038 「ゾディアック」 ”Zodiac” (2007年 米) デヴィッド・フィンチャー “The Most Daingerous Game”といえば、先日Hoffmann君が取り上げた映画「猟奇島」(1932年 米)。しかしいまでは「ゾディアック」”Zodiac”(2006年 米)を先に思い浮かべるひとが多いかもしれません。 ゾディアック事件は1968年から1974年の間にサンフランシスコで少なくとも5名の被害者を出した連続殺人事件。犯人はゾディアックと名乗り、警察に電話、新聞社に犯行声明文を送りつけ、ある時は被害者のシャツの切れ端を同封し、手紙の一部は暗号文で、いろいろな意味で世間の注目するところとなりましたが、犯人が逮捕されないまま迷宮入りとなった事件です。このゾディアックの暗号文を解読すると、“The Most Daingerous Game”ということばがあったのは有名な話。 というわけで、映画「ゾディアック」”Zodiac”(2006年 米)です。デヴィッド・フィンチャー監督、原作者ロバート・グレイスミスが自ら事件を追う過程を描いた、いわばノンフィクションのクライム・サスペンスです。 1969年、自らを「ゾディアック」と名乗る犯人による殺人が頻発、ゾディアックは事件の詳細を書いた手紙を新聞社に送りつけてくる。手紙を受け取ったサンフランシスコ・クロニクル紙の風刺漫画家ロバートは憑かれたように事件を追う・・・というstory。 公開当時は結構話題になった映画です。俳優陣のやや抑制気味の演技がごく自然で、映画としてはなかなかの佳作だと思います。 とくによかったのは左のトースキー刑事役のマーク・ラファロ。あまり極端に感情を表に出すことなく、淡々と演じているように見えて、内面を感じさせる、これは見事。我が国のイマドキの映画に出演する刑事役の俳優・女優はこのひとの爪の垢でも煎じて飲みなさい。あと、事件にのめり込んで職を失い、すさんでゆく記者ロバート・ダウニー・Jrもよかった。 この映画は劇場型犯罪のはしりとも言えるゾディアック事件に取り憑かれたひとたちの群像劇と見えます。だからといって、ことさらに悲劇とか執念とかを強調していない。殺人現場のシーンも、冒頭のそれを除いて、あとは目撃者がいたわけですから、「見てきたような嘘」といった印象はなくて、storyのなかに自然にとけこんでいるんですね。 ただし、映画としてはドキュメンタリー・タッチにしようとしたものらしく、いちいち時日や場所などを表示するのですが、描き方も内容も、これはドキュメンタリーとは言い難い。 これらの画像に見られるように、いろいろ工夫はあるんですが、これまでに取り上げてきた「絞殺魔」(1968年 米)や「アンドロメダ・・・」(1971年 米)のような、事実を淡々と積み重ねてゆく(疑似)ドキュメンタリーの手法とは異なっており、ちょっと助平心が垣間見えるんですよ。「助平心」なんて言っては失礼かもしれませんが、つまり、鑑賞する側の感情移入を求めている。たとえば、主役である風刺漫画家ロバート・グレイスミスが子供をスクールバスに乗せることをためらう場面、事件の解明に取り憑かれて家庭で妻とすれ違いを生むところ、同じく事件にのめりこんでクロニクル社を退職した記者ポール・エイブリーが精神的にすさんでゆくさま・・・そうしたところが、「ドラマ」になっているんですよ。もう少し具体的に言うと、この映画はゾディアック事件よりも、ゾディアック事件にかかわって人生を狂わされていく人間の悲喜劇を描いているのです。圧倒的に後者に重点が置かれている。従って、この映画はゾディアック事件のドキュメンタリーではない、もしもどうしてもドキュメンタリーだと言い張るなら、風刺漫画家グレイスミス、刑事トースキー、新聞記者エイブリーに関するドキュメンタリーだということになります。 だから、未解決事件である以上当然のことなのに、真犯人が判明しない・捕まらない結末に、「後味が悪い」「スッキリしない」という感想を抱かれてしまうのです。いや、そこまではしかたがない、許せます。しかし、この描き方で、ひとりの被疑者をゾディアックの最有力被疑者として扱って、そこで終わり、とするのはフェアではありません。一見、ドキュメンタリー調と思わせておいて、人間ドラマ、群像劇を描き、それで未解決事件の犯人を名指すような作りは、疑問を感じると言うより、いささか卑怯なやり方と思えます。犯人を名指すようなことをするのならば、いっそフィクションに徹するべきであるし、ノンフィクションとしてドキュメンタリーにするならば、公平を期するべきでしょう。 この映画を観て、「こいつが犯人―ゾディアックだったんだ」と早とちりする人はいないと思いますが、たまたま(一冊だけ)手に取って読んだ本を鵜呑みにして、たとえば「切り裂きジャック事件」について、「知らないの? 切り裂きジャックの正体はもう判明しているんだよ」とか、この事件に関しても、「ゾディアック事件? あれはもう解決しているんだぜ」なんて言っている、そそっかしい人は、案外と少なくないのです。 ************************* ZODIAC事件について 事件は1968年12月20日から1969年10月11日までの10か月に起きた事件で、判明しているだけで5人を殺害して、2人に傷を負わせています。 最初の犠牲者はサンフランシスコ近くのヴァレホとベニカの間をドライブしていた女性に発見されました。駐車していたステーションワゴン車のそばに転がっていた死体は2体、ティーンエイジャーの少年は左耳の後ろから撃たれており、少し離れたところに倒れていた女の子は殺人者から逃げようとしたところ、背中を数回撃たれたものと思われました。身元はすぐに判明しており、高校生のデビッド・ファラディとベティルー・ジェンセン。少年の財布は手つかずでポケットに残されており、殺人の動機は不明。 1969年7月5日にヴァレホ警察署にドラ声の男から電話がかかってきました。 人殺しを二つ教えてやろうか・・・コロンバス・パークウェイを東に公園に向かって1.6キロほど行ってみな。そこで茶色の車をのぞいてみな。ヒヨッコが二人死んでいるはずだぜ。やったのは9ミリのルーガーだ。それからな、おれはな、去年もヒヨッコを殺しているからな。じゃ、あばよ。 警察が指定された場所に行ってみると、一組の男女が発見され、男はマイケル・マジョーで重傷、女はダーレン・フェリンで死亡していました。マジョーは後に警察で自分たちが駐車場に乗り入れると、一台の車が横に停車して、すぐに出ていったが10分ほどすると戻ってきて、歩いてきてものも言わずに撃ちはじめた。犯人は太って中背、丸顔、縮れた髪、年齢は25歳から30歳の間とのこと。 8月1日にはヴァレホの「タイムズ・ヘラルド」社とサンフランシスコの二つの新聞社に手紙が送りつけられました。その手紙には犯人でなければ知るはずのない殺害の細部が記述されていたほか、数行の暗号のようなものも書いてあり、3通の手紙の暗号を組み合わせると、差出人がわかるはずだとありました。さらに差出人は、この手紙を公開しないと、おれは頭にきて10人以上は殺すと脅迫。差出人は手紙の中で「おれはゾディアックだ(This is the Zodiac speaking.)」と名乗り、また署名として丸の上に十字のマークがあって、これがZodiac(黄道帯)を意味することから、以後犯人の名は「ゾディアック」と呼ばれることになります。 デベソじゃありません、犯行声明文の末尾に書かれていたゾディアックのシンボルマークです。 暗号は専門家の解読によると、句読点のない、次のようなもの― オレハ人間を殺スノガ好キダスゴク面白イ森デ野生ノ動物をヲ殺スヨリズット面白イ人間ガイチバン危険ナ動物ダカラダレカ殺スノガイチバンゾクゾクスル経験ダ女ノ子トヤルヨリズットイイイチバンイイコトハオレガ死ンデパラダイスデ生レカワッタトキオレガ殺シタ人間ヲゼンブ奴隷ニデキルコトダオレハ名前ナンカ教エナイオマエタチガジャマシテオレノ死後ノ奴隷ノ数ヲヘラソウトスルカラダ この手紙が各紙で報道されると、千人を超える読者から、犯人の身元が分かったとの反響がありましたが、いずれも手がかりに結びつくものはありませんでした。 9月27日、今度はナパ警察署にドラ声で電話があり、また殺しを二つ教えてやるとのこと。警察が指定されたベリエッサ湖の岸辺に駆けつけると、男女が倒れており、近くに駐車してあるスポーツカーからゾディアックのサインを含む殴り書きも見つかりました。犠牲者はセシリア・シェパードとブライナン・ハートネルで、いずれもパシフィック・ユニオン・カレッジの学生、ハートネルはまだ生きていて、フードを被った男に金を出せと言われ、二人を縛った上で「おれはな、お前たちみたいなやつを刺すんだ」と言って何回も刺したこと、犯人はフードの眼のところに切り込みがあり、白でゾディアックの印が付けてあった、その切り込みからは黒っぽいサングラスと薄茶色の髪が見えて、太鼓腹だった、と証言しました。 サインを含む殴り書きとは次のようなもの― ブライアン・ハートネルの車のドアに記された、ハートネルとセシリア・シェパードを襲った事件に関するゾディアック自身の犯行声明。 Vallejo 12-20-68 7-4-69 Sept 27-69-6:30 by knife すなわち、「ヴァレーホ 68年12月20日 69年7月4日 69年9月27日6時30分 ナイフで」という意味です。 男がナパ警察署への連絡に使った公衆電話は署のすぐ近くで、警察はここで3種類の指紋を採取するも、犯人の手がかりにはならず。 それから2週間後の10月11日、サンフランシスコのノップ・ヒルでタクシー運転手ポール・スタインが後頭部を撃たれ、財布を奪われた上、シャツの一部を引き裂いて持ち去られました。このときの銃弾は、ダーレン・フェリンを殺害した銃と同じ銃から発車されたものと判明。 翌日サンフランシスコの「クロニクル」紙にゾディアックからの手紙が届き、これには血がべったりついたシャツの切れ端が同封されていました。差出人は警察の手際の悪さを罵り、さらに次のように続いていました― 小学校の子供はいい目標だよ。そのうち午前中にでもスクールバスにちょっかい出そうかな。まずタイヤをぶち抜く。チビたちがぴょんぴょん出てくる。それを狙い撃ちだ。 タクシー運転手殺害は、現在のところ、判明しているゾディアックの最後の犯行ということになります。 10月20日にはゾディアックと名乗る男からオークランド警察に電話がかかってきて、有名な弁護士先生がついてくれるなら自首してもいい、といった意味のことを言って、早朝のテレビのトーク・ショーに自分のための時間をとれと要求。これは実行されて、数千人の視聴者が午前6時41分に始まるジム・ダンバー・ショーに釘付け。7時41分に少年のようなソフトな声でゾディアックを名乗る電話がテレビ局にかかり、15回かけ直してきて、殺人と自分がかかえている頭痛について、メルビン・ベリー弁護士に語りかけたうえ、ダリー・シティのストアの前でどう弁護士と会うことに同意しましたが、結局姿を現さず。ゾディアックの声を聞いた3人。すなわちブライアン・ハートネルと電話交換手とパトロールの警官は、テレビ局にかかってきた電話の声は彼らが聞いた殺人者の声とはまったく似ていないと断言。後に、この電話は精神科病院の患者がかけたものと判明しています。 このショーの2か月後、ゾディアックからメルビン・ベリー弁護士に手紙が届き、例のタクシー運転手のシャツの切れ端が同封されており、筆跡はゾディアックによるもので、いままで8人殺したが、近く9人目を殺す、という内容でした。 また11月8日には新たな暗号が書かれた葉書が届いており、長らく未解読だったところ、2020年に民間人により解読されましたが、これもゾディアックの正体につながる手がかりとはなりませんでした。 1971年3月、ロサンゼルスの「タイムズ」紙に、警察を挑発するような手紙。丸に十字の署名があり、数字の17と+の符号が続けられていました。 手紙はもう1回、1974年にサンフランシスコ警察へ。これには、彼はこれまでに37人殺したこと、新聞でもっと大きく扱わなければ、「なにかすさまじいこと」をやらかすとあり、警察の調べで、この手紙は以前の手紙と同じ筆跡であることが判明しています。 一応これで終わりとなります。「一応」というのは、疑わしい手紙や事件はあるのですが、ゾディアック事件と結びつける証拠がないのですね、上記の手紙以降、ゾディアックの動静はぷっつりと切れたままということになります。 最有力の被疑者? アサー・リー・アレン これだけの事件ですから、容疑者は多数にのぼるのですが、映画「ゾディアック」で、状況証拠からもっとも有力な被疑者と見なされているアーサー・リー・アレン Arthur Leigh Allen について、少し説明しておきましょう。 なぜこの映画がアーサー・リー・アレンをもっとも有力な被疑者としているのかというと、ベースになったロバート・グレイスミスのノンフィクション小説”Zodiac”(1986年)がそのように結論づけているから。従って、証拠もなく、確定された説でもなく、別人を犯人とする説も数多あるということを念頭に置いておく必要があります。 警察はゾディアック事件捜査の初期にアレンに複数回聴取を行っており、複数回、捜索令状が発行されています。グレイスミスは、数名の刑事がアレンを最も疑わしい被疑者であると見なしていたと発言しており、じっさい、担当刑事であったデーブ・トスキの娘は、父はいつもアレンが犯人であると考えていたが、警察にはそれを証明する証拠がなかったと証言しています。証拠がないからでしょう、デーブ・トスキ自身は、2010年に、アレンに対する証拠はすべて最終的にはアレンが犯人の可能性を否定するものと判明したと発言していました。 アレンの友人であるドナルド・チェイニーDonald Cheneyが警察に、アレンが人を殺したいという欲求があると語っていたこと、ゾディアックという名を使っていたこと、夜間に見えるように銃火器に懐中電灯を備え付けていたと話したのは事実。また、アレンは1958年に名誉除隊以外の理由で海軍を除隊し、1968年3月に生徒に対する性的違法行為の申し立てにより小学校の教師の職を失ったとされているのも事実のようで、どうも幼児性愛の持ち主であり、女性に対する怒りを持ち続けていたらしいのですね。事実、1974年にアレンは12歳の少年への性的暴行を理由に逮捕され、2年間の禁固処分を受けています。 その他、アレンが犯人であることを示唆するものは、どれも状況証拠。リバーサイド警察にベイツ殺害の犯人から送られた手紙に使用されたタイプライターに関しては、1991年2月の家宅捜索で、アレンの住居から同じブランドのタイプライターが発見されています。また、アレンはゾディアックというブランドの腕時計を所有し、身に着けていました。アレンはバレーホに住んでおり、犠牲者の1人であるフェリンが住んでいた家や、殺人現場から数分の距離にアレンの職場があったのですが、これまた状況証拠に過ぎません。1992年7月には、ゾディアック事件の被害者であるマイク・マジョーが、面通し用の写真から、アレンを1969年に自分を撃った男であると認めています。ところが、そうこうするうち、同年1992年にアレンは死亡してしまいました。 一方、タクシー運転手スタイン殺害の際にゾディアックを目撃したとされる警察官のドナルド・ファウクは、2007年に、アレンは自分が見た男よりも45キログラムほど体重が重すぎる、顔も丸すぎると述べており、また、マジョーとフェリンが銃撃を受けた後にゾディアックからの電話を受けたナンシー・スローバーは、アレンの声は電話で聞いた男の声とは似ていないと述べています。 そこで2002年、サンフランシスコ市警察はゾディアックから送られた手紙の切手や封筒から唾液を採取し、DNA鑑定を試みます。しかしアレンのDNAとは一致せず。また、警察で筆跡鑑定の仕事をしていたロイド・カニンガムは、数十年間ゾディアック事件に取り組んでいましたが、警察が持ってきたアレンの手書きの文書で満載の箱の、どれもがゾディアックの筆跡とは似ていなかったと発言しています。 最新の被疑者? アール・ヴァン・ベスト・ジュニア 参考までに、もう一冊の本(と被疑者)を紹介しておきましょう。 その本は「殺人鬼ゾディアック―犯罪史上最悪の猟奇事件、その隠された真実」、ゲーリー・L・スチュワート、スーザン・ムスタファ著、高月園子訳で、亜紀書房から2015年にでています。原著”The Most Dangerous Animal of All”の出版は2014年。 この本の中で、ステュワートは実父であるアール・ヴァン・ベスト・ジュニアを捜索した結果、ヴァン・ベストこそがゾディアックの正体であることに気が付いたと主張しています。その理由は以下のとおり― 1 犯人のモンタージュ画の顔がそっくりであること。 2 犯行声明文に「ミカド」からの引用文があるが、著者の祖父はメソジスト系の海軍従軍牧師であり、戦前まで日本の青山学院を本拠地に宣教活動をしていた。さらにアールは両親とともに日本で暮らした経験があり、「ミカド」の一節をよく口ずさんでいたという親戚の証言があること。(「ミカド」”The Mikado”はウィリアム・S・ギルバート脚本、アーサー・サリヴァン作曲による、日本を舞台にした二幕物のコミック・オペラ) 3 戦時中日本軍の暗号解読の任務についていた祖父の影響で、実父も暗号作りの遊びをよくしていたこと。 4 被害女性たちが著者の実母に似ていること。 5 指紋の傷が同じであること。 もちろんというか、やはりというか、いずれも状況証拠であり、実父がゾディアックであるという確たる証拠は示されていません。ただし、2017年、日本のテレビ番組「奇跡体験!アンビリバボー」において、これらに加えてDNA鑑定と筆跡鑑定を行っているとしており、警察に依頼したDNA鑑定の結果は知らされていないものの、民間の鑑定人に依頼した筆跡鑑定については、「同一人物である可能性が非常に高い」との結果を得ているとのこと。 これで思い出すのは「切り裂きジャック事件」でも、「犯人は自分の父親だ」という、ほとんど与太話で話題をさらった例が過去にあったこと。それに、ゾディアック事件に限っても、「私の父親が犯人です」というのは、これがはじめてではありません。日本のTV番組でDNA鑑定と筆跡鑑定というのも・・・まあ、ここは私も発言を自粛するべきなんでしょうが、この件に限らず、日本のentertainment系TV番組で云々・・・という話は、あまり真剣に取り合わない方がよさそうなパターンです。さらに付け加えると、この本には、著者の、自分の心情をことさらに主張して、物事・出来事への対応の仕方を周囲の、たとえば親族にも強要するような自己主張の激しさ、承認欲求の強い傾向が読み取れます。わかりやすく言えば、虚栄心の強いタイプの典型です。はたして事実か妄想か・・・この本も今回取り上げた映画と同じで、ノンフィクションを「ドラマ」仕立てにしてしまって、そんな自分に酔ってはいないでしょうか。読んだ限り、淡々と事実を積み上げたものとは思えないのです。 (Klingsol) 参考文献 「現代殺人百科」 コリン・ウィルソン、ドナルド・シーマン 関口篤訳 青土社 「殺人鬼ゾディアック―犯罪史上最悪の猟奇事件、その隠された真実」ゲーリー・L・スチュワート、スーザン・ムスタファ著 高月園子訳 亜紀書房 |