Scala Windgassen, Nilsson, Roessel-Majdan, Neidlinger, Hotter Milan, April 4, 1959 GM1.0080(CD) Karajanには1952年のBayreuth公演の記録がありますが、こちらはScala座公演の記録。Scala座で振ったものは、この録音の前年、1959年の“Die Walkuere”もありますね。 録音はこもりがち。ひょっとしてノイズ除去の結果? 演奏は意外と骨太のロマンティシズム、後年のベルリン・フィルとのレコーディングにおける汚い響き(とTristan歌手)に比べればよほどまともな演奏ですね。歌手も豪華。どことなく窮屈そうなひとと、我関せずとばかり、あくまで自分の歌を歌っているひとと・・・(笑)しかし残念ながら前年の“Die Walkuere”ほどのおもしろさはなく、個人的にはとしては1952年のBayreuth録音と同様、さほどでも・・・という印象です。この相違は私のそれぞれの作品の受け取り方の違いによるものかもしれません。 Karl Boehm, Metropolitan Opera Chorus and Orchestra Nilsson, Vinay, Dalis, Hines, Cassel New York, 9.1.1960 WLCD 0307(CD), GM 1.0085(CD) Georg Solti, The Vienna Philharmonic Orchestra, Singverein der Gesellschaft der Musikfreunde B.Nilsson, F.Uhl, R.Resnik, T.Krause, W.van Mill Wien, 9/1960 DECCA SET204-8(LP) SoltiのWagner全曲録音の第一弾。Soltiは結局これがいちばんいいのでは? シカゴ交響楽団以前のSoltiというと、たいがい「力づく」「強引」と言われますが、どうも一部の評論家の受け売りのようで、むしろこの時期の方が緩急のコントロールが利いていたような気がします。後年のMozartのオペラ全曲録音などを聴くと、女声の伴奏など、力が抜けすぎてしまって、ふわふわで頼りない響きになっています。ただしNilssonによると、SoltiとWiener Philharmonikerは必ずしも良好な関係ではなく、「トラブル続き」だった模様。また、プロデューサーのJohn Culshowは「ほとんど新米のようで、オドオドと恥ずかしげで、いつも意味不明の笑みを唇に浮かべ」、「本当に良かった」というのが唯一のコメントだったとか。彼女は心からWalter Leggeがいてくれたら、と思ったそうです。そのNilssonは後年の円熟味には未だ至らぬものの、さすがの出来。Uhlは、当時Culshowが探し出した人材との触れ込みでしたが、やはり力不足。録音は妙な小細工も目立たず、DECCAとしてはまとも。 Joseph Rosenstock, Metropolitan Opera Chorus and Orchestra Nilsson, Liebl, Dalis, Hines,Cassel New York, 18.3.1961 WLCD 0344(CD) Karl Boehm, Chor und Orchester der Bayreuther Festspiele Windgassen, Nilsson, Greindl, Waechter, Meyer Bayreuth, 1962 GM1.0073(CD), MYTO 00328(CD) 1966年のDG正規録音が多少編集されたものであるのに対して、こちらは一回の公演を通して録音したもの。 Lorin Maazel, Chor und Orchester der Deutoschen Oper Berlin H.Beirer, G.Kuchuta, J.Greindl, G.Neidlinger, K.Meyer. B.MacDaniel Nissei theatre, Tokyo, 1963.11.1 KKC2508./10(CD) Karl Boehm, Chor und Orchester der Bayreuther Festspiele Windgassen, Nilsson, Talvela, Waechter, Ludwig Bayreuth, 1966 DG 104 912/916(LP), DG 139 221/25(LP), DG 004 912/916(LP), DG MG8081~5(LP), PHILIPS 6747 243(LP) 「DG 104 912/916」は直輸入盤で日本語解説・対訳付き。「バイロイト音楽祭大阪公演記念盤」との表記あり。帯(襷)には「SKL-912/916」の番号表記あり。これは2組持っています。いずれも箱はクロス装。「DG 139 221/25」も2組あって、一方は箱がクロス装、もう一方はカートン。「DG 004912/916」はmono盤。これも箱はクロス装。「PHILIPS 6747 243」はいわゆる「Wagner大全集」のセット。レコード番号は「6588 082/086」。やはりDGプレスとは少し音が違います。 なお、吉田真の「バイロイト祝祭の黄金時代」(アルファベータブックス)には、この録音がLPもCDもPHILIPSレーベルから出ていることから、「フィリップスのスタッフも何らかの形で録音に協力していることを窺わせる」と書いているが、これはPHILIPSが「ワーグナー大全集」のLPセットを企画・発売した際に、DGから音源を借りたのではなかったか。先に述べたとおり、たしかにDG盤とPHILIPS盤では音に違いはあるが、プレスが異なれば音が変わるのは当然のこと。DG盤だって時期の違いで音質は異なるのだから。 live録音といっても、ゲネプロやじっさいの公演から編集されたものです。レコード会社によるBayreuthの正規録音はたいがいそうした方法をとっている模様。とにかく、抜群の名演! 演奏はたいへん見事なもので、とくに第二幕の愛の二重唱など白熱的です。禁欲的といいたいくらいに引き締まった演奏とオーケストラの響きがすばらしい。テンポもかなり速く、鈍重さもないのに、かえって重厚に聴こえます。戦後のBayreuthの頂点といっていいでしょう。低域の響きに残響感がないのは、たぶんホールの持ち味だと思います。とくにWindgassen、Nilssonはやはりこのdiscが最高の出来です。 5枚組のLPでは第10面がリハーサル風景で、ここでの録音の生々しさは驚くべきものです(4枚組で出たものはリハーサル風景の収録なし)。 William Smith, Philadelphia Grand Opera Company Gruber, Kuhse, Densen, Vinay, Knelar, Thebom Philadelphia, January 25, 1967 Pont PO1026(CD) 歌手は脇のR.Vinay、B.Thebomはともかく、E.Gruber、H-L.Kuhseの主役ふたりは知る人ぞ知る・・・ですね。私はKuhseの”Wesendonck Lieder”のレコードを持っていますが、なかなかいいですよ。しかし指揮者はぜんぜん知らないひと、オーケストラはフィラデルフィア管弦楽団でしょうか。従って、ほとんど期待もせずに聴いたんですが、これが存外よろしかった。歌手もさることながら、指揮者も息の長い旋律の歌わせ方が巧みで叙情的な表現に妙味あり、なかなかの実力派と見受けました。録音状態も良好。 Pierre Boulez, NHK Symphony Orchestra, Osaka International Festival Choir W.Windgassen, B.Nilsson, H.Hotter, F.Andersson, H.Toepper, S.Feiersinger, G.Paskuda, G.Nienstedt Festival Hall, Osaka, 1967.5.10 KKC2188/90(CD) Karl Boehm, Chor und Orchestern der Wiener Staatsoper J.Thoman, M.Talvela, B.Nilsson, O.Wiener, R.Bunger, R.Hesse Wien,17 December 1967 Sony Classical 88985392322(31CD) ”Birgit Nilsson The Great Live Recordings”31CDセットから。これが初出。 Horst Stein, Chor und orchester der Wiener Staatsoper Beiler, Bjoner, Kreppel, Wiener, Hesse Wien, 1970 LIVING STAGE LS1021, Private? Matr.Nr.44089-44096(LP) 1970年代のBayreuthを支えた屋台骨H.Steinは意外にもWagner作品の正規全曲録音が少なく、これはその登場がうれしい1970年ウィーンにおけるlive録音です。 オーケストラはモダンな感覚と重厚な響きを併せ持ち、さすが指揮は充実したものです。第二幕の二重唱など、徐々に高揚していく様は手に汗握らせる「熱さ」もlive録音ならではでしょうか。トリスタンのH.Beirerはいまひとつ気品に乏しい歌なんですが、イゾルデのI.Bjonerは細やかなニュアンスにも不足のないドラマティック・ソプラノで見事。このひとも録音の少ないのが残念な大歌手ですね。Living Stage盤としては比較的ましな音質。 Herbert von Karajan, Berlin Philharmoniker Dernesch, Vickers, Ludwig, Berry, Ridderbusch 1971~72 EMI SLS963(LP) 1972年の復活祭音楽祭での公演に先立って録音されたもの。要するに、リハーサルを兼ねてたんですな。とくにH.Derneschは「新時代のイゾルデ」と好評だったようです。オーケストラに関しては、Karajanらしい演奏で・・・。 Karajanらしい流線型の演奏ですね。ソフトフォーカスレンズで撮った写真みたいで、不協和音が不協和音に聴こえないのは、とりわけ“Tristan”では大問題なんじゃないでしょうか? なんのための不協和音なのか・・・これをボカしちゃダメです。歌手はJ.Vickersが海の荒くれ男といった印象で、はっきり言ってこれはぶちこわし。Vickers以外の歌手はいいんですけどね。 Karl Boehm, Choeurs New Philmarmonia de London, Orchestre National de l'ORTF Vickers, Nilsson Orange, July 7, 1973 KULTUR D2230(DVD), Sony Classical 88985392322(31CD) 南仏のオランジュ音楽祭の実況収録。この録音の海外盤LPについて、あまりの音質の悪さに「余程の物好でもない限り、この種のレコードを買うばかもいないと思われる」と評したひとがいましたが、HoffmannはこれまでLP、CD、LD、DVDと全部買ってきた「物好きなばか」であります(笑)Sony ClassicalのセットはINA音源からのdisc化で、かなりまともな音になりました。 野外劇場における公演で、舞台装置も演出もあってないようなもの。音質はLPで出ていたのはひどいシロモノでしたが、LD、DVDはかなり聴きやすくなっていました。それでもオーケストラの充実ぶりは想像力で補って理解できるものですね。歌手はやはりNilssonがさすがの貫禄ですばらしい。それに比べると、Vickersの声はとくに美しくもないし、内面の苦悩を感じさせるほどの知性派でもありません。Vickersって、この歌手をたびたび起用していたKarajanが「だれがなんと言おうと美声だ」と言ったんですよね。この発言は、どうしてVickersを使うのか、と訊かれたからなんですが、Karajanがなんと言おうと美声ではないと思いますよ。 古代ローマの劇場の遺跡で公演されます。 Carlos Kleiber, Chor & Orchestra of Vienna State Opera Hopf, Ligendza, Baldani, Sotin Vienna, October 7, 1973 EXCLUSIVE EX92T18/20(CD) Carlos Kleiber, Stuttgart State Opera Orchestra and Chorus Ligendza, Windgassen, Hoffman, Neidlinger, Frick Stuttgart, April 22, 1973 GM1.0079(CD) Carlos Kleiber, Chor und Orchester der Bayreuther Festspiele Brilioth, Ligendza, Minton, Feldhoff, McIntyre Bayreuth, 1974 GM1.0036(CD) Wagner:”Tristan und Isolde”abridged 1 Michael Gielen, Het Nederlands Operakoor, Radio Philharumonisch Orkest P.Nuotio, U.Cold, B.Lindholm, G.Feldhoff, Y.Minton. J.Broecheler, J.Blinkhof Amsterdam, 1974 2 Hans Vonk, Het Nederlands Operakoor, Radio Philharumonisch Orkest S.Wenkoff, U.Cold, R.Knie, G.Feldhoff, H.Schwarz, J.Blinkhof, A.Spijker Scheveningen,1979 Bella Voce BLV 107.451(CD) CD4枚でふたつの演奏を2枚分づつ収録した「短縮版」です。Gielen、Vonkの指揮は貴重で、歌手も一部を除いてなかなかの布陣なんですが・・・。 Carlos Kleiber, Chor und Orchester der Bayreuther Festspiele Brilioth, Ligendza, Minton, Moll Bayreuth, 1975 EXCLUSIVE EX92T54/56(CD) Carlos Kleiber, Orchestra e Coro del Teatro alla Scala Ligendza, Wenkoff, Baldani, Moll, Nimsgern Milano, 12.4.1978 MYTO 3MCD993.208(CD) Carlos Kleiber, Staatskapelle Dresden Kollo, Moll, Price, F-Dieskau, Fassbaender Dresden, 1978~82 DG 2741 006(LP), ETERNA 8 27 577-581(LP), DG POCG-2852/5(CD) 足かけ3年もかけて録音した・・・というか、いろいろとトラブルがあったようです。たしか当時、カートンケースのデザインまで決まっていて、広告にも出ていたのに延期に次ぐ延期となった記憶があります。当初イゾルデにはLigendzaが予定されていたんですが、急遽役を降りてしまったのでM.Priceが起用されたそうです。キャストに1910年生まれのAnton Dermotaの名前があるんですが、年齢を信じられないような若々しい声を聴くことができます。なんでもDermotaを引っ張り出したのはC.Kleiberのたっての希望だったとか。 前奏曲ではおおいに期待させられるのですが、ところどころ弛緩してしまうのは不思議。やはりつぎはぎだらけのせいなのでしょうか。もっともC.Kleiberというひとは、こうした緊密に構築された作品になると、なぜか途中で緊張感の糸が切れてしまう傾向があるようです。歌手は主役のふたりがいかにも小粒といった印象で、とくに第一幕ではKolloもまるで冴えず、Priceもいいところなし、その結果か、妙にF-Dieskauが出しゃばってくるようで、すっかり浮いちゃってますね。 なお、CDは若干テイクが異なるそうです。 Reginald Goodall, Chorus and Orchestra of Welsh National Opera J.Mitchinson, L.E.Gray, A.Wilkins, P.Joll, G.Howell Wales, 17-21.11.1980, 19-23.01.1981 DECCA D250D 5(LP) ドイツ語歌唱。遅めのテンポで、よく言えば穏健なんですが、緊張感も求心力も感じられず、微温的で退屈です。やたら持ち上げるひとがいるけれど、そんなに大騒ぎするような演奏とも思えません。 Leonard Bernstein, Chor und Symphonie-Orchester des Bayerischen Rundfunks Hofmann, Sotin, Behrens, Weikl, Minton Muenchen, 1981 PHILIPS 6769 091(LP), UNITEL 746304(BD) Bernsteinによれば、この録音の様子を見に来たK.Boehmが「これこそ正しいテンポだ」と言ったとか。”Tristan”であんなに速いテンポをとったBoehmがねえ・・・ホントかしら。Bernsteinって、結構自分に都合のいいホラを吹くところがあったようですからね(笑) 猛烈にテンポが遅い。それが晩年のBernsteinのスタイルなんですが、ここではそれがMahlerその他の演奏に聴かれるような求心力には至らないのが残念。P.Hofmannもどことなくやる気がなさそうに聴こえます。Behrensもイゾルデ向きじゃありません。その他の歌手、とくにH.SotinとI.Mintonは見事なものです。念のために付け加えておくと、P.Hofmannがやる気がなさそうとは、これは根拠もなく言っているわけではなくて、当人が当時雑誌のインタビューでいかにも気乗りしない録音だったとの感想を漏らしているんですよ。 今回あらためてこのdiscを聴き直してみたんですが、残念ながらあまり印象は変わりませんでした。ここで聴くことのできるP.Hofmannの歌は明らかに気乗りしていない様子です。いずれにしろ、好調時でも残された(正規)録音を聴く限り、さほどの逸材でもなかったなというのが正直な感想です。まあ、一時期もてはやされましたが、所詮二流の歌手でしたね。感情(内面)表現がほとんどできない人だったので、ローエングリンとかパルジファルとか、達観しちゃってるような、あまり人間くささのない役の方が似合っているんじゃないでしょうか。トリスタンとなると、知的な役作りに不満が出てきます。遠慮なく言わせてもらえば白痴美的で、表現が上っ面、内面というものを感じさせないのです。少なくとも人間味あふれるといった役作りのできるひとではありませんでしたね。その点、W.Windgassenがローエングリンやパルジファルよりもトリスタンの方が向いていたのと対照的です。 Daniel Barenboim, Chor und Orchester der Bayreuther Festspiele Jean-Pierre Ponnelle R.Kollo, J.Mayer, H.Schwartz Bayreuth, 1983 DG 00440 073 4321(DVD) Ponnelleの演出により大評判となった上演の記録です。 演出がすばらしい。舞台も美しく、終幕は衝撃的です。Kolloもここでは絶唱といっていい歌を聴かせ、ブランゲーネ役のH.Schwarzもさすがにベテランの貫禄。決して主役タイプではないものの、このような歌手がBayreuthを支えていたと言っても過言ではないでしょう。惜しいのはイゾルデ役のJ.Mayerが弱いこと。指揮はBarenboimの指揮としてはもっとも出来がいいんじゃないでしょうか。ほかの録音みたいな、重厚というよりダルな演奏・・・といったものではありません。いずれにしろ、この映像があれば一部歌手が弱いのも気にならない。少々のことは許します。 もはや知るひとも少ないと思うので、ここに記録しておきます。Barenboimに限らないんですが、Bayreuth祝祭劇場の音響は特殊なので、指揮者もたいがい1年めは苦労して、2年めには多少慣れてくるみたいですね。Barenboimも“Tristan”でのBayreuthデビュー初年度にくらべて、2年めには見違えるような情熱的な演奏になったとか。この2年め、第一幕が終わったあとの休憩時間中、ロビーでは「Barenboimがキャンセルして、Bernsteinが振っているらしい」なんて噂が流れたそうです。 美しい舞台です。 Jiri Kout, Chor und Orchester der Deutschen Oper Berlin Goetz Friedrich, Kollo, Jones Tokyo, 24,29. 9. 1993 PIBC 2001(DVD), ARTHAUS 108 083(BD) G.Jonesによるイゾルデのひと組くらいはあってもいいと思っていたので、このDVDの登場はよろこばしい、しかしさすがにこの時期になると衰えは隠せません。来日公演は2回聴きに行って、そのときはあまり気にならなかったんですが、繰り返し聴くdiscとなるとどうしても・・・。もう少し早い時期に録音してくれていたらと思わないではいられません。演出も悪くはないのですが、G.Friedrichにしては普通、KolloなどBayreuthでのPonnelle演出時に比べて演技が大雑把に見えます。 Daniel Barenboim, Chor der Berliner Staatsoper, Berliner Philmarmoniker Meier, Jerusalem, Lipovsek, Struckmann, Salminen Berlin, 1994 Teldec 4509-94568-2(CD) Daniel Barenboim, Chor und Orchester der Bayreuther Festspiele Heiner Mueller, Jerusalem, Hoelle, Meier, Struckmann, Elming, Priew Bayreuth, 3-9 July 1995 DG 00440 073 4439(DVD) Zubin Mehta, Bayerische Staatsoperorchester, Chorus of the Bayerische Staatsoper Peter Konwitschny, West, Meier, Moll, Lipovsek, Weikl Muenchen, 1999? image ID0277RADVD(DVD) Bertrand de Billy, Symphony Orchestra and Chorus of the Gran Teatre del Liceu Alfred Kirchner, Treleaven, Polaski, Halfvarson, Struckmann Barcelona 15,26 6 2002 OPUS ARTE OA 0935 D(DVD) Donald Runnicles, BBC Symphoniy Orchestra, Apollo Voices J.Treleaven, C.Brewer, D.Peckova, B.Daniel, P.Rose, J.Holt Barbican Hall, London, December 2002 and February 2003 Warner Classics 2564 62964-2(CD) Christian Thielemann, Chor und Orchester der Wiener Staatsoper T.Moser, R.Holl, D.Voigt P.Weber, M.Nieminen, P.Lang Vienna, 5/2003 DG 474 974-2(CD) Leif Segerstam, Royal Swedish opera Male Chorus and Orchestra Millgram, Forsen, Fassbender Lundberg Konserthuset, Stockholm, 14th to 19th June 2004 NAXOS 8.660152-54(CD) L.Segerstamは1944年生まれの作曲家・指揮者。じつはかなり以前(1970年代)から注目しておりまして、SibeliusやBrahms、Mahlerの交響曲のCDが手もとにありますが、とにかく曖昧さのない、明快な音楽造りをするひとです。あと、ヴァイオリンも奏くようで、Okko Kamuと共演したJ.S.Bachの二台のヴァイオリンのための協奏曲のレコード(BIS)もありました。これも素直ないい演奏なんですが、なんでもこのひと、リハーサルではすさまじい毒舌を吐いていじめるので、オーケストラからは相当嫌われているとか。 Antonio Papperno, Orchestra of the Royal Opera House, Conent Garden, The Royal Opera Chorus, Covent Garden P.Domingo, N.Stemme, M.Fujimura, R.Pape, O.Baer, J.Holt London, 23.XI.2004-9.I.2005 EMI 7243 5 58006 2 6(3CD+DVD) Armin Jordan, Orchestre de la Suisse Romande Olivier Py, Forbis, Reiter, Charbonnet, Dohmen, Fujimura, Theatre de Geneva, 02/2005 BEL AIR BAC014(DVD) A.Jordanはわりあい好きな指揮者で、discも結構聴きました。これ見よがしな作為を感じさせず、それでいて凡庸に堕することのない、(意外や)楚々とした表情の音楽造りは現代ではめずらしいタイプでしたね。ところがdiscとなると、これはレコード会社の商業政策もあってか、取りあげる作品がフランス音楽からハイドンのオラトリオ、シューマンの交響曲にはたまたドヴォルザークと、どうもとらえどころのない印象がありましたね。このWagnerのDVDも、意外な登場でした。 Golo Berg, Anhaltische Philharmonie Dessau Stage Director Johannes Felsenstein I.Derilova, R.Decker, M.Wojciechoeski, A.Petersamer, U.Paulsen Dessau, 2007 ARTHOUSE 101 325(DVD) オーケストラは弱く、歌手の力量もほどほどながら、演出と舞台美術は納得できるものです。 これも、なかなか美しいですね。 Jiri Belohlavek, London Philharmonic Orchestra, The Glyndebourne Chorus Nikolaus Lehnhoff, Stemme, Gambill, Karneus, Skovhus, Pape, Gadd Glyndebourne, 1&6 August 2007 OPUS ARTE OA BD7039 D(BD) Daniel Barenboim, Orchestra e Coro del Teatro alla Scala Patrice Chereau, Storey, Meier, Salminen Grochowski, Hartmann, DEYoung Milano, 7 December 2007 Virgin 51931599(DVD) Peter Schneider, Chor und Orchester der Bayreuther Festspiele Christph Marthaler, Dean Smith, Theorin Bayreuth, 9.8.2009 OPUS ARTE OA BD 7067(BD) Vladimir Jurowski, London Philharmonic Orchestra, The Glyndebourne CHorus T.Kerl, A.Kampe, A.Dobber, S.Connolly, G.Zeppenfeld, T.Scheunemann glyndebourne Opera House, Lewes, August 2009 GFOCD 109-09(CD) Marek Janowski, Rundfunk-Sinfonieorchester Berlin, Rundfunkchor Berlin S.Gouid, N.Stemme, K.Youn, M.Breedt, J.Reuter Berlin, March 27, 2012 PentaTone PTC 5186 404(SACD) Franz Welser-Moest, Orchester der Wiener Staatsoper, Chor der Wiener Staatsoper,Buehnenorchester der Wiener Staatsoper P.Seiffert, N.Stemme, S.Milling, J.Schmeckenbecher, J.Baechle, Eijiro Kai Wien, Juni 2013 ORFEO C210123(CD) Christian Thielemann, Chor der Bayreuther Festspiele, Orchester der Bayreuther Festspiele Katharina Wagner S.Gould, G.Zeppenfeld, E.Herlizius, I.Paterson, R.Nolte, C.Mayer Bayreuth, 2015 DG 00440 073 5254(BD) Katharina演出としては、2008年の「マイスタージンガー」と同じで、センセーショナルな話題性を狙って演出した、ただそれだけのもの。退屈。 Daniele Gatti, Orchestra and Choir of Teatro Opera of Roma Stage Director Pieere Audi A.Schager, R.Nicholls, J.Relyea, M.Breedt, B.Polegato Teatro Opera of Roma, 2016 Cmajor 752304(BD) Daniel Brenboim, Staatsopernchor, Staatskapelle Berlin Stage Director and Set Designer Dmitri Tcherniakov A.Schager, S.Milling, A.Kampe, B.Daniel, S.Ruegamer, E.Gubanova Berlin, 04/2018 BelAir BAC465(BD) Asher Fisch, WASO Chorus, St george's Cathedral Consort, West Austrian Symphony Orchstra S.Skelton, G-B.Barkmin, E.Gubanove, B.Daniel, A.Anger The Perth Concert Hall, August 2018 ABC 481 8518(CD) (抜粋盤など) Sir John Barbirolli, New York Philharmonic K.Flagstad, E.Laholm, E.Szantho, J.Gurney, D.Harris Carnegie Hall, New York, 16.4.1939 ARCHIPEL ARPCD0485(CD) 第二幕。 Hans Weisbach, Wiener Symphoniker A.Konetzni, M.Bugarinovic, J.Sattler, V.Madin, J.von Manowarda Wien, 25.April 1940 PREYSER 90366(CD) 第二幕。 Hans Knappertsbisch, Tonhalle-Orchester Zuerich M.Lorenz, L.Vischegonow, K.Flagstad, A.Boehm, A.Kolazio, E.Cavalti, R.Sander, W.Felden Stadt-Theater Zuerich, 5/June/1947 WEITBLICK SSS0227-2(CD) 第三幕。 Wilhelm Furtwaengler, Orchester der Staatskapelle Berlin L.Suthaus, G.Frick, E.Schlueter, J.Prohaska, M.Klose, K.Rehm Berlin, 3.10.1947 SWF8205,SWF8206R、SWF8207(3LPバラ) 第一幕が紛失しており、第二幕と第三幕のみ。第5面に以下の収録あり。 Vorspiel 1931 Bayreuth 仏フルトヴェングラー協会盤。2枚目のSWF8206に欠落があったため、修正されたものがSWF8206Rとなる。「SWF 8207」のA面に前奏曲と第二幕、「SWF 8205」に第二幕、「SWF 8206R」に第三幕、「SWF 8207」に戻ってB面に第三幕、という、収録順がレコード番号順ではないという、変なレコードです。 後のフィルハーモニア管弦楽団とのセッション録音とはかなり異なる、熱気溢れる演奏が展開されています。歌手は若干弱いものの、第一幕が紛失していることが惜しまれます。 Wilhelm Furtwaengler, Orchester der Staatskapelle Berlin L.Suthaus, G.Frick, E.Schlvester, J.Prohaska, M.Klose, K.Rehm Berlin, 3.10.1947 FE43(3LP) “Selezioni”と表題あり。第二幕と第三幕のみ。第5面に以下の収録あり。 Preludio, la mort di Isotta 11.3.1952 Orchestra Sinfonica Torino della Rai Rudolf Kempe, Chor und Orchster der Bayerischen Staatsoper Muenchen A.Seider, H.Braun, I.Malaniuk, H.Hotter, G.Frick, A.Peter, P.Kuen Muenchen, 08.11.1953 ARCHIPEL ARPCD0256-2(CD) 第二幕、第三幕。 Sir John Barbirolli, Halle Orchestra W.Windgassen, M.Moedl, C.Chacklick, G.Hancock Riyal Albert hall, London, 26 August 1954 SJB1101(CD) 第二幕。以下の併録あり。 Prelude and Liebestod Carnegie Hall, New York, 20 November 1938 (Hoffmann) |