140 イヴリー・ギトリスのCDとDVD




 「114 イヴリー・ギトリスのレコードから」に続いて(所有しているものの確認も兼ねて・笑)、ギトリスのCD、DVDを取り上げておきます。いくつか買い逃しているものもあるようですが、個人的に関心を持つようなものは、ほぼ漏れなく押さえてありました(笑)


"Ivry Gitlis Violin Recital 2013"から―


"The Art of Ivry Gitlis"

CD1
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
 ハインリヒ・ホルライザー指揮 ウィーン交響楽団
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲ト短調 Op.26
 ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮 ウィーン交響楽団
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
 ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮 ウィーン交響楽団

CD2
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
 ハンス・スワロフスキー指揮 ウィーン交響楽団
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
 ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮 ウィーン交響楽団
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ

イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)
1954-57 mono
Vox CDX2 5505 (2CD)


 なつかしい"VOX LEGENDS"シリーズ2枚組CD。LPでも所有しているもの。個性的ながら、晩年とくらべれば意外と端正。


"Ivry Gitlis"

CD1
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
 ジョージ・セル指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック
 1955.12.18 live mono
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲イ短調Op.102
 モーリス・ジャンドロン(チェロ)
 ミシェル・タバシュニク指揮 フランス国立放送管弦楽団
 1970.12.8 live stereo

CD2
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調Op.7
 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮 シュトゥットガルト放送交響楽団
 1972.6.13 live stereo
ヒンデミット:ヴァイオリン協奏曲 (1939)
 シクステン・エールリング指揮 バンベルク交響楽団
 1966.5.19 live mono
ルネ・レイボヴィッツ:ヴァイオリン協奏曲(世界初演)
 ルネ・レイボヴィッツ指揮 ハノーファー放送フィルハーモニー
 1961.1.20 live mono

DVD
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調~第2楽章
 ジョルジュ・プルーデルマッハー(ピアノ)
 1969.2.9
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調~第2楽章
 ブルーノ・リグット(ピアノ)
 1974.10.5
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35 ~第3楽章
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソOp.28
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
 レオポルト・ハーガー指揮 ルクセンブルク放送交響楽団
 1985.2.18
パガニーニ:カプリース第24番
 タッソ・ヤノポウロ(ピアノ)
 1967.5.31
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
 演奏者不詳(ピアノ)
 1977.10.31
マスネ:タイスの瞑想曲
 イヴ・アンリ(ピアノ)
 1988.1.13
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24「春」~第3楽章
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108~第3楽章
 ピエール・バルビゼ(ピアノ)
 1985.2.18
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ~第3楽章冒頭
 1974.11.22
ベルク:ヴァイオリン協奏曲
 ハンス・フォンク指揮 ケルンWDR交響楽団
 1992.1.24
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64~第3楽章
 ミシェル・ルグラン指揮 管弦楽団
 1974.10.6
=エピローグ=
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調より部分
 フィリップ・アントルモン(ピアノ)
 1966.5.14
 イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)
Doremi DHR7981 (2CD+1DVD)


 いずれの貴重なlive録音。とりわけブラームスの二重協奏曲が聴きもの。レイボヴィッツは世界初演の記録。DVD収録作品に細切れのものが多いのは残念。


"Ivry Gitlis in memoriam inedits et introuvables"

Disc1
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
 ルイ・ド・フロマン指揮 ルクセンブルク放送交響楽団
 1959.12.7,8
ベルク:ヴァイオリン協奏曲
 アンドレ・ジョリヴェ指揮 フランス国立放送管弦楽団
 1959.11.12

Disc2
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
 ジェラール・デヴォ指揮 フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団
 1964.10.15
ラロ:スペイン交響曲
 ジョーン・フランドセン指揮 エーテボリ交響楽団
 1968.11.7
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲
 ズービン・メータ指揮 フランス国立放送管弦楽団
 1969.1.21

Disc3
ニールセン:ヴァイオリン協奏曲
 マリウス・コンスタン指揮 フランス国立放送管弦楽団
 1972.1.25
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番
 クルト・アイヒホルン指揮 ミュンヘン放送管弦楽団
 1972.11.10

Disc4
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
 ヨシフ・コンタ指揮 ルーマニア放送交響楽団
 1980.1.24
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番
 レオポルド・ハーガー指揮 ルクセンブルク放送交響楽団
 1982年10月21日

Disc5
ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
成田為三の「浜辺の歌」による即興曲
 外山雄三指揮 NHK交響楽団
 1995.12.18

Disc6
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」
サン=サーンス(R.トネッティによるヴァイオリンと弦楽合奏のための編曲版):序奏とロンド・カプリチオーソ
 リチャード・トネッティ指揮 オーストラリア室内管弦楽団
 2000.1.20 live
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番
 ポリーナ・レシュチェンコ(ピアノ)
 2005.6.12 live

Disc7
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ Op.18
 1990年代後半、リハーサルの録音
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 Op.50「偉大な芸術家の思い出に」
 スティーヴン・イッサーリス(チェロ)、ネルソン・ゲルネ(ピアノ)
 2002.1.16

Disc8
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」
 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 2003.6.7
バルトーク:ヴァイオリン狂詩曲第1番
 酒井 茜(ピアノ)
 2004.6.26
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ K.301
 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 2006.6.14
ガーシュウィン/ポーター&アーレン編:ポーギーとベスを巡る変奏曲
 シリル・バルベッソル(ピアノ)
 2010.7.1

Disc9 SPとレアLPからの復刻
プニャーニ:ラルゴ・エスプレッシーヴォ
デプラネ=ナチェズ:イントラーダ
 1937
パガニーニ/ウィヘルミ編:ヴァイオリン協奏曲第1番
 クルト・ヴェス指揮 オーストリア交響楽団
ベルク:室内交響曲
 C.L.ゼルカ(ピアノ)、ウィーン管楽アンサンブル
 1954.3.30
ストラヴィンスキー:デュオ・コンチェルタンテ
 C.L.ゼルカ(ピアノ)
 1955.

 イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)
Rhine Classics RH019 (9CD)


 Rhine Classicsは台湾のメーカー? 


"Ivry Gitlis the early years, birth pf a legend"

Disc1
ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ第3番ホ長調 (1935)
シマノフスキ:神話 Op.30 (1915)~アレトゥーザの泉
ブロッホ:バール・シェム (1923)~ニグン
 モーリス・ペラン(ピアノ)
 1949.9.21 ローザンヌ(アセテート)

ラジオ・アナウンス
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 Op.35~第2楽章、第3楽章(一部)
 オデット・ピゴール(ピアノ)
 1951.6.23-30 パリ(ロン=ティボー・コンクール、live、アセテート)
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117, BB.124 (1944)
 1951.12.8 ラジオ・パリ(アセテート)
ラジオ・アナウンス
ショーソン:詩曲 Op.25 (1896)
ラジオ・アナウンス
モシュコフスキ:ギター Op.45-2(サラサーテ編)
 オデット・ピゴール(ピアノ)
 1953.3.13 メゾン・デラ・ラジオ、パリ(アセテート)
アクロン:ヘブライの旋律 Op.33 (1911)
ブロッホ:バール・シェム (1923)~ニグン
 アンドレ・コラール(ピアノ)
 1953.3.25 メゾン・デラ・ラジオ、パリ(アセテート)

Disc2
タルティーニ:ソナタ ト短調「悪魔のトリル」(クライスラー編)
ヴィエニャフスキ:カプリッチョ=ワルツ ホ長調 Op.7 (1852/53)
ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ第1番ニ長調 Op.4 (1852)
 アントニオ・ベルトラミ(ピアノ)
 1955.2.18 RAIミラノ(オリジナル・マスター)
J.S.バッハ:ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004~シャコンヌ
 1963.7.1 カイオ・メリッソ劇場、スポレート(live、オリジナル・マスター)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
 フロレンシア・ライツィン(ピアノ)
 1963.7.2 カイオ・メリッソ劇場、スポレート(live、オリジナル・マスター)
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117, BB.124 (1944)
 1963.7.13 カイオ・メリッソ劇場、スポレート(live、オリジナル・マスター)
 イヴリ―・ギトリス(ヴァイオリン)
Rhine Classics RH011 (2CD)


 これは初期録音集。


"Ivry gitlis plays Bach violin concertos"

J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041
同:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042
同:2挺のヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043
 イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)
 ナタリア・リコポイ(第2ヴァイオリン)
 ルイジアナ美術館アンサンブル
 1997.3.17,22,26、コペンハーゲン、studio DR

同:シャコンヌ(パルティータ第2番 BWV.1004より)
同:フーガ(ソナタ第3番 BWV.1005より)
同:ロンド風ガヴォット(パルティータ第3番 BWV.1006より)
 イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)
 1990.7.30、東京 live

Rhine Classics RH024 (CD)


 コペンハーゲンでの協奏曲はセッション録音、東京はlive。すべて初出音源。


"Ivry Gitlis Pirtrait"

Disc1
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.6
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.7「ラ・カンパネラ」
 スタニスラフ・ヴィスロツキ指揮 ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
 1966.
パガニーニ:ロッシーニの「こんなに胸騒ぎが」による序奏と変奏曲 Op.13
パガニーニ:カンタービレ ニ長調 Op.17
パガニーニ:ヴァイオリンとギターのためのソナタ Op.3-6
パガニーニ:メヌエット ヘ長調
 タッソ・ヤノプーロ(ピアノ)
 1966.

Disc2
パガニーニ:24のカプリース Op.1
 1976.

Disc3
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.14
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.22
 ジャン=クロード・カサドジュ指揮 モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団
 1969.

サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.58
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第4番 Op.62 「未完成」
 エドゥアルド・ヴァン・ルモーテル指揮 モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団
 1968.

Disc4
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲ニ長調 Op.102
 モーリス・ジャンドロン(Vc)
 ミシェル・タバシュニク指揮 フランス国立放送管弦楽団
 1971.2.3 live
ベルク:ヴァイオリン協奏曲
 フリッツ・リーガー指揮 フランス国立放送管弦楽団
  1967.7.6 live

Disc5
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
クライスラー:ウィーン奇想曲
ドヴォルザーク:ユーモレスク
ヴィエニャフスキ:奇想円舞曲
クライスラー:愛の悲しみ
ディニーク:ホラ・スタッカート
マスネ:タイスの瞑想曲
メンデルスゾーン:歌の翼に
クライスラー:美しきロスマリン
アイルランド民謡:ロンドンデリーの歌
ラヴェル:ハバネラ
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
 練木繁夫(ピアノ)
 1985.
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
ファリャ:スペイン舞曲
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
 岩崎淑(ピアノ)
サン=サーンス:カプリス
 エドゥアール・ヴァン・ルモーテル指揮 モンテ・カルロ歌劇場管弦楽団
 1976.

 イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)
Decca 5346246 (5CD)


 Disc1~3はLP時代からPhilipsで出ていた正規録音。Disc4に収録されたジャンドロン、タバシュニクとのブラームスの二重協奏曲は上記Doremiのdiscとは収録年月日が異なっている。Disc5は日本で録音された小品集にルモーテルとのサン=サーンスを加えたもの。


"Ivry Gitlis Violin Concertos Recital"

CD1
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調 Op.2
 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮 シュトゥットガルト放送交響楽団
 1972.6.13 live
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28
ブロッホ:ニーグン
ヴィエニャフスキ:ポロネーズ ニ長調 Op.4
 ダリア・ホローヴァ(ピアノ)
 1986.1.31 live

CD2
ヒンデミット:ヴァイオリン協奏曲 (1939)
ハウベンシュトック=ラマティ:ゼクエンツェス
 ハンス・ロスバウト指揮 南西ドイツ放送交響楽団
 1962.9.12-15(放送用セッション)
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番 Sz.112
 ヴォルフガンク・レンネルト指揮 マンハイム国立劇場管弦楽団
 1985.1.14 live

 イヴリ―・ギトリス(ヴァイオリン)
Hanssler Swr Music SWR19005 (2CD)


 これもCD2枚組のlive録音集。


"Ivry Gitlis The last studio recording"

パガニーニ:カンタービレ ニ長調 Op.17
クライスラー:美しきロスマリン
マスネ:タイスの瞑想曲
ロドリーゴ:ヴァイオリンと弦楽合奏のための「歌」
モシュコフスキ:ギターラ
ブロッホ:ニーグン(「バール・シェム」より第2曲)
クライスラー:愛の悲しみ
クライスラー:愛の喜び
ビゼー:アダージェット(「アルルの女」第1組曲より)
J.S.バッハ/ヴィルヘルミ編:G線上のアリア(管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV.1068より)
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
 イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)
 アラン・モリア指揮 トゥールーズ室内管弦楽団
 1996.6、トゥールーズ
Arion ARN68847 (CD)


 最後のオーケストラとのスタジオ録音は、一時行方が分からなくなっていたものとのこと。


"Ivry Gitlis Legendary Artist"

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
 デヴィッド・ジョセフォヴィッツ指揮 モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
 アントニオ・デ・アルメイダ指揮 モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団
 イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)
 1978.6.13,14、モンテカルロ
Doron Music DRC4013 (CD)


 ポツンと1枚もので出たため、あまり目立たないdiscだが、演奏はすばらしい。



"Ivry Gitlis Violin Recital 2013"から―


 ここから国内盤CD―

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調op.108
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調op.47「クロイツェル」
ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ第1番変ホ長調op.11-1
 イヴリー・ギトリス(Vn)
 アナ=マリア・ヴェラ(p)
 1996.12.10-12
Voicelle VXD-AH-971120 (CD)


 いまさらながら、かなり個性的な節回し。ギトリスだけに許される「芸」。新譜として発売当時、「レコード芸術」あたりの評論家はどう評価したものか、困ったらしい(笑)


“別府アルゲリッチ音楽祭ライヴ《奇蹟のライヴ》”

ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 作品47「クロイツェル」
フランク: ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)
 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 1998, 1999
EMI Classics TOCE-55260 (CD)


 マルタ・アルゲリッチが音楽監督を務める“別府アルゲリッチ音楽祭(1998、1999)”のlive録音。国内盤のみの発売らしい。


“ギトリス・ライヴ・イン・ジャパン '82”

ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番二短調 Op.108
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117, BB.124
ショーソン:詩曲 Op.25
パガニーニ/クライスラー編:カプリース Op.1より第13番変ロ長調
パガニーニ/クライスラー編:カプリース Op.1より第20番ニ長調
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 Op.28
(以下、アンコール)
アルベニス/クライスラー編:スペイン Op.165より第3番「マラゲーニャ」
クライスラー:中国の太鼓 Op.3
クライスラー:愛の悲しみ
 イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)
 岩崎 淑(ピアノ)
 1982.11.3、新潟県、加茂文化会館(ライヴ)
King International KKC054 (CD)


 1982年の来日公演のlive録音。音源はピアニスト岩崎淑のアーカイヴから偶然見つけられたとのこと。アンコールを含む一夜のリサイタルの全曲を収録。ピアノはアルゲリッチよりもこちらの方が好き。個人的にはショーソンが絶品だと思う。


ラフ:カヴァティーナ
メンデルスゾーン:歌の翼に 作品34-2
マスネ: タイースの瞑想曲
ポルディーニ/クライスラー編:踊る人形
アイルランド民謡/クライスラー編:ロンドンデリーの歌
クライスラー:美しいロスマリン
ドビュッシー/ハルトマン編:亜麻色の髪の乙女
クライスラー:ウィーン奇想曲 作品2
ディニーク/ハイフェッツ編: ホラ・スタッカート
エルガー:愛のあいさつ 作品12
チャイコフスキー:感傷的なワルツ 作品51-6
クライスラー:愛の喜び
ブロッホ:ニーグン(即興)~「バール・シェム」より
ドヴォルザーク:ユーモレスク 作品101-7
クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
パラディス:シシリエンヌ
マリー:金婚式
チャイコフスキー:メロディー 作品42
クライスラー:愛の悲しみ
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン 作品20
 イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)
 練木繁夫(ピアノ)
 1985.5.8-11
EMI Classics TOCE-14029 (CD)


 LP2枚、“ギトリス/ヴァイオリン名曲の至芸 踊る人形”、“ギトリス/ヴァイオリン名曲の至芸 ロンドンデリーの歌”の表題で出ていたものをCD1枚に編集。何曲か漏れている(わかってないなあ)。


“魔弓伝説”

シモネッティ:マドリガル
シューマン/クライスラー編:ロマンスOp.94-2
クライスラー:メヌエット
同:ウィーン風小行進曲(クライスラー)
チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレOp.11
クライスラー:ルイ13世の歌とパヴァーヌ
クープラン:天使たち
ヘンデル:ソナタOp.1-15
フォーレ:夢のあとにOp.7-1
フォーレ:子守歌Op.16
シャミナード/クライスラー編:スペイン風セレナーデ
フィビヒ/クーベリック、ギトリス編:ポエムOp.41-6
ドーズ:メロディー
バルトーク:ルーマニア民族舞曲
 イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)
 岩崎淑(ピアノ)
 1994.12 & 1995.1、東京、ファンハウス・ホール
BMG BVCC37689 (CD)


 こういったdiscを聴くと、小品集もいいものだと思える。


 以下、DVD―

"Ivry Gitlis Violin Recital 2013" 「イヴリー・ギトリス 伝説のリサイタル―2013東京公演ライヴ映像」

ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ホ長調 op.1-15
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.475(ピアノ独奏)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ イ短調「F.A.E.ソナタ」~スケルツォ
ブロッホ:ニーグン
クライスラー:愛の悲しみ/シンコペーション/美しきロスマリン
マスネ:タイスの瞑想曲
パラディス:シチリアーノ
成田為三:浜辺の歌
パガニーニ:カンタービレ ニ長調 op.17
 イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)
 ヴァハン・マルディロシアン(ピアノ)
 2013.6.14、東京、紀尾井ホール(ライヴ)
Octavia Exton OVEP00003 (DVD)


 これも一夜のリサイタルをフル収録したもの。





"Ivry Gitlis and the Great Tradition"

Directed by Tony Palmer
Executive Producer:Donald Kahn
Consultant:Oliver Butterworth
A co-production of ISOLDE FILMS & PARAGON VENTURES

Gonzo Multimedia TPDVD170 (DVD)


 トニー・パーマー監督によるドキュメンタリー。








(Hoffmann)