032 バルトーク 弦楽四重奏曲 ※ 所有しているdiscを録音年順に記載します。 ヴェーグ弦楽四重奏団(Vegh String Quartet) Sandor Vegh, Sandor Zoeldy, Georges Janzer, Paul Szabo 1954年9-10月 ロンドン mono 英Columbia 33CX1245, 33cx1267, 33cx1285 (3LPバラ) 作品に対して、同時代感を持ってアプローチしたかのような演奏です。 パレナン四重奏団(Quatuor Parrenin) Jacques Parrenin, Marcel Charpentoer, Serge Collot, Pierre Penassou 1956年 パリ mono Ades ADES14.116-2、ADES14.118-2、ADES14.117-2 (3CD) 上記ヴェーグ四重奏団とは逆に、この時代にしてあたかも古典作品を聴くような印象を抱かせます。やや線が細いのですが、香気漂う演奏です。 ハンガリー四重奏団(Hungarian-Quartet) Zoltan Szekely, Mchael Kuttner, Denes Koromzay, Gabriel Maggar 1961年 ベートーヴェンザール、ハノーファー stereo 日DG SLGM1090/92 (3LP) 昭和37年発売。〈第17回芸術祭参加レコード〉との表記あり。ハンガリー弦楽四重奏団というと、どうもmono時代の録音ばかりがもてはやされるようですが、stereo時代の録音も悪くはありません。 ジュリアード四重奏団(The Juilliard Quartet) Robert Mann, Isidore Cohen, Raphael Hillyer, Claus Adam 1963年 stereo 米Columbia D3L317 (3LP) 〈Stereo ”360 SOUND”〉の表記あり。2eyes。 巖本真理弦楽四重奏団 巖本真理、友田啓明、菅沼準二、黒沼俊夫 1966年10月 都市センター・ホール、杉並公会堂 山野楽器 YMCD1042・43 (2CD) 私は巖本真理若き日(少女時代?)のバッハの「シャコンヌ」を奏いたSP盤をときどき聴きます。巌本真理弦楽四重奏団のレコードでは、シベリウスの弦楽四重奏曲「親愛の声」が愛聴盤です。このバルトークはニッポン放送の「新日鉄コンサート」(1970年まではフジセイテツ・コンサート)のtapeが音源。某国営放送よりもtapeの保管状態は良好なのでは? 放送時間の都合で第5番第4楽章がカットされているのが残念です。 バルトーク四重奏団(Das Bartok-Quartett) Peter Komlos, Sandor Devich, Geza Nemeth, Karoly Botvay 1966~1968年の間 stereo 独Electrola/Erato 1c065-28 233/235 (3LP) もとはErato録音のはずですが、箱はEMI(Electrola)とEratoのダブルネーム。録音年がどうしてもわからず、膨大な知見を有する中古レコードshopのオーナーに尋ねたところ、表記のところまでは判明しました。未だCD化されていないようですね。作曲家と同じ団体名というのは、PCでdiscの検索をするのが難しい(笑) ヴェーグ四重奏団(Vegh Quartett) Sandor Vegh, Sandor Zoeldy, Georges Janzer, Paul Szabo 1972年4-7月 La Chaux-de-Fonds・Salle de Musique スイス stereo 独TELDEC 6.35023FK (3LP) ASTREE E7717、E7718、E7719 (3CDバラ) LPとCD両方を持っています。独TELDECのLPには”Produced by Valois, France”の表記あり。音質は圧倒的にLPに軍配があがります。 東京クワルテット(Tokyo String Quartet) 原田幸一郎、池田菊衛、磯村和英、原田偵夫 1975-1980年 ロンドン、ハンブルク、ニューヨーク 独DG 2740235 (3LP) 録音年が6年間にわたり、ロケーションもさまざま。シャープに過ぎず、わりあいコクもあって、ときどき取り出すレコードです。 ジュリアード弦楽四重奏団(Juilliard String Quartet) Robert Mann, Earl Carlyss, Samuel Rhodes, Joel Krosnick 1981年5月 stereo 日CBS Sony 75AC1659-61 同四重奏団3度目の全曲録音。Digital録音。1963年盤にくらべるとあまり取り出すことの少ないレコードですが、現代的でシャープな演奏の代表として持っています。第一ヴァイオリン主導型。ロバート・マン以外のメンバーはすべて変わっています・・・というか、よくメンバーの変わる団体ですね。ロバート・マンも1997年に引退、その後も4人くらい変わっているはず。それでも名前が残っているのはたいしたものです。 バルトーク四重奏団(The Bartok Quartet) Peter Komlos, Geza Hargitai, Geza Nemeth, Laszlo Mezo 1991年6月5-10日 入善コスモホール stereo Pony Canyon POCL-00129 (2CD) 発売時、まったく話題に上らなかったのが不思議なくらい、たいへんすぐれた演奏です。 (Hoffmann) |